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本章1 ウォータリア編

終わりの始まり8

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もっぴ もっぴ
もピピ

「言葉のバリエーションも増えてご機嫌だね」

もピ!

どうだと言わんばかりに串を掲げているがその先が耳たぶに刺さってるので止めてほしい……

ウィズ
「まあまあ そう睨まないで、実際もピーちゃんのおかげで楽になったんですから」

確かに…もピーのトリモチの効果はめちゃめちゃ役に立っている、
敵を足止めするのもそうだが噴出す力が上がっているのか上空の敵に対しては
トリモチを口から発射し脅威の命中率で敵を見事に封じ込めている。

ゲンゾウ
「しかし、ワシの小道具も改良せんとの~効果は同じなのに当たらなければ」

ヨッジー
「あれは早すぎですよ」

ヨッジー達の言うように地上にいる敵も早かったが、
上空にいるコウモリのような敵はまるで鉄砲玉の様なスピードで飛び交い
さらに道がわからなくなるほどの濃い霧によって
とてもじゃないが攻撃を当てられる状況ではなく、
他のパーティーを見ると一体の敵に広範囲魔法や広範囲スキルを何発も放ちなんとか倒しているがすぐにMPが枯渇しているようだ。
 その点うちのもピーは一撃必中さらには複数の敵が現れたときは3色団子がそれぞれに分裂してトリモチを発射するので一網打尽である。

「まあ、もピー様様だな……?」

何か不思議な感じが何かに呼ばれたような、
慌ててスピリットテラーのスキルを発動し
なにか居ないか探るが姿はどこにも姿はみえないが、
声が鮮明に聞こえて来た、

???
「こっち」

はっきりとは聞き取れないが女性の声?

ヨッジー
「ダインどした?」

「なんかスピリットテラー発動したらあっちからこっちに来いって声が」

ヨッジー
「ふむ、こんな濃い霧の中じゃ道もわからんし罠かもしれんが行ってみるか」

ウィズ
「そうですね」

先生
「ふむ」

とりあえず声のする方に歩いていくと霧はどんどん濃くなっていき自分たち以外の周りはすでにぼんやりとしか見えなくなってきた。

ウィズ
「これは罠でしたかね」

ヨッジー
「う~ん」

先生
「まだ時期尚早じゃな、どうやらこの霧のおかげで敵さんもこちらを認識できてないとこを見ると敵だけに有利に働いているようには見えん」

「そうなんですか」

先生
「さっきから敵に遭遇してないじゃろ」

「確かに、まあもうちょい行きますか」

先生
「じゃからと言って油断など!!!!危ない」

先生が急に叫び同時俺の影からノアールが前に出て俺を守るような姿勢を取る
そして何かが刺さる音が


ノアール
「ふざけた奴だ」

「どういうこと?」

先生
「よ~く目を凝らしてみてみい」

目の前には崖があり、その手前 氷柱のようなモノが刺さっておりそこにメッセージが書いてあった。

危ないわよ、出口はあっち⇒

親切なんだか…怖いんだか、、、
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