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本章1 ウォータリア編

籠の鳥8

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先生
「私なんて…」

「先生!ものすごい勢いで地面に の の字を書かないで下さい!地面が崩れますから!」

先生
「お前がいけないんだ!お前がもっと親身に!」

「責任転換しないでください!!」

ウィズ
「とりあえず落ち着きましょう」

ヨッジー
「だな」

クリス
「だいじょうぶ?」

ゲンゾウ
「すまぬ、ちょっと熱くなりすぎた」

アネゴ
「大丈夫?」

ゲンゾウ
「すまぬ、少し一人にさせてくれ」

アクア
「だいじょうぶでしょうか」

ヨッジー
「まあ、大丈夫だろうけどクリスさんしゃべるようになったね」

アネゴ
「レベルアップと丹念を一人黙々としてたからかしら」

そんな話をしていると、遠くでなにか兵士達が騒いでいる、
なにか怒号にも似た声とそれを制止する声だった、
兵士の一人が汗だくになりこちらに駆け寄ってきて

「我が主の父上様と見込んで何卒 判断して頂きたい案件が」

そう言って俺達を渦中の場所に案内する、
そこは先ほど城からなにかが地面に叩きつけられた場所だった

「これは…」

 そこには豪華なベッドがぼろぼろになりその中央で沸き叫ぶどこか見覚えぼある子供だった、

「コイツはまさか」

家臣
「前王です」

 周りの兵士達の意見は真っ二つに割れていた

兵士
「この前王のせいで我等の国は再び!戦火に巻き込まれたんだ!」
「コイツのせいで!我が主はあんな姿に!!!」
「殺せ!」
「罰せよ!!」

一方で

「難い気持ちもあるが王族を殺すのは」
「子供である前王が要因とは」
「とりあずココは一旦落ち着いて!」

錯乱する現場

アネゴ
「落ち着きなさい」

ウィズ
「とりあえず話し合いましょう」

「現状をまとめる為にも落ち着いて!」

 必死にみんなを制止するが対立する兵士の間でも小競り合いが起こってきた、
そしてついに恐れてた自体が……

家臣
「どけーーー!俺の手で」

一際 体の大きな兵士が周りの兵士を吹っ飛ばし前王に剣を向けたその時!

???
「しずまれ!」

すると先ほどダーニャが使ったものと同じような光が家臣たちを平伏せさせる、
その光を放っていたのは、夕立の日にあった老婆の魔法使いであった。


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