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本章1 ウォータリア編

籠の鳥41

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結果ルート分けはターニャこと先生を筆頭にし兵士たちを付けたチームと
それ以外俺たちプレイヤーとあゆな、魚人族さんたちのチームだ。

ターニャ
「待っておれ!ダーニャ!」

さすが先生と言わんばかりに物凄い勢いで敵を割りながら突撃していく、
その目は獲物を狙う獣?とまではいかないが血走り恐怖すら感じる。

兵士A
「これ俺たちいるのかな」

兵士B
「とりあえずおいてかれない様についてこ」

まあ、形相はともかく苦戦無く進めると踏んでいたが、
予想外のことが起こっているのはもう一つルートである俺たちの方だ

ダイマオ
「いけーーー!」

先ほど志願して先陣をきったダイマオが次々と敵を壊していく

マリー
「おお!男子三日見なければ何とかだね!」

イワミー
「三日も会わなかったわけじゃないでしょ、でも…ちょっと異常ね」

マリー
「いいじゃん!いいじゃん!」

あゆな
「すごいけど、なんか…」

体術やスキルも成長しているとは思うがそこまで大きなスキルや体格の変化は正直見られない、多分その急成長の要因はあの杖だと思うが…

ダイマオ
「どうだ!」

ダーニャ
「へ~やるじゃん!でも私の力はこれからよ!マイミュージック『パーフェクトキャッスル』~♪」

ダーニャが歌い出した、その歌声は綺麗で透き通る様なメロディが響き渡ると落ちてくる岩のような塊に透明なレンガのようなものが纏わりついた。

アネゴ
「いかにも堅そうな付与ね」

ターニャ
「こんなもの!」

キン!

先生の刀がそれまで弾かれた!
今まではほぼ一撃破壊していたのに

「大丈夫ですか先生!」

ターニャ
「娘の成長が成長している…嬉しいぞ、だが!まだまだ」

先生の剣が炎を纏だし再び一撃で敵を倒しだす、

ゲンゾウ
「嬉しそうじゃの」

アクア
「笑ってますね」

ヨッジー
「ほっといっても大丈夫だな」

「それよりもこっちを!」

こちらにも強化された岩が転がってくる、

あゆな
「お兄ちゃん手伝うわ」

ダイマオ
「手出し無用!うおおおお!」

「ダイマオ!一人で突っ込むな」

ガチン

岩は今までと違い崩れることなく押し込まれる

イワミー
「あのバカ!身の丈を弁えろといつも言ってるだろう」

イワミーさんが急いで援護しようとするが

ダイマオ
「もっとだ!もっと力を!」

すると杖が光だしその光は岩を砕いた……

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