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本章1 ウォータリア編

No111.忘却の姫騎士 ミキシングミッション 涙の雫5

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蒼き狼
「殺す!」

ズサン!!

キル
「危な!イキナリ……目がイッてるな」

蒼き狼
「我が娘をたぶらかしおって!!!」

キル
「勘違いするな!俺は何にもしてないって、あぶな!」

蒼き狼
「黙れ外道が!!」

 荒れ狂う獣の如き連撃が繰り出される!

アネゴ
「あれは完全に頭に血が上ってるわね」

ゲンゾウ
「差し詰め、娘を嫁に盗られる親の心境か?」

イワミー
「アホくさ」

 目は血走りキルを目の敵と暴れまくる!

キル
「誤解だ!嫁にもらうつもりはない!」

 蒼き狼の動きが止まった…

ポルカ
「酷い!もう心はあなたのモノよ!」

蒼き狼
「この野郎!!!!」

キル
「誤解だ!」

ポルカ
「誤解なんてひどい!」

ポルカ楽しんでるだろ……

蒼き狼
「オラーーーーー!!!!」

今回ばかりはキルが可哀そうに見えてしまう……
まるでいつもの巻き込まれ体質の俺を見ているようだ、

ワイン
「お願いもうやめて」

キル
「やめて欲しい気持ちは一緒だ!アイツを止めろよ」

蒼き狼
「お前に指図される覚えはない!」

ポルカ
「きゃー、旦那様がんばって!」

蒼き狼
「ふおおおお!!!!」

 なんだろえらく滑稽に見えてきた……

先生
「なんか複雑やの~」

アクア
「真実の愛!しかし、我等にも使命が!」

 アクアさんそんなことでオロオロしないでください!

蒼き狼
「もう限界だ!!!!」

ポルカ
「あ、やばいかも」

次の瞬間、蒼い雷が迸った!

ジョニー
「なにごと!蒼き狼殿を包んだぞ」

 やがて眩い光は治まりそこに現れたのは大きな狼だった、

ウィズ
「あれは!?」

ポルカ
「あらら~先祖がえりしちゃったか~」

キル
「どういうことだ!?」

ポルカ
「私たちの先祖って狼らしくて、感情が臨界を超えると姿が変わるんだけど……」

キル
「けど?なんだ!」

ポルカ
「恐ろしいほどに攻撃力、スピードが上がるけど、理性を失って観るモノすべて破壊するようになるよね」

キル
「ああ!!てめえが煽るからこうなったんだろ!」

ポルカ
「きゃ~暴力反対!」

その様子を見て更に闘志があがったのか周りにすごいプレッシャーを!放った

「さっきの話がほんとならやばいぞ」

ジョニー
「でも、あの感じだとキルを狙ってるようだが」

蒼き狼
「うおおおおおお!!!!」

キル
「ったく!今日はどうなってるんだ!ミラースクリーン!」

キルの体が9体くらいに分身するが、

パリン!パリン!!

 狼となった蒼き狼さんが一瞬で全てを破壊する!

キル
「冗談じゃないぞ!化け物か」

ポルカ
「その分析間違いではないわね」

キル
「黙ってろ!ヘドロスタン!」

 状態異常とおもわれるヘドロ攻撃が直撃!

キル
「ふん!それでノロノロに…ってあぶな!」

 ものすごいスピードでキルに向かって突進をかました!

ポルカ
「ああ、あの姿だと状態異常は効かないみたいよ?なんとかの加護で」

キル
「ふざけんなよ!?……やっと繋がったかよ!早く来い」

 キルが何かと話始め、次の瞬間キルの横に紫の円が出来た、

ミツ
「おや?何か面白い事に」

キル
「早くずらかるぞ」

ミツ
「はいはい、おや?先日はやってくれましたね…借りを返しましょうかコレが有れば負けませんよ!」

 アレは!宝玉?!まさか

キル
「リベンジは後回しだ!今日は撤収だ」

ミツ
「キルどうしたんですか!?」

キル
「良いから早くしろ」

ミツ
「え!?」

そういうとミツを円の中に押し入り、自分も入ろうとする

ポルカ
「私も一緒に行く!!」

キル
「来るな!おい!バカ押すな」

しかし、行かせまいと狼が猛チャージしてるのを見て

キル
「っち!」

舌うちをしてポルカごと円に入り消えてしまった。

「ヨッジーこれって……」

ヨッジー
「皆まで言うな……」


「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」

お父さん暴走!!!!!!!






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