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本章1 ウォータリア編

No104.忘却の姫騎士 ミキシングミッション 夏だ!海だ!モンスターだ!18

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「これはちょっと多すぎませんか?」

アネゴ
「ここは山賊とか多いのかしら?」

ワイン
「いえ、ここら辺は町と町を繋ぐ中継の町みたいなものだから海岸沿いはそれなりに栄えてるけど、山の方はほとんど手付かずよ」

蒼き狼
「うむ、例の雫の噂を聞いて冒険者が入ったりするが発見率も低いし費用対効果が悪すぎるからほとんど足を踏み入れる者はいないな」

ヨッジー
「そうなるとなぜこんなに罠が」

ゲンゾウ
「ふむ、腑に落ちんな」

ワイン
「そうなんですよね」

ウィズ
「うーん」

ジョニー
「襲撃というのはどういった感じなのかな?」

ワイン
「基本この島の魔物は群れで行動するものが少ないのだが、まるで誘い込まれたように魔物が群れで襲撃してくる」

蒼き狼
「罠もソレ原始的な初歩的なトラップなのだが、その配置が巧妙で撤退を余儀なくされている」

アクア
「やっかいですね」

ワイン
「ええ、なので本来調べなければならいコノ中心部の調査が進んでいないの」

蒼き狼
「すまぬ」

先生
「ふむ」

イワミー
「とりあえず時間がないんでしょ?」

「そうですね」

蒼き狼
「これだけのメンバーが居れば問題ないだろう」

先生
「ふん、そうじゃのこの程度で失敗するようならもう一度修行を……」

ヨッジー
「みんな!絶対に勝つぞ」

アクア
「はい!」

ゲンゾウ
「これは本気でやらねば……」

ウィズ
「……ヤルしかないわ」

アネゴ
「お刺身は嫌!」

「え?あ?うん 頑張ろう」

なんだ、このみんなの必死さはほんとになにがあった!?

イワミー
「くだらない」

ワイン
「それでは準備するからちょっと待ってね」

 まさか、あんな結末なるとはこの時だれも思わなかった……
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