上 下
334 / 597
本章1 ウォータリア編

No74.忘却の日36

しおりを挟む
ヨッジー
「ほんとにこっちなのか?」

「ああ、スレインさん達との会話が途切れる前に聞いたのがこっちだったんだが」

ヨッジー
「ふむ…お3人さんそろそろ回復したほうがいいよ?敵来るよ」

アネゴ
「刃物こわい…活き作りはいや……」

アクア
「覚悟ブツブツ……でも私は国から逃げてブツブツ……でも父から継承ブツブツ」

ウィズ
「ビック!なんですか敵襲ですか!きゃー」

ゲンゾウ
「まったく情けない」

ウィズ
「何言ってるんですか!ゲンゾウさんだって夜寝れなくて!お酒久しぶりに飲んだって言ってたじゃないですか」

ゲンゾウ
「ゴホンホン」

「大丈夫かな?」

ヨッジー
「まあ……気持ちはわからなくないが」

先生
「なんじゃ!もっかいいっとくか!?」

ビック!

一同
「いえ!結構です!!」

ポコ
「ほんとだいじょうぶっスか?」

ポコさんが呆れた様な表情でこちらを見ている……

ヨッジー
「おや?なんかプレイヤーの反応が複数こっちにきてるが……」

ヨッジーが新たに習得した早馬、レベルによって索敵範囲は変わるらしいが自身から半径数十メートルの範囲のプレイヤー、敵などの探知が出来る。

「まさか」

ヨッジー
「可能性は大だな、プレイヤーの反応とは別にNPCでも敵でも無いおかしな反応がある」

「みんな念の為に戦闘準備を!」

ヨッジー
「方向はあの森の方角だ」

 何の変哲もない普通の森に見えるがやがてその森からは大きな音が聞こえ始める、
そして、突然複数のプレイヤーが飛び出し後方へと走り去って行った。

「おい!何が起こってるんだ」

ヨッジー
「黒騎士たちなのか!おい!なぜ何も言わず行っちまう」

 プレイヤー達は何も言わずにそのまま走り去ってしまう、もしやコレは*擦り付け?
*擦り付け:敵などを引き連れたまま他のプレイヤーにその敵をぶつける行為であり、場合寄っては違反行為とされることもある。
 そしてその中に見慣れた。

キル
「くっ!よりもよってお前か……まあ良いせいぜい頑張ってくれや」

「キル!」

 次の瞬間、森から現れたのは異様な姿の黒騎士達だった。

ヨッジー
「さすが悪徳ギルドさんだやることがえげつないね」

ウィズ
「とにかくダインさんスレインさん達に救援を」

「ダメださっきから対話が出来ないんだ」

ヨッジー
「こりゃあ、俺達でやるしかないのかな」

 なし崩しに戦闘の始まった俺達を尻目にキル達は少し離れた岩場で体制を整えていた、

キル
「くっそ、またアイツ等か」

ミツ
「まあ、いいじゃないですか少しは役に立ってくれるはずですよ」

キル
「っち!」

ミツ
「それより、回復を急ぎなさい!あと編成をし直すので存命者の確認を」

キル
「立て直してすぐ攻撃をかけるぞ」

するとどこから伴なく歌が聞こえた……

???
「いけーないんだ、いけないんだ先生にいってやろ~」

キル
「誰だ!」

マリー
「えへへ、新ヒロインまりーだよ!」

キル
「何の様だ!場合よっては」

マリー
「きゃー!こわい……なんてね~私の友達のダインが気になって来てみたら、君ひどいね~ああいうことはやっちゃダメなんだよ」

キル
「うるせえ!勝てばいいんだよ」

マリー
「あはっはは、無理無理」

キル
「何をわらってやがる!」

マリー
「だって君たち勝てないよ?死んでるから」

ミツ
「どういうことだ!」

マリー
「マリーブレード参ノ型ダークジェノサイド!」

 それは突然だった急に地上から白い花が咲いたかと思った次の瞬間その花の花弁は鋭利な刃へと変わりプレイヤーたちを斬って行った。

マリー
「ふふふ、綺麗な真っ赤なお花……その技善人には効果がないんだよ、分かりやすく言うと違反者には絶対的な効果があるんだよ」

ミツ
「グ…このことを他のプレイヤーにも見せるからな!覚悟しなさい」

マリー
「あははは、無理無理映らないよう……そう言う風になってるから」


しおりを挟む
感想 245

あなたにおすすめの小説

Free Emblem On-line

ユキさん
ファンタジー
今の世の中、ゲームと言えばVRゲームが主流であり人々は数多のVRゲームに魅了されていく。そんなVRゲームの中で待望されていたタイトルがβテストを経て、ついに発売されたのだった。 VRMMO『Free Emblem Online』 通称『F.E.O』 自由過ぎることが売りのこのゲームを、「あんちゃんも気に入ると思うよ~。だから…ね? 一緒にやろうぜぃ♪」とのことで、βテスターの妹より一式を渡される。妹より渡された『F.E.O』、仕事もあるが…、「折角だし、やってみるとしようか。」圧倒的な世界に驚きながらも、MMO初心者である男が自由気ままに『F.E.O』を楽しむ。 ソロでユニークモンスターを討伐、武器防具やアイテムも他の追随を許さない、それでいてPCよりもNPCと仲が良い変わり者。 そんな強面悪党顔の初心者が冒険や生産においてその名を轟かし、本人の知らぬ間に世界を引っ張る存在となっていく。 なろうにも投稿してあります。だいぶ前の未完ですがね。

