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本章1 ウォータリア編

No109.忘却の姫騎士 ミキシングミッション 涙の雫3

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「一体なにがどうなっているんだ」

蒼き狼
「俺にも何が何やら」

急いでポルカの後を追いながらそんな話をしているが、
まだ少女ながらさすが蒼き狼の娘さんと言ったところなのかメチャメチャ足が速い、

ウィズ
「待ってください~」

遅れ気味のウィズさんの声が後ろから聞こえる、

ヨッジー
「距離が縮まらねえ」

蒼き狼
「スピードだけなら俺と同等位だからな」

アクア
「一体どこまで行くんでしょうか」

ワイン
「……」

暫く走ると先刻調査に赴いた山沿いの道へと入って行く、
そして、奥へと進んで行くと一軒の小屋が見えた。

「アレは?」

蒼き狼
「あんな建物は知らんぞ」

ワイン
「こちらも把握してないです」

 ポルカはその小屋へと入って行った。

「ここは慎重に…」

蒼き狼
「ポルカーーー!」

 何が有るかわからない小屋に無防備に飛び込まないでーーー!
とは言え、止めることも出来ずなし崩しに小屋に入ると、

???
「これはとんだお客さんだな」

「キル!!」

そこに居たのは先日海の家の前で盛大に吹っ飛ばされたキルだった。

ポルカ
「キルさん、ごめんなさいバレてしまって」

キル
「ふん、問題ない…寧ろこっちから出向く手間が省けた」

「キルこれはどういうことだ」

キル
「ふん、お前には関係ない事だ」

蒼き狼
「これはどういうことだ!その男とはどういう関係だ!」

ポルカ
「別に変関係じゃないわよ!砂浜に漂着した所を助けてあげたのよ」

蒼き狼
「その男から離れてこっちに来るんだ」

ポルカ
「嫌よ!今のお父さんは大っ嫌いデレデレして!それよりもキルさんのがいろいろ教えてくれるから私はキルさんに着いてく!」

キル
「うぜえよ、とっとと家に帰れと言いたいことだが……生簀かねえ親のとこに戻りたくない気持ちもわからなくはない」

「俺達を妨害した罠もお前が」

キル
「はあ?なんのことだ」

ポルカ
「あれは私がキルさんに教えてもらったものよ」

先生
「ろくでもないことを教えおって」

キル
「それよりも呑気に構えて居ていいのか?」

アネゴ
「どういうこと?」

キル
「ここは…俺のテリトリーだぜ!スキル「トラップハウス」!

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