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本章1 ウォータリア編

No119.忘却の姫騎士 ミキシングミッション 涙の雫13

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暗い船内に不気味な赤い光が回転しながら危機を知らせる、
まるで脱走して見つかった犯人になった気分だ、

「どうします?一旦引いて」

YUKITO
「そんな余裕はない、こうなったら派手に行くよ!レッドシャイング!」

操縦する手が光出す、前にも見たことあるスキルを戦艦の攻撃へと転換させることができるシステムが発動する。
暗闇の中に激しく赤く光刃が発射され暗い海底を照らしだす、そしてその先に見えた敵は巨大なイカだ!

ゲンゾウ
「大王イカか?」

ウィズ
「でっかいですね」

YUKITO
「アイツは皇帝イカだ、めんどくさいね手下をわんさか呼ぶタイプだ」

 すると言葉通りこちらに向けてイカのと思われる黒い影をレーダーが感知した、

ジョニー
「これは大漁だな」

YUKITO
「まったくだ、こうなったら隠れれてもしょうがない迷彩を解除して全員迎撃に!」

ヨッジー
「よっしゃ!腕がなるぜ」

「じゃ、俺も」

YUKITO
「あんたは親玉の位置を探すことに専念しな」

ウィズ
「戦力温存ですよ!」

「まあ、そうだな」

 正直さっきまでの閉塞感から暴れて開放されたいとこだが……

YUKITO
「よし!各自派手にかましな!」

 船内には半円状に複数の椅子とモニター、そしてスキルを伝達するハンドル様なモノがつけれている、それはまるでゲームセンターにある複数で対戦するゲームのような感じだ、

ヨッジー
「よっしゃ!あばれるぞ!いけーー!アグンリーホース!」

船の左右に馬状の幻影が展開されそれがイカに向かって突撃していく、

ゲンゾウ
「笹船斬」

お次はゲンゾウさんが笹船の幻影を発現させる、笹船の縁は鋭利な刃物ようになっておりその刃先がイカを切り裂く!…イカそうめんみたいだな
そんな中驚くべき火力だったのがイワミーさんだった。

イワミー
「こうなったら徹底的にやってやるわ!リミット開錠ミリオンアロー!」

 通常のミリオンアローは2~3匹程度を攻撃する技なのだが、イワミーさんの攻撃は数十体にヒットし、全てのイカを粉砕するほどの威力だった。
 しかし、そんな攻撃を上回るペースで敵は増えていく。

ウィズ
「防御壁展開!!プラリネットシールド!」

 船を覆う円状のシールドが展開してイカの侵入は防いでいるが殲滅力がまったく追いつかない、

YUKITO
「敵の位置はまだ掴めないのか」

「ええっとですね」

 そのときピッピピとメールを受信する音が、
普通なら無視する所だがメールの色が赤く普通とは違う、
運営からのメールだ、内容をみると異常エリアが北北西の方にあると書いてある
いつも邪魔ばかりするくせにと思いながら、今は藁にも縋りたい状況だ。
 ここは信じるしかない!

「北北西の方に怪しいエリアがありそうです」

YUKITO
「わかった!みんな衝撃に備えろ!一気に駆け抜ける!」

敵の包囲網を強引に突破し北北西に進路を向けて敵の中へ突撃する
その際、いろいろな警報がなっているがお構いなしに突っ込んで行く、
 それはまるで映画のワンシーンの様だった。






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