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本章1 ウォータリア編

籠の鳥25

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ダイマオ
「うおおお!俺は無敵だ」

ボーナスポーチは経験値が多い割に弱いというボーナスモンスターみたいなモノだから
ダイマオは暴れたい放題な上に、成長も中学生位になっている、
 それを心配そうにしながら後ろから少し大きくなり成長しつつあるあゆなが援護している状態だ、

「あれで良いんでしょうかね」

アネゴ
「え?どうかしたの」

「いや、ダーニャの時も急激に成長させて 子供時代を楽しめなかったのが引き金で今回のことが起こってるわけだし」

アネゴ
「まあ、確かにそうだけれども……操られてるだけで、あの日々に後悔は無いと思うのだけれど……う~ん難しいところね」

先生
「ダーニャ~~~~~私が私が!」

ウィズ
「スリプガ!スリプガ!!」

 何気にウィズさんの睡眠系魔法がレベルアップしてる!
そんな状況が暫く続いたある時……

マリー
「待ってよ~~~」

イワミー
「待ちなさい!」

 すっかり調子に乗ったダイマオがみんなのペースを無視して奥へと行きそうになり、
マリーさん、イワミーさんが止めに掛った彼は……

ダイマオ
「うるせいなババア!俺は最強になるんだ」

プチ

なにかが切れる音がした
彼にとってみたら反抗期だったのかもしれないが

マリー
「誰がババアだって?」

笑顔の後ろに赤いオーラが……

イワミー
「今なっつた」

こちらは確実に怒りの表情に!!!!

マリー
「アイドルに向かってババア……スライスボム」

剣がロケットの様に飛んでダイマオをかすめる、

ダイマオ
「え?」

イワミー
「チャージアロー……シュート」

轟音と共に矢がダイマオの横の木を粉砕する、

マリー
「スピードスター」
イワミー
「瞬地」

一瞬で間合いを二人が詰める、
そして……

マリー
「捕まえた~ニヤリ」

それはトラウマになる笑い顔だったと思う……

マリー
「悪い子にはお仕置き!」

マリーは手に力をこめてお尻をパシパシ叩き始めた

ダイマオ
「ひーー!」

イワミーさんはどこから出したかわからない紙と筆のようなものを悲鳴をあげるダイマオに握らせた。

イワミー
「今から言う事を書きなさい!」

ダイマオ
「無理!」

イワミー
「書きなさい!」

ダイマオ
「はい!」

アレを覇気というんだろうか……

イワミー
「今からあなたに!帝王学並びに重要事項を言うのでメモをとり暗証しないさい」

ダイマオ
「ひー」

イワミー
「まず一つ 返事は『はい』」

ダイマオ
「はい」

そこから永遠とも思える小言とお尻叩きが…
それを見て泣きそうなあゆなにアネゴが駆け寄り、

アネゴ
「あゆな大丈夫よ、でもね悪い事をしたらああなるの、あなたも人の上に立つ人間なら……」

こっちは優しい口調ではあるがなんで怒られたかを言い聞かせながらアネゴなりの教育をし始めた。

ゲンゾウ
「あっちは昔の教育っぽいの~こっちは最近かのクリスお茶を頼む」

クリス
「はいな」

などと呑気に見ているゲンゾウさん、

「だいじょうぶですかね」

ゲンゾウ
「まあ、憎悪だけでやってるわけじゃなさそうだし大丈夫じゃろ、ちゃんと加減してるっぽいしの~」

「そうなんですか?」

ゲンゾウ
「母は強し、時に厳しく時に優しくじゃ」

 優しいとこってあったけ?などと思いながら現状を見守るしかない…

先生
「ダーーーーーニャーーー!」

ウィズ
「メガスリプ!!!」

 こっちの母は弱体化して欲しい……・

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