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本章1 ウォータリア編

No116.忘却の姫騎士 ミキシングミッション 涙の雫10

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「YUKITOさん」

YUKITO
「場所は調べ終わった」

先生
「ほう~渡りに船じゃな」

ジョニー
「してその場所は」

YUKITO
「YUTAKA海域よ」

「YUTAKA海域?」

ジャムさん
「どうやら嘘では無そうだ…可能性は非常に高いな」

ウィズ
「どこなんです?」

ジャムさん
「YUTAKA海域とはYUTAKAが亡くなったあの海のことを今ではみんなそう呼んでいる」

「なるほど…確かに可能性は一番高いけど、あそこって海だけだったような」

YUKITO
「ええ、実はあの戦いのときに部下のモノに追尾を命じ、更に発信器を打ち込んだの」

ゲンゾウ
「さすがだな」

YUKITO
「あの海域で怪しい黒い領域が確認出来た所で音声が途絶えた、たぶんそこが」

「途絶えたってことは」

YUKITO
「ええ、部下は全滅だった」

「ということは」

YUKITO
「激戦が予想される」

ヨッジー
「この前みたいにダメージが当たらない相手か」

YUKITO
「部下の映像を確認するにアイツにやられたわけではなさそうだ」

アネゴ
「というと?」

YUKITO
「理由はわからないが、各海の主クラスの敵が集結しておりそのエリアを守っているかのように襲い掛かって来るようだった」

ジャムさん
「となると総力戦で」」

YUKITO
「いや、それは止めた方が良い」

先生
「隠密か」

YUKITO
「ええ、相手は主クラスだから当然仲間を呼ぶタイプが多いそこに大勢で押し入ると多分収拾がつかなくなる」

ジョニー
「なるほど」

YUKITO
「私の船のステルス機能をつかって行けるとこまで近づいて気づかれた全速力で領域に突っ込む」

ジャムさん
「ステルス機能がどこまで役立つかだな」

YUKITO
「ええ、もし万が一かなり手前で見つかった場合は一旦後退して策を練り直す必要があるわ」

ヨッジー
「やってみないとわからないか」

YUKITO
「そういうこと、ただ一つ不安があるのは領域が一体どんな空間になっているか」

ゲンゾウ
「そこは確かに……」

黙り込む一同の中で

イワミー
「ダインちょっと来なさい」

「え?」

急に外に呼ばれる

イワミー
「こういうときはGMに状況を連絡して外部からサポートしてもらいなさい」

「え?でもアクアさんの件もあってGMはちょっと…それにこんな話信じてもらえるか」

イワミー
「いいから!私からも連絡しておくから、万が一が起きないようにサポートするように」

「でも」

イワミー
「でも!へったくれもないでしょ!このままじゃ先に進まないしこれ以上の選択肢がある?」

「ないです」

イワミー
「とりあえず戻ったら、現状コレ以外方法がないからやってみようとかいって強引に事を進めなさい」

「はい!」

迫力すげーーー!

その後、みんなのとこに戻り作戦を決行することを決め
GMに現状とサポートの依頼という形でメールを送った。
一体この先どうなるのだろうか……
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