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本章1 ウォータリア編

籠の鳥23

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 全てが不安定で夕焼けの部分もあれば青空や夜空に空が部分で変わり、
地面も雪や水たまり、砂漠などの部分があり所々にはノイズが走って居る
異様な空間がそこには広がっていた。

???
「調子はどうだい?」

フレミィ
「抜かりはありません」

???
「それは上々、君はアレの価値を最大限まで引き上げて回収するんだ……その為にはなんだってやってもいい」

フレミィ
「はい…」

???
「おや?なにか不満でも」

フレミィ
「いえ、不満などありません」

???
「そうかい……なら良い、もうじきだ……僕の失ったモノは全て戻ってくる」

フレミィ
「………」



~山岳地帯~

アネゴ
「さあ、あゆなお水変えましょうね」

あゆな
「うい~」

ダイマオ
「うんうん、良い子だぞ」

マリー
「ダイマオもお兄ちゃんっぽくなってきてママも嬉しい!」

イワミー
「ほ~、そのお兄ちゃんとお母さん……自分の衣服位しっかり片づけたり荷作りをしなさい!」

ダイマオ
「我はそんなことしなくても」
マリー
「逃げろー!」

マリーさんがダイマオを抱えて逃げようとした瞬間

イワミー
「逃がさん!」

あのマリーさんの反応速度を超える動きで2人の首根っこを掴み、
お説教タイムスタート!!あのマリーさんの動きを超えるってどんだけ強いのかなあの人

ファミィ
「あのダインさんちょっと宜しいかしら?」

「はい?」

ファミィ
「実はですね、魚人族さんと協定を結ぶことになりまして」

「協定?」

ファミィ
「はい、同盟協定と言ったら宜しいかしらお互い有事のときや物資面での協力体制を作ろうと先ほどファイブさんと話し合いまして」

「ふむ」

ファミィ
「あなたその立ち合い人になってほしいんだけど、宜しいかしら?」

「立ち合い人ですか?何か特別なことをしないといけないんです」

ファミィ
「いえ、我等が誓いを立てるときに承認と一言 発言してもらえれば」

「でしたら構いませんが」

ファミィ
「ありがとうございます」

そういうとファミィさんが奥からファイブさんを連れてくると、
俺の目の前で向かい合い、二人で何やら誓約を唱え始める。

ファミィ
「現状ですと私には国を代表する権限はありませんが、それでも構いませんか」

ファイブ
「はい、構いません」

ファミィ
「では」

ファミィ
「ここに条約の締結を!」

 そういうとこちらを二人が見てくる、多分 今なんだろう、

「承認」

ファイブ
「ここに協定は成った」

 そしてファイブさんとファミィさんが握手し、式典の様な雰囲気だったのに……

先生
「ダーニャ~~~~~~~~」

雰囲気をぶち壊す先生の遠吠え!

「ウィズさん!眠りが切れてます!」

ウィズ
「段々耐性がついてきてるらしくて……スリーパル!!!スリーパル!!!」

あああ!このポンコツ剣何とかしてくれ!







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