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本章1 ウォータリア編

籠の鳥

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*お詫び 124話にて最後の文章が抜けている所がありました、
大変申し訳ありません、再度UPしました




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???
「キーボールは失ったが極上の器は手に入った……、まあ良しとするか」

薄明かりが灯るどこか古ぼけた酒場で一人この世界には似つかわしくない
まるでそこだけが異世界のようにカウンターに置かれたモニターを見て、
彼は苦笑いをした……



YUKITO
「フェザーリオンへはこの港から真っ直ぐ街道を行けば近い筈だ」

ヨッジー
「この前来た道と違うよな」

YUKITO
「今は国交が正常化してるからな昔と違い正規の道からの公行が可能になっている」

アクア
「なるほど」

アネゴ
「とりあえず、フェザーリオンへ急ぎましょう」

ゲンゾウ
「うむ」

イワミー
「盛り上がっている所悪いんだけど私はここでお別れよ」

「あら?」

イワミー
「私にもいろいろとやることがあるのよ」

アネゴ
「世話になったわね」

ウィズ
「寂しくなります」

イワミー
「湿っぽいのは嫌いだから、それじゃあね」

そういってログアウトしてしまった。

先生
「なんとも忙しい奴じゃの」

YUKITO
「ところでYUTAKAはまだ寝てるのか?」

「そうですね、あれから呼びかけても全然反応が無くて」

YUKITO
「まったく、人を使うだけ使って」

アクア
「YUKITOさん本当にありがとうございました」

YUKITO
「いや、私の方こそ世話になった」

ヨッジー
「あ!」

「どうした急に大きな声出して」

ヨッジー
「お前等重要な事忘れてないか?」

アクア
「?」

ヨッジー
「ほら、蒼き狼さんたちのこと」

あ!

一同完全に忘れていたが蒼き狼さん達は行方不明になってるんだった。

YUKITO
「一体どうしたんだ?」

 事の経緯を説明すると……

YUKITO
「まあ……なんというかあの伝説の蒼き狼も女絡みだとこうも脆いのか……」

先生
「うむ」

アネゴ
「そこはしょうがないという面も…あるのかしら」

YUKITO
「わかった、そっち方面は私がメインで情報収集しておく」

「なにからなにまですみません」

YUKITO
「まあ、乗りかかった船だ」

「本当申し訳ない」

YUKITO
「それよりも、あんた達はやることがあるだろう」

アクア
「はい!」

YUKITO
「がんばってきな」

「YUKITOさんもお元気で!それじゃあ行こうか」

フェザーリオンの国境へと向かった
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