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本章1 ウォータリア編

籠の鳥3

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ダーニャ
「単刀直入に言うとかなり厳しい状況です」

俺達が案内されたのはダーニャと初めて会った山に作られた簡易的な山城のような所だった。城の騎士と思われる人達が50名くらいだろうか待機しており交代で木の上から空を見張っている。

「というと?」

ダーニャ
「反乱が起きました」

アネゴ
「反乱?」

アクア
「もしや!旧体制が今の体制を良く思わず反乱を」

ゲンゾウ
「ふむ」

ヨッジー
「あるあるだな」

ターニャ
「きーーーーー!私の娘に剣を向けるとは!叩きる」

「先生まって!話は最後まで」

飛び出そうとする先生を諌めながら

ダーニャ
「いや、う~ん半分正解と言うところでしょうか」

「半分?」

ダーニャ
「旧体制の家臣達のほとんどは王に虐げられいましたから特に問題も無く寧ろ協力的でした」

「となると民?」

ダーニャ
「う~ん、それも半分正解といった所ですか」

「半分?」

ダーニャ
「各町、村などの村長や町民たちは歓迎してくれているので問題のです」

「とすると誰?」

アクア
「まさかあの王が急に元に戻り反乱を?」

「う~ん、当たりと言えば当たりなのですが」

ダーニャ
「あの野郎!やはり叩き斬っておくべきべきだった!今から」

「まって!!話は最後まで」

ダーニャ
「これは反乱というより駄々を捏ねてると言うか、子供夜泣き的なそんな感じなのですよ」

「というと?」

ダーニャ
「あの城を操っているのは前王の赤子なのです?」

「はあ??」

ダーニャ
「しかも、その赤子は民の子供を参加に加えて反乱というか暴れてるのです」

ヨッジー
「子供が反乱?」

ゲンゾウ
「それならば大人がしっかり押さえつければ」

ダーニャ
「それが、良くわからないのですが反乱したと同時に子供たちは特殊な魔法を使ってきたのです」

「特殊な魔法?」

ダーニャ
「それが何かよくわからないのです」

「ほう~」

ダーニャ
「とにかく想定外のことが多々起きて対応できず」

ゲンゾウ
「ならばあの王をなんとかできんのか」

ダーニャ
「それがあの城は浮いている上に、美術館の要塞と呼ばれた城ですので攻略が出来ず…」

先生
「よし、斬ろう!一刀両断」

「まって~~~!もう少し対策話しましょう」

うっさいわ ボケーーーーーー!


その日は結局先生を治めるだけで一日が終わった……

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