アンデットモンスターを蘇生したら姫騎士に！？

本章１ ウォータリア編

Ｎo91.忘却の姫騎士 ミキシングミッション 夏だ！海だ！モンスターだ！5

「キルがなんで」

 キル達一行は砂浜の一角を陣取り大声を上げる

キル
「俺達ギルド主催のＰＫデスマッチを開催する！さあ祭りを始めよう」

ヨッジー
「おい！これは一体どういうことだ」

近くにいたヨッジーが駆け寄る。

キル
「何って？プレイベだよ」

ヨッジー
「それはルール違反だろ！」

するとステインさんも騒ぎが起こったのを見て駆けつける。

ステイン
「キルあまり良い事だとは思えんがねコレは」

するとキルのギルドのあの軍師風の男キルが現れ、

キル
「はい？何を言ってるんですか…ここは君の土地でもなんでもないしょうが？プレイヤーは誰でも平等に使えるはずですよ」

静まりかえる会場、俺を含めてギルドのみんなも慌てて合流し抗議するが、

「もっと離れた場所でやればいいだろ」

キル
「はあ？俺はココでやりたいんだよ」

ミツ
「それとも君は運営から正式な許可をとっているのかい？無いんだろ？」

「それは……」

ゲンゾウ
「この青二才が！」

キル
「おう？最初の御客さんはお前たちか？」

イワミーさんは少し離れていたが何かボソボソしゃべりながらと怒りを滲ました表情が読み取れる。

イワミー
「別にこいつらの味方じゃないけど、あいつの言い方 なんかアイツに似てて腹立つ！！………正式なイベントにしてやろうかこのガキ」


キル
「とりあえず、俺達を排除したかったら力づくでやりな！さあここは人もいっぱいるし良い見世物になりそうだ」

キル達が武器を持ち戦闘態勢になる、
それを見て強張るプレイヤー達や怒りに武器を構える物も居た。

ジャム
「非難する者は！海の家に我等が守る！」

ジャムさんが事態を察して非難を誘導する。

ステイン
「みんな、こいつはちょっと許せないんでお仕置きするか」

おおおーー！

ステインさん達のギルドの面々が動き出す、
さらに、今回のプレイベに謎のモンスターの件も書いてあったこともありそれ目当てのプレイヤー達もそこに参戦する。

キル
「いいね！これだよこれ」

ミツ
「ふふふ、この中にアレを持ってる奴がいるといいんだが」

そんな異様な空気の中、急に霧が立ち込めてきた、

「これは？」

ジャムさん
「奴だ」

「え？」

すると海の方から

マツリ・・・ジカ…ン…コワス…ユルサン

次の瞬間海からそれ自体が生き物のであるかのような大きな脈打つ弾丸が雨の様にキル達に向けて降り注ぐ！

キル
「なんだこれは！」

それはキル達に向かって降り注ぎ、避けようとしてもまるで追尾するかの如く動き一人一人を追いかけて行き破裂する。

キル
「くっそ！シンガーダーク」

キルがナイフを黒いオーラを纏わせて無数打ち、なんとか軌道を逸らすがその弾丸は方向を変えて更にキルを狙う、弾丸はダメージを受けると赤い色に変色してスピードがましていく。

キル
「なんだこれは」

ミツ
「どうやら、ダメージを食らうと威力があがるようで…え！」

ミツが喋り終わる前にキル及びその仲間が突如山の方へ吹き飛ばされて行った、
弾丸との攻防を繰り広げている為、彼らは気づかなかった海面から途轍もない勢いの衝撃波が放たれていたことに、

「一体何が……」

海の底から何かがこちらに向かってきている、