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本章1 ウォータリア編
籠の鳥88
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???
「ん?」
料理人
「自分の信念を唱えるのは結構なことですが、この場にふさわしいことなのか……無理強いすることはただの妄言にすぎない」
???
「黙れ!!!」
靄が鋭い円すいとなり料理人を貫く!
「料理人さん!!」
ミニブラック
「っく!」
目の前には串刺しになった料理人さんが
しかし……
料理人
「せっかちですな~それだから暴走することになることに気づけないのだな」
背後を見るとそこに昔懐かしい忍者の姿
「青星さん!!」
青星
「久しぶりですな」
ミニブラック
「知り合いか?」
「ああ、でも確か次元の渦に」
青星
「うむ、間違いない何せここが渦の先だからな」
「ええ!?」
青星
「そしてココが忘れ去られたモノのエリアの一部と言ったところかな」
「忘れ去られたモノ?」
青星
「うむ、ようは使用済みキャラとエリアの巣窟と言ったことか」
「なんと」
青星
「つい先日まではみな動かぬマネキンのようであったが、空より黒き塊が降り注いだ辺りから騒がしくなって」
???
「私を無視するなああああ!」
振り上げた黒い靄がハンマーの様な形状となりこちらを目掛けて振り落とす!
青星
「やれやれ、まだ話してる途中でしょうが!『エアースロー』」
忍者とは思えないような煌びやかなキラキラエフェクトの風が黒い靄を包み込みそのままぶん投げる!
「相変わらず忍ばない忍者ですね」
青星
「?」
きょとんとした顔でこちらを見ないでください
青星
「まあとにかくココはお前さん方が来るような場所ではない」
「帰りたいのは山々なのですが」
ミニブラック
「……」
青星
「ふむ、あ!そこあぶないからちょっとこっちへ」
「へ?」
そう言って青星さんの方へ近づくと
バリバリ!!
黒い稲光が俺の居た場所へと降り注いだ!
「えええ!!」
青星
「ふむ~元気だけはありあまってるようだな、あの御仁は」
そう言って見つめる先は可愛さへのこだわりはどこへやら憤怒の顔で睨みつける黒い女が
???
「ふふふ、これは試練ね……この力を使いこなす鍛錬の時」
不敵に笑いながらまるで幽霊が現れたような奇妙な立ち上がり方をしてブツブツつぶやいている。
???
「良いわ、私は痛めつけられた可哀そうだけどヒロインとはそういうもの……だってこんなたくさんの民衆が私を助けてくれるんですもの」
「ん?民衆どこに」
???
「愛しき民衆たちよ」
着ていた鎧は変化を初め今度は十二単のような着物の様な形態へと変化し、
その裾の部分が地面へ闇の沼の様なものに徐々に侵食すると、やがてそこから先ほどロボが抑えていた町民たちがまるで影で出来た人形の様にその沼から這い出てきた。
「ホラー映画のようだな」
青星
「傀儡か」
ミニブラック
「醜い……だがアレは………」
その異様な空間に立ちすくんでるとその光景を待っていたかのように動き出したモノがいた、
ロボ
「オキャクサマ ソンナトコロニ イケマセン タダチニ ソトへ」
排除するべき対象を失っていたロボが見つけた!と言わんばりに全力でその闇の町人たちの方へと走っていく、
「おい!止めろどんなことをしてくるかわからないんだぞ」
ロボ
「オシゴト カンスイ」
大きく手のフレームを広げて町人たちを囲うようにして外に出そうとするが
闇の町人
「!」
急に闇がさく裂しまるでダイナマイトが爆発するかのように吹っ飛んだ、
「あぶない!もう止めていいから」
その爆風を喰らって吹き飛ばされそうになりながらもロボはさらに前に進む
ロボ
「マカセテクダサイ シンライダイジ」
「無理だから」
ロボ
「ダイジョブ ワタシ ガンジョウ」
爆風を浴びながらロボはひたすら町民を押しのける
青星
「私たちには私たちの仕事があるんじゃないか」
そう言って肩を叩かれた
「はい」
ミニブラック
「……」
「ん?」
料理人
「自分の信念を唱えるのは結構なことですが、この場にふさわしいことなのか……無理強いすることはただの妄言にすぎない」
???
