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本章1 ウォータリア編
籠の鳥80
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そんな話をしていると奥の方からトレーを持って店主が現れ、
NPC
「へい!焼き魚定食の魚からね」
そう言ってお皿に乗った魚を配って来たのだが……
それは綺麗な青々とした笹の上に真っ黒に焼かれた魚と思われるものが鎮座していた、
「これは……」
トゥシエ
「食べるとこある?」
ヴェール
「焦げ焦げ」
ミニブラック
「真っ黒……」
そんな事はお構いなしNPCは厨房でご飯とみそ汁をよそっている、
トゥシエ
「さすがにこれはクレーム案件」
ヴェール
「うん」
ミニブラック
「私への当てつけかしら……」
「いや、それはないでしょ」
妙な空気の中店主が颯爽とみそ汁とご飯を持ってきたので、
「すみません、これ真っ黒なんですけど」
すると店主は人差し指を立てて左右に振り、
NPC
「チッチチ お客さんその魚の皮をはいでごらんなさい」
言われた通り箸で皮を剥ぐと中は全然焦げておらず身はふっくらしていた。
トゥシエ
「おいしそう」
ミニブラック
「真っ黒なのに」
NPC
「ふふ、こんなのは計算では出来ないんですわ」
「この真っ黒なのは」
NPC
「味噌でコーティングして焼いてるんでそこが焦げてるだけ、見た目なんぞ食べたときの旨さに比べたらどうってことないですよ、人と一緒で重要なのは中身」
ミニブラック
「重要なのは中身……」
NPC
「どうした?真剣な顔して、ほら 冷めないうち食いな」
ミニブラック
「頂きます」
そう言って魚を恐る恐る口運び
ミニブラック
「美味しい……」
NPC
「そうだろ」
トゥシエ
「私も!おいしい!」
ヴェール
「これは凄い」
「ご飯おかわり!」
NPC
「あいよ!」
「いや~見たときはヤバイとおもったが、これはすごいね~やっぱり偏見はダメだね」
ミニブラック
「……」
それからみんな無言でご飯をむさぼりつくした、
「あ~食った食った」
ヴェール
「ご飯3杯はたべすぎでしょ」
「いや~うまかったんだもん、さてお支払はこのカードでいいのかな?」
NPC
「それは……」
先ほどの清掃でもらったアルバイト代のカードを見せると
NPC
「それは……」
NPCはまるでそれが何かわからないかのような顔をしていた、
まさかこれ偽物とか!?
「え?お金ですけどコレ使えませんか?」
NPC
「あ!えっと…ああ!そうだあなた達は通算1,000人目のお客さんなので無料で結構ですよ!」
「え!?そうなの、最初そんなこと言ってなかったような」
NPC
「いや!こういうのは後で知った方が喜びも大きいでしょ」
「え?」
NPC
「さて、そろそろ閉店の時間なんですよ」
「え?急に」
そういって店主に促されて店を出されてしまった、
「愛嬌良い人かとおもったら急に強引になったな、まあとりあえず休憩も出来たし先に行くか」
道の方へ歩き出そうとしたら
ミニブラック
「ちょっと忘れ物したから待ってて、あと置いてったら許さない」
そう言って店の方に走って行ってしまった、
そして閉まった扉を強引にあけて
ミニブラック
「すみません」
NPC
「え!?」
ミニブラック
「美味しかったです、ありがとうございました!それが言いたくて」
NPC
「あ!はいはい、どうもね」
ミニブラック
「また来ます!」
そう言って扉を閉めて出て行ったお店には……
NPC
「ああ あぶなかった……ボロは出てないはず」
NPC
「へい!焼き魚定食の魚からね」
そう言ってお皿に乗った魚を配って来たのだが……
それは綺麗な青々とした笹の上に真っ黒に焼かれた魚と思われるものが鎮座していた、
「これは……」
トゥシエ
「食べるとこある?」
ヴェール
「焦げ焦げ」
ミニブラック
「真っ黒……」
そんな事はお構いなしNPCは厨房でご飯とみそ汁をよそっている、
トゥシエ
「さすがにこれはクレーム案件」
ヴェール
「うん」
ミニブラック
「私への当てつけかしら……」
「いや、それはないでしょ」
妙な空気の中店主が颯爽とみそ汁とご飯を持ってきたので、
「すみません、これ真っ黒なんですけど」
すると店主は人差し指を立てて左右に振り、
NPC
「チッチチ お客さんその魚の皮をはいでごらんなさい」
言われた通り箸で皮を剥ぐと中は全然焦げておらず身はふっくらしていた。
トゥシエ
「おいしそう」
ミニブラック
「真っ黒なのに」
NPC
「ふふ、こんなのは計算では出来ないんですわ」
「この真っ黒なのは」
NPC
「味噌でコーティングして焼いてるんでそこが焦げてるだけ、見た目なんぞ食べたときの旨さに比べたらどうってことないですよ、人と一緒で重要なのは中身」
ミニブラック
「重要なのは中身……」
NPC
「どうした?真剣な顔して、ほら 冷めないうち食いな」
ミニブラック
「頂きます」
そう言って魚を恐る恐る口運び
ミニブラック
「美味しい……」
NPC
「そうだろ」
トゥシエ
「私も!おいしい!」
ヴェール
「これは凄い」
「ご飯おかわり!」
NPC
「あいよ!」
「いや~見たときはヤバイとおもったが、これはすごいね~やっぱり偏見はダメだね」
ミニブラック
「……」
それからみんな無言でご飯をむさぼりつくした、
「あ~食った食った」
ヴェール
「ご飯3杯はたべすぎでしょ」
「いや~うまかったんだもん、さてお支払はこのカードでいいのかな?」
NPC
「それは……」
先ほどの清掃でもらったアルバイト代のカードを見せると
NPC
「それは……」
NPCはまるでそれが何かわからないかのような顔をしていた、
まさかこれ偽物とか!?
「え?お金ですけどコレ使えませんか?」
NPC
「あ!えっと…ああ!そうだあなた達は通算1,000人目のお客さんなので無料で結構ですよ!」
「え!?そうなの、最初そんなこと言ってなかったような」
NPC
「いや!こういうのは後で知った方が喜びも大きいでしょ」
「え?」
NPC
「さて、そろそろ閉店の時間なんですよ」
「え?急に」
そういって店主に促されて店を出されてしまった、
「愛嬌良い人かとおもったら急に強引になったな、まあとりあえず休憩も出来たし先に行くか」
道の方へ歩き出そうとしたら
ミニブラック
「ちょっと忘れ物したから待ってて、あと置いてったら許さない」
そう言って店の方に走って行ってしまった、
そして閉まった扉を強引にあけて
ミニブラック
「すみません」
NPC
「え!?」
ミニブラック
「美味しかったです、ありがとうございました!それが言いたくて」
NPC
「あ!はいはい、どうもね」
ミニブラック
「また来ます!」
そう言って扉を閉めて出て行ったお店には……
NPC
「ああ あぶなかった……ボロは出てないはず」
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