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本章1 ウォータリア編

終わりの始まり20

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「勘弁してください~」

小道具作成作りの沼から解放されるず、両師匠の鬼のようなシゴキ……いえ、ご指導の下延々とザルなどの家具を作っている、そもそも小道具制作スキルは攻撃補助以外にもプレイヤーの趣味的な家具も制作できるのだがその仕様のせいで……おかげでこんな事になるとはグヌヌヌ

ゲンゾウ
「ふむ、材料が足りないな」

Eさん
「ですね」



まさに!天の声!!!!!!!
いや、今俺露骨に喜んでる顔してる……自制、自制

「っごほん、材料がないなら仕方ないですね」

Eさん
「そうだな」

ゲンゾウ
「ふむ」

「いや~残念だ残念だ」

Eさん
「そうか、残念かじゃ取りに行こう」

「え?」

ゲンゾウ
「ほう、この辺りに良い素材が?」

Eさん
「ああ、ちょっと険しい山だがそこにかなり良い素材があるんだ」

ゲンゾウ
「ほうほう」

Eさん
「ちょっとめんどくさい魔物が居るが、まあ大丈夫だろ」

ゲンゾウ
「ふむ」

「え?あの~」

俺の話など聞こえないかの如く、あ~だ こ~だと二人で盛り上がってるご様子……
もしかして余計なことを言ってしまったのか…

ゲンゾウ
「喜べ良い材料が手に入りそうだ」

ああああああ!やっぱり~余計なこと言った俺~~~!


その後、引きずられるように洞窟の外に連れていかれた、
余計なことさえ言わなければ……しかも面倒な敵って、普通で良いの!普通で

チェイン
「あれ?ダイン君達お出かけかい?」



チェインさん、こうなったら道ずれに!やっかいな魔物とか言ってたし!
しかし!俺を遮るように

ゲンゾウ
「ああ、ちょっと材料が足りなくなったので調達にな」

いかん!このチャンスを逃すわけには!!!
引きずられている体制を無理やり起こして食い入るように

「よければ一緒に!!」

新しいもの好きのスレインさんならのってくるはず!!

チェイン
「やめとくよ」

え!?
なぜにホワイ!!

「お忙しい?」

チェイン
「ああ、今この農場に何を蒔くか話してるとこだ~いや~何が良いか、野菜モノも良いが、小麦、うん~植物系の魔物で食べれるものもうまくすれば栽培できるかもしれん、いや~もうワクワクだね」

ここで引き下がってわ!

「ほかのギルドの方は」

チェイン
「みんなも何を植えようか、植物系の魔物や他のマップで美味しそうだった植物があったかもしれんとみんないろんなワールドに飛んだよ、うちのみんなも盛り上がってね」

くそ~~~~!最後の希望までもってか植物系の魔物なんて植えないで下さいね!
大変事になりますよ!

Eさん
「よし、日が暮れる前にいくぞ」

「……はい(涙)」


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