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本章1 ウォータリア編
終わりの始まり21
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それから暫く山林を歩くと松っぽい木々など素材に使えそうなものが出てきたので
あくせくと拾っていく、リアルであればそんな大量には持ち運べないので短時間で終わるのだが、そこはファンタジーの世界…アイテムボックスをこんなに憎む日が来るとは……
ゲンゾウ
「おい、手が止まってるぞ」
「あ、すんまんせん」
Eさん
「質の良いものを選ぶんだぞ」
「あ、はい」
ゲンゾウ
「ふむ、なかなか良い素材じゃの」
Eさん
「うむ、しかし高ランクのアイテムを作るには物足りないか?」
ゲンゾウ
「じゃの」
Eさん
「そうなると、採取ポイントがないわけではないんだが」
ゲンゾウ
「ふむ、敵が強いとかかの」
Eさん
「う~ん、強いといえば強いんだが~まあダイン君がいるならいけるか」
「俺?」
いや~まあ確かに強いっちゃ強いですけどね!
ゲンゾウ
「なにやらダインもやる気がありそうだし行ってみるか」
Eさん
「そうですね」
「え?まあ腕には自身がありますから」
Eさん
「ふむ、まあ行ってみるか」
そう言って奥の方へ進むのだが……
「俺が先頭ですか?」
Eさん
「そうだが?」
「いや、道案内するEさんが先頭のが」
Eさん
「いや、さすがにあいつらを相手に出来るほど若くないのでな」
「え?」
Eさん
「そろそろだな」
そう言って見えてきたのは他のエリアとは違う白い幹に青っぽい葉っぱが生い茂る木々が多く生えるエリアだった。
「あそこから敵が出るんですか」
武器を準備しようとしていると
Eさん
「武器は不要だから俺に預けていけ」
「はい?」
Eさん
「預かるぞ」
半ば強引に武器を取られた次の瞬間
Eさん
「ほれ!行ってこい」
そう言って背中を強めに押されて前に放り出されると、
シュン!
突如 木の幹が鞭のように俺に向かって飛んでくる
パシ!
「え?攻撃してきました武器を」
Eさん
「避けろ」
「えええ?」
パシパシ
まるで踊るように促すように蔦が撃ち込まれてくる、
「あぶな」
蔦は更に伸びてまるで大縄跳びのように俺を包みだして回り出した、
「え?うそ」
ぴょんぴょん
そこから跳ねまくる、不思議なことにその大縄跳びして無防備なところに攻撃はない
「はあ はあ これはいつまで」
それから何十分飛んだだろうかついに疲れ果てて
「もうダメだ……」
倒れこみ蔦の攻撃の痛みを覚悟するが
フワ
あれ?痛くない……まるで俺を撫でるが如く蔦が通過した
Eさん
「ごくろうさん、そろそろ種子が出て来るが攻撃するなよ」
「へ?」
すると木々の合間からぞろぞろまるで昔のビニールに入った塩の袋のようなモノに手足が生えた生物が集まってきた。
Eさん
「普通にしてろよ」
「えええ?」
すると俺の周りに円状にならび手を空に掲げると俺の頭上に水の塊が出現した。
「これ水魔法で攻撃してくるんじゃ」
Eさん
「大丈夫だ」
その言葉とは裏腹に水の塊はゆっくりと降りてきて俺を包む、
痛くはないが、息が続かないのでは!とおもったが不思議と息ができる、
暫くすると泡は消えて種子たちに吸収されていった。
「何これ?」
俺が戸惑っていると急に蔦が目の前に現れて木材を渡してきた。
Eさん
「お礼だ」
「お礼?」
Eさん
「こいつらは生物から塩分を分けてもらいそれを取り込み種子は発芽を果たす」
「モンスターとかが大人しく付き合ってくれます?」
Eさん
「そのあたりは共生という感じで、ダインお前どことなく体がすっきりしてないか?」
言われてみると汗がだらだらだった体が綺麗になってる。
Eさん
「つまり、こいつは体汚れなどもとってくれるからモンスター達も重宝しているってことだ、まあ それだけじゃ足りない場合は群れの中にキングが生まれることもあるらしいが」
ぺろぺろ
「キング?」
Eさん
「そうだ、自分で塩分を採取するために遠方まで出かけて良質な塩分を持ち帰るというレア種だ」
ぺろぺろ
「へ~ってさっきからこの顔とかをなめてきているモンスターはなんですか?」
いつのまにか俺の周り数匹の小さな鹿っぽいものが俺を舐めていた。
Eさん
「しお鹿だな」
「はあ?」
Eさん
「そいつらもおこぼれに預かるためにこの木と一緒に生きている、大丈夫だ寧ろ肌つやがよくなるぞ」
「はあ……」
ぺろぺろ
なんだろ不毛だ……
あくせくと拾っていく、リアルであればそんな大量には持ち運べないので短時間で終わるのだが、そこはファンタジーの世界…アイテムボックスをこんなに憎む日が来るとは……
ゲンゾウ
「おい、手が止まってるぞ」
「あ、すんまんせん」
Eさん
「質の良いものを選ぶんだぞ」
「あ、はい」
ゲンゾウ
「ふむ、なかなか良い素材じゃの」
Eさん
「うむ、しかし高ランクのアイテムを作るには物足りないか?」
ゲンゾウ
「じゃの」
Eさん
「そうなると、採取ポイントがないわけではないんだが」
ゲンゾウ
「ふむ、敵が強いとかかの」
Eさん
「う~ん、強いといえば強いんだが~まあダイン君がいるならいけるか」
「俺?」
いや~まあ確かに強いっちゃ強いですけどね!
