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本章1 ウォータリア編

籠の鳥38

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~とあるオフィス~

社員
「現在、ブラックボックスとなっている容量では現在相手方が行ってる処理は到底できないはずなのですが」

女上司
「……うちの容量がいつのまにか乗っ取られてる可能性は」

社員
「その線も調べてみたのですが特に負荷が掛かってる様子もなくて」

女上司
「……容量も無しにあんなこと出来るわけが、それに今のアイツにそれが出来る環境もないはず」

社員
「まったく見当もつかないですよ」

女上司
「……まさか、何度かうちがハッキングしてる疑いで問い合わせがあったわよね」

社員
「はい」

女上司
「まさか……そんな、一体何を考えてるのアイツは!」

~ゲーム内~

今 隠れ家の玄関に全員が今集められている、各自準備万端と言わんばかりに装備や荷物を持っている。

「どうですか?」

ファミィ
「出来ました」

「おお!」

ファミィ
「どこに飛ぶかは正直不確定要素が高いですが、確実に城へいけるはずです」

ヨッジー
「善は急げだ」

ゲンゾウ
「皆の準備が出来ているなら」

アクア
「問題ありません」

アネゴ
「だいじょうぶよ」

パフィル
「ばっちぐーよ!」

あゆな
「みんな準備は良い?」

あゆなが魚人族に号令をかけると

魚人族
「おおおお!」

ダイマオの方を見ると何か心ここにあらずのような感じだったので、

「ダイマオ お前も」

ダイマオ
「あ、うん みんな行けるか!」

兵士
「おおお!」

ウィズ
「イワミーさんがまだみたいですが」

すると後ろからドタドタと音がして

イワミー
「待ちなさい、私もいくんだから」

「全員集合したね、ファミィさん」

ファミィ
「はい、では」

 赤 オレンジ 青の線が空中に展開していく そして玄関の前に置いてあった鳥の石造を中心に俺たちを包み込んでいく、

ファミィ
「いくわよ」

そういうと、俺たちが集めた材料を鳥の像の前にお供え物のように置き祈りだした、
すると急に周りの空間が徐々に揺れだし歪みやがて完全に真っ暗になり、再び逆再生をするかのように空間が揺れ、歪み出し収まっていく
 そして目の前には大きな赤絨毯が引かれた階段のある部屋いついた。

ファミィ
「どうやら成功のようね」

すると、

???
「あははは、いらっしゃい」

「ダーニャ」

先生
「ダーニャーーーーー」

ダーニャ
「お父さん、お母さんおかえり」

ファミィ
「なんですぐに私たちがわかったの!」

ダーニャ
「ははは、ここは私の体の中の様なモノよ?今私とお城は一体化してるんだから」

ファミィ
「なんと」

ダーニャ
「せっかく来たんだから、一緒に遊ぼ!」



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