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本章1 ウォータリア編

終わりの始まり13

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ウィズ
「スローライフっていうとあの山の中とかで自給自足するアレですか?

「うん」

ヨッジー
「自給自足か~それなら確かに金がなくてもやっていけるが」

ゲンゾウ
「しかし、自給自足はそんな簡単なものではないぞ、生きていくために必要な知識やら技術それを循環していくことだな」

「良い案だと思ったんだが」

Eさん
「いや、それは名案かもしれん」

「というと?」

Eさん
「昔の連中に声をかけてみよう」

「昔のと言うと」

Eさん
「お前も見ただろうここで一緒にここで働いていた職人連中を」

ゲンゾウ
「ほう」

Eさん
「俺たちは悪の組織を維持する為にそれぞれ職人チームが生産などを行っていたからな、まあ問題としてはどれくらいの連中が賛同してくれるかだが」

先生
「ふむ、であればその候補地みたいなものはあるのか?」

Eさん
「そうだな、アジトにつかっていたとこなら道具なども残っているだろうし住居もとりあえず確保できる」

ヨッジー
「ふむ、スローライフでもあるがこれはむしろ村づくり……、盲点だったぜこれは新たな可能性が生まれるぜ」

「どした?悪い顔して」

ヨッジー
「これは久しぶりの祭りじゃああああ!」

「ええええ?」

その夜、とある掲示板がお祭りとなった……
そのスレッドの書き出しには……。


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タイトル
求む!スローライフ村協力者

現在NPCの依頼により村づくりを1からやろうというおもしろイベントが発生!
しかもテーマはスローライフだ!のんびり自給自足の田舎村をみんなでつくらないか!
ゲームで職人プレイをしている方、リアルで農業の知識があるひとキャンプ好きな人田舎暮らしに憧れるそこのあなた!
お!?おもしろそうじゃんとおもった方でも誰でもOK
拠点ポイントについては後日記載するが注意事項として!
所持金を持たないで現地に来ること!自給自足なのでお金は持ってこないで欲しい、というのは建前で最近このエリアでお金を貪る連中が増えているので危険なのだ!
なお、現在このエリアに行くための国境の敵が強化されて渡れないという方は護衛します! さらに護衛なら任せろという方も大募集だ!
連絡はここに書いてくれ!
依頼主:ダイン、ヨッジー
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村をゼロから作るという斬新さと、最近新しい季節イベントや新MAPが更新されないとこともあり、興味を持ったプレイヤー、生産職が反応をしめした……
その中に……

???
「ダイン君か……」

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