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本章1 ウォータリア編

No112.忘却の姫騎士 ミキシングミッション 涙の雫6

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ヨッジー
「目がいちゃってるよな」

「そろそろ戻ってくれ…うお!あぶな」

 完全に理性を失っているようで、爪で空を斬り衝撃波のようなものをこちらに飛ばしてきた!

ゲンゾウ
「これは…まずいことになったな」

アクア
「どうしましょう」

ジョニー
「いや~参ったねって『雷光シールド』」

そういってジョニーは黄色輝くシールドを展開したが…

蒼き狼
「うおおおおおおおおおおお!」

バリン!

爪で切り裂かれてしまう、

ジョニー
「むむ、あれに触れると相当な痛撃あるはずなのだが」

先生
「ふん、怒りでいろいろと馬鹿になっておるようじゃの」

ヨッジー
「これは戦って大人しくしてもらうしかないのか」

ゲンゾウ
「クリス身体強化を頼む」

クリス
「あいよ」

[
「クリスさんの言葉が流調になってますね」

ゲンゾウ
「ふん、鍛錬してるからの」

先生
「無駄話をしてるでない、来るぞ」

「黒蝶の風!」

マイミュージックを展開して初っ端から本気モードでいくが、

蒼き狼
「うーおおおおおおおおおお!」

一瞬で幻影をすべて掻き消されてしまった。

「まじか!ダイヤモンドシールド!」

ウィズ
「援護します!マイミュージック『天使の歌』」

「これは?」

ウィズ
「一定時間常時超回復と防御UPです」

「ありがたい!」

ヨッジー
「ダイン 防御は任せたぞ!マイミュージック『乾坤一擲』!」

ヨッジーの体が紅く光出す!

ヨッジー
「からの~身代わりの馬!」

どこからともなく子馬が現れて俺にピタッとからをつける、何コレ!かわいいんだけど!

ヨッジー
「いくぜーーー!フィフスシュート!」

連撃攻撃で攻撃を加えるが、どれも回避されたうえにカウンターを喰らってしまう、

ヨッジー
「くそ!」

あれ?ヨッジーのHP減って無くない?
っていうか俺のHPごっそり減ってるんですけど!?
ウィズさんの効果なかった即死レベルの!

「ヨッジーどうなってるんだ!俺瀕死なんだけど!」

ヨッジー
「ああwすまんすまん、このマイミュージックは自身の防御力を0にして全て攻撃力に換算するんだ、なのでダメージが来ない様に 身代わりの馬のスキル でお前にダメージが流れるようにしたんだよ」

なに!?この子馬あるとダメージが全部俺に来るようになるの!?
やっぱ可愛くない!

「そういうことは!やる前に言えよ」

ヨッジー
「ああ、すまんすまん」

ゲンゾウ
「ふん、次は儂じゃ!マイミュージック『幻影戦』!」

今度はゲンゾウさんがマイミュージックを展開!
まるで時代劇の戦闘シーンのような渋めだがカッコいい曲が流れ出すと、
蒼き狼の周りに無数の鑑が不規則に発生した。

ゲンゾウ
「クリス!完全回避の秘技を」

クリス
「はいな!」

ゲンゾウ
「いくぞ!」

するとゲンゾウさんは乱立された鑑向かって走り出し、その鑑を足場に縦横無尽に攻撃を開始、しかもその足場にしている鑑からのランダムで極太の光のレーザーみたいなものが出て追撃をしている。
 あとで聞いた話だが、この技は完全回避が無いと自分でレーザーを喰らってしまう可能性があり使いにくい技だったがクリスさんが完全回避のスキルを修得したことでリスクなしで使えるようになったという代物だった。

ゲンゾウ
「これなら!」

 さすがにコレには蒼き狼も無傷というわけにはいかなかったが、それでも当てられたのは数発程度で決定打どころかかすり傷程度のモノだ、

ゲンゾウ
「これでもだめか」

ヨッジー
「まずいな」

先生
「ふふふ、ここは私の出番の様だな」

ジョニー
「ほほ~久しぶり見れるのか楽しみだな」

 剣聖の登場かと思ったところで…

ワイン
「止めてください!私のせいでこんなことに……殺すなら私を殺して!そして元の優しいあなたに戻って」

 すると蒼き狼はピタッと止まり、苦悶の表情をして動きが止まった、

先生
「よし!今じゃな」

 先生が光出す!それと同時に蒼き狼が遠吠えを上げて急に森の奥へと走り去ってしまった。

ワイン
「待って!!」

 そして、それを追うようにワインさんも行ってしまった。

 取り残されたのは、俺達と……

剣聖ターニャ
「え!?私の出番は?」


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