「黙れ!!!」
靄が鋭い円すいとなり料理人を貫く!
「料理人さん!!」
ミニブラック
「っく!」
目の前には串刺しになった料理人さんが
しかし……
料理人
「せっかちですな~それだから暴走することになることに気づけないのだな」
背後を見るとそこに昔懐かしい忍者の姿
「青星さん!!」
青星
「久しぶりですな」
ミニブラック
「知り合いか?」
「ああ、でも確か次元の渦に」
青星
「うむ、間違いない何せここが渦の先だからな」
「ええ!?」
青星
「そしてココが忘れ去られたモノのエリアの一部と言ったところかな」
「忘れ去られたモノ?」
青星
「うむ、ようは使用済みキャラとエリアの巣窟と言ったことか」
「なんと」
青星
「つい先日まではみな動かぬマネキンのようであったが、空より黒き塊が降り注いだ辺りから騒がしくなって」
???
「私を無視するなああああ!」
振り上げた黒い靄がハンマーの様な形状となりこちらを目掛けて振り落とす!
青星
「やれやれ、まだ話してる途中でしょうが!『エアースロー』」
忍者とは思えないような煌びやかなキラキラエフェクトの風が黒い靄を包み込みそのままぶん投げる!
「相変わらず忍ばない忍者ですね」
青星
「?」
きょとんとした顔でこちらを見ないでください
青星
「まあとにかくココはお前さん方が来るような場所ではない」
「帰りたいのは山々なのですが」
ミニブラック
「……」
青星
「ふむ、あ!そこあぶないからちょっとこっちへ」
「へ?」
そう言って青星さんの方へ近づくと
バリバリ!!
黒い稲光が俺の居た場所へと降り注いだ!
「えええ!!」
青星
「ふむ~元気だけはありあまってるようだな、あの御仁は」
そう言って見つめる先は可愛さへのこだわりはどこへやら憤怒の顔で睨みつける黒い女が
???
「ふふふ、これは試練ね……この力を使いこなす鍛錬の時」
不敵に笑いながらまるで幽霊が現れたような奇妙な立ち上がり方をしてブツブツつぶやいている。
???
「良いわ、私は痛めつけられた可哀そうだけどヒロインとはそういうもの……だってこんなたくさんの民衆が私を助けてくれるんですもの」
「ん?民衆どこに」
???
「愛しき民衆たちよ」
着ていた鎧は変化を初め今度は十二単のような着物の様な形態へと変化し、
その裾の部分が地面へ闇の沼の様なものに徐々に侵食すると、やがてそこから先ほどロボが抑えていた町民たちがまるで影で出来た人形の様にその沼から這い出てきた。
「ホラー映画のようだな」
青星
「傀儡か」
ミニブラック
「醜い……だがアレは………」
その異様な空間に立ちすくんでるとその光景を待っていたかのように動き出したモノがいた、
ロボ
「オキャクサマ ソンナトコロニ イケマセン タダチニ ソトへ」
排除するべき対象を失っていたロボが見つけた!と言わんばりに全力でその闇の町人たちの方へと走っていく、
「おい!止めろどんなことをしてくるかわからないんだぞ」
ロボ
「オシゴト カンスイ」
大きく手のフレームを広げて町人たちを囲うようにして外に出そうとするが
闇の町人
「!」
急に闇がさく裂しまるでダイナマイトが爆発するかのように吹っ飛んだ、
「あぶない!もう止めていいから」
その爆風を喰らって吹き飛ばされそうになりながらもロボはさらに前に進む
ロボ
「マカセテクダサイ シンライダイジ」
「無理だから」
ロボ
「ダイジョブ ワタシ ガンジョウ」
爆風を浴びながらロボはひたすら町民を押しのける
青星
「私たちには私たちの仕事があるんじゃないか」
そう言って肩を叩かれた
「はい」
ミニブラック
「……」
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