ゲンゾウ
「なにやらダインもやる気がありそうだし行ってみるか」
Eさん
「そうですね」
「え?まあ腕には自身がありますから」
Eさん
「ふむ、まあ行ってみるか」
そう言って奥の方へ進むのだが……
「俺が先頭ですか?」
Eさん
「そうだが?」
「いや、道案内するEさんが先頭のが」
Eさん
「いや、さすがにあいつらを相手に出来るほど若くないのでな」
「え?」
Eさん
「そろそろだな」
そう言って見えてきたのは他のエリアとは違う白い幹に青っぽい葉っぱが生い茂る木々が多く生えるエリアだった。
「あそこから敵が出るんですか」
武器を準備しようとしていると
Eさん
「武器は不要だから俺に預けていけ」
「はい?」
Eさん
「預かるぞ」
半ば強引に武器を取られた次の瞬間
Eさん
「ほれ!行ってこい」
そう言って背中を強めに押されて前に放り出されると、
シュン!
突如 木の幹が鞭のように俺に向かって飛んでくる
パシ!
「え?攻撃してきました武器を」
Eさん
「避けろ」
「えええ?」
パシパシ
まるで踊るように促すように蔦が撃ち込まれてくる、
「あぶな」
蔦は更に伸びてまるで大縄跳びのように俺を包みだして回り出した、
「え?うそ」
ぴょんぴょん
そこから跳ねまくる、不思議なことにその大縄跳びして無防備なところに攻撃はない
「はあ はあ これはいつまで」
それから何十分飛んだだろうかついに疲れ果てて
「もうダメだ……」
倒れこみ蔦の攻撃の痛みを覚悟するが
フワ
あれ?痛くない……まるで俺を撫でるが如く蔦が通過した
Eさん
「ごくろうさん、そろそろ種子が出て来るが攻撃するなよ」
「へ?」
すると木々の合間からぞろぞろまるで昔のビニールに入った塩の袋のようなモノに手足が生えた生物が集まってきた。
Eさん
「普通にしてろよ」
「えええ?」
すると俺の周りに円状にならび手を空に掲げると俺の頭上に水の塊が出現した。
「これ水魔法で攻撃してくるんじゃ」
Eさん
「大丈夫だ」
その言葉とは裏腹に水の塊はゆっくりと降りてきて俺を包む、
痛くはないが、息が続かないのでは!とおもったが不思議と息ができる、
暫くすると泡は消えて種子たちに吸収されていった。
「何これ?」
俺が戸惑っていると急に蔦が目の前に現れて木材を渡してきた。
Eさん
「お礼だ」
「お礼?」
Eさん
「こいつらは生物から塩分を分けてもらいそれを取り込み種子は発芽を果たす」
「モンスターとかが大人しく付き合ってくれます?」
Eさん
「そのあたりは共生という感じで、ダインお前どことなく体がすっきりしてないか?」
言われてみると汗がだらだらだった体が綺麗になってる。
Eさん
「つまり、こいつは体汚れなどもとってくれるからモンスター達も重宝しているってことだ、まあ それだけじゃ足りない場合は群れの中にキングが生まれることもあるらしいが」
ぺろぺろ
「キング?」
Eさん
「そうだ、自分で塩分を採取するために遠方まで出かけて良質な塩分を持ち帰るというレア種だ」
ぺろぺろ
「へ~ってさっきからこの顔とかをなめてきているモンスターはなんですか?」
いつのまにか俺の周り数匹の小さな鹿っぽいものが俺を舐めていた。
Eさん
「しお鹿だな」
「はあ?」
Eさん
「そいつらもおこぼれに預かるためにこの木と一緒に生きている、大丈夫だ寧ろ肌つやがよくなるぞ」
「はあ……」
ぺろぺろ
なんだろ不毛だ……
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