アンデットモンスターを蘇生したら姫騎士に!?

DAI!!

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本章1 ウォータリア編

籠の鳥30

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あゆな
「いくわよ!」

あゆなが魔力をヒレに収束し始めヒレが光始める、

ダイマオ
「お前!いつのまにか鱗が剥がれてるじゃないか、ダメージを受けてたのか兄として気づけなかった 不甲斐ない!ココはやっぱり俺が」

あゆな
「テイ!」

再びツララが顔かすめる

あゆな
「言ったことがわからない?」

ダイマオ
「すみません」

 刺さる様な目線でダイマオを大人しくさせて集中し始める、
敵もそれを察知してか今度は幻惑ではなくその影自体が肥大化し
迫ってくる。

ダイマオ
「あゆな 来るぞ」

あゆな
「大丈夫よ、魔力を集中してわかった……あんな影怖くない!」

 あゆなのヒレに集まった魔力が徐々に体へと周り初めて光を帯びて行く、

あゆな
「いくよ!!」

 あゆなの輝きが頂点に達した時 いっきに影に向かって行く、
それはまるで光の矢の様だった、

ダイマオ
「あゆな!体当たりなんて無謀だ!」

 あゆなはスピードをあげて影に向かって速度をあげてやがて、
影に突っ込むと影を切り裂きドンドン奥へと進んで行く

ダイマオ
「あゆな!」

 すると 途中でピタッと止まった

ダイマオ
「え?」

あゆな
「見つけた~パク」

 何かを口に含んだ瞬間、影が消えて行く
そして、口をモゴモゴしながらあゆなが戻って来た。

ダイマオ
「あゆな一体」

 するとあゆなが

あゆな
「もごもご!!」

 何か呪文を唱えると口から水の玉を吐き出した。
水の泡のなかで溺れそうにゴキブリのような黒い虫がバタバタしている

ダイマオ
「これは?」

あゆな
「影正体」

ダイマオ
「え?だってあんなに大きい敵だったのに」

あゆな
「こいつが影を操っていたの」

ダイマオ
「えええ!?」

あゆな
「実態はそこまでじゃなかったの」

ダイマオ
「むむ、まあ!勝ったんだこ調子でガンガンいこう!」

あゆな
「だめ!もうちょっとしたら助けがくるから」

ダイマオ
「妹なに急に偉そうに」

あゆな
「確かに妹だけどさっきの戦闘でほぼお兄ちゃんと同じくらいに成長したのよ?それとも私の判断に何か間違いあると思ってるの」

背後にゴゴゴゴオという文字が観えそうな圧力に……

ダイマオ
「いえ、反論ありません」

あゆな
「よろしい」


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