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本章1 ウォータリア編

籠の鳥4

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ダーニャ
「とりあえず村の様子を見に行きますか」

アネゴ
「そうね、まずは現状を把握したいところね」

ダーニャ
「皆の者 視察にでる伴は精鋭隊少数でよい」

はっ!

ダーニャの声が辺りに響くと兵士達がピリッとする

兵士B
「恐れながら少人数で大丈夫でしょうか」

ダーニャ
「問題ない、何せ最強の両親がついているからな」

先生
「ダーニャに何かあれば……八つ裂きにしてくれる!!!うぉおおお」

「押さえて!」

ヨッジー
「俺を斬ろうしないでくれ!」

アクア
「落ち着いて」

アネゴ
「三枚おろしは嫌~~~~!」

先生が暴れ、アネゴのトラウマのスィッチが入りもう何が何やらわからない状況になりながらとりあえず麓の村を目指すことになった。
外は鉄球が降って来るとは思えない程に澄み切った空に心地よい春の風といったらいいのか暖かな風が吹いている。

ダーニャ
「懐かしいですね、ここで幼少期過ごした記憶がありますよ」

「そういえばこの辺りでレベル上げしたな」

先生
「あの頃から才能を感じていたわ、この子は将来ビックになると」

ダーニャ
「ははっは、あの頃は何が何やらわからなかったですけどね」

「だろうね」

そんな話をしていると

ゲンゾウ
「何か来るぞ」

微かに地面の揺れを感じた、

ダーニャ
「全員隠れろ!」

地面の揺れは段々近づいてくる、
ズンン!ズン!

ウィズ
「巨大な敵かしら」

ヨッジー
「この振動からするととんでもない大物だろうな」

そう、確かにそれは大物だった……

「え?」

アクア
「こっこれは」

アネゴ
「巨大な熊のぬいぐるみね」

そこに現れたのは可愛いピンクの服を着た熊の巨大な人形だった。
そしてその頭には人形を持った小さな女の子が、

女の子
「み~つけた!いっけー!」

ダーニャ
「全員退避を!」

先生
「ダーニャを狙うなど許さん!こんなヤツちょいとお仕置きしてくれる」

ゲンゾウ
「ふむ、それも人生の先輩の勤め」

先生
「いくぞ!」

先生が飛び出し熊の足に斬撃を繰り出す、

ゲンゾウ
「リリー!倍化強化!おてだま!」

強化され巨大となったおてだまが熊の腹にめり込む…

ぼよよよん

全ての攻撃が跳ね返ってしまう、そしてゴムまりのように元に戻って行く

先生
「何をちょこざいな!」

女の子
「よくもやったわね!くまサンビーム」

熊の目から光線が出て来た!

先生
「ターニャ式 鑑の型 返檄」

先生の刀身がビームを受けるとそれをそのまま反射してみせた、
さすがに自分の技をそのまま反射されたこともあってか女の子をびっくりしているが
熊へのダメージはほぼ皆無、

女の子
「む~~そんなのずるい!」

その時

ズガン!!!

急に雷が降り注ぎそこからまた何やら現れた。

???
「可愛い女の子を泣かせる奴は俺が許さん!正義のヒーロー!ジャステイマン!」

かっこいい台詞とともに現れたのはなんとヒーローの様なコスチュームに身を包んだ男の子!

ヨッジー
「何事かとおもったらヒーローごっこか」

男の子
「なんだと!許さん悪の手先め!ジャスティスリボルザー!」

男の子が光る剣を出しそれを振るととんでもない威力の衝撃波が巻き起こる!

ヨッジー
「うそだろ!」

男の子
「まだまだ!スーパージャンプサンダー!」

男の子はとんでもない跳躍で空に舞い上がると上空から雷を撃ちまくってくる」

ダーニャ
「撤収です!!まともに戦うのは不利です」

ゲンゾウ
「ぐぬ、リリー!強化を頼む!煙玉!」

ゲンゾウさんが小道具の煙玉で煙幕を発生させたのに合わせて撤退することができたが、
あのデタラメな強さは一体なんだ!


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