神速の冒険者〜ステータス素早さ全振りで無双する〜

FREE
ファンタジー
Glavo kaj Magio 通称、【GKM】 これは日本が初めて開発したフルダイブ型のVRMMORPGだ。 世界最大規模の世界、正確な動作、どれを取ってもトップレベルのゲームである。 その中でも圧倒的人気な理由がステータスを自分で決めれるところだ。 この物語の主人公[速水 光]は陸上部のエースだったが車との交通事故により引退を余儀なくされる。 その時このゲームと出会い、ステータスがモノを言うこの世界で【素早さ】に全てのポイントを使うことを決心する…

最悪のゴミスキルと断言されたジョブとスキルばかり山盛りから始めるVRMMO

無謀突撃娘
ファンタジー
始めまして、僕は西園寺薫。 名前は凄く女の子なんだけど男です。とある私立の学校に通っています。容姿や行動がすごく女の子でよく間違えられるんだけどさほど気にしてないかな。 小説を読むことと手芸が得意です。あとは料理を少々出来るぐらい。 特徴?う~ん、生まれた日にちがものすごい運気の良い星ってぐらいかな。 姉二人が最新のVRMMOとか言うのを話題に出してきたんだ。 ゲームなんてしたこともなく説明書もチンプンカンプンで何も分からなかったけど「何でも出来る、何でもなれる」という宣伝文句とゲーム実況を見て始めることにしたんだ。 スキルなどはβ版の時に最悪スキルゴミスキルと認知されているスキルばかりです、今のゲームでは普通ぐらいの認知はされていると思いますがこの小説の中ではゴミにしかならない無用スキルとして認知されいます。 そのあたりのことを理解して読んでいただけると幸いです。

異世界転移からふざけた事情により転生へ。日本の常識は意外と非常識。

久遠 れんり
ファンタジー
普段の、何気ない日常。 事故は、予想外に起こる。 そして、異世界転移? 転生も。 気がつけば、見たことのない森。 「おーい」 と呼べば、「グギャ」とゴブリンが答える。 その時どう行動するのか。 また、その先は……。 初期は、サバイバル。 その後人里発見と、自身の立ち位置。生活基盤を確保。 有名になって、王都へ。 日本人の常識で突き進む。 そんな感じで、進みます。 ただ主人公は、ちょっと凝り性で、行きすぎる感じの日本人。そんな傾向が少しある。 異世界側では、少し非常識かもしれない。 面白がってつけた能力、超振動が意外と無敵だったりする。

VRMMO~鍛治師で最強になってみた!?

ナイム
ファンタジー
ある日、友人から進められ最新フルダイブゲーム『アンリミテッド・ワールド』を始めた進藤 渚 そんな彼が友人たちや、ゲーム内で知り合った人たちと協力しながら自由気ままに過ごしていると…気がつくと最強と呼ばれるうちの一人になっていた!?

【第1章完結】デスペナのないVRMMOで一度も死ななかった生産職のボクは最強になりました。

鳥山正人
ファンタジー
デスペナのないフルダイブ型VRMMOゲームで一度も死ななかったボク、三上ハヤトがノーデスボーナスを授かり最強になる物語。 鍛冶スキルや錬金スキルを使っていく、まったり系生産職のお話です。 まったり更新でやっていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。 「DADAN WEB小説コンテスト」1次選考通過しました。

姫騎士様と二人旅、何も起きないはずもなく……

踊りまんぼう
ファンタジー
主人公であるセイは異世界転生者であるが、地味な生活を送っていた。 そんな中、昔パーティを組んだことのある仲間に誘われてとある依頼に参加したのだが……。 *表題の二人旅は第09話からです (カクヨム、小説家になろうでも公開中です)

最強と言われてたのに蓋を開けたら超難度不遇職

鎌霧
ファンタジー
『To The World Road』 倍率300倍の新作フルダイブ系VRMMOの初回抽選に当たり、意気揚々と休暇を取りβテストの情報を駆使して快適に過ごそうと思っていた。 ……のだが、蓋をひらけば選択した職業は調整入りまくりで超難易度不遇職として立派に転生していた。 しかしそこでキャラ作り直すのは負けた気がするし、不遇だからこそ使うのがゲーマーと言うもの。 意地とプライドと一つまみの反骨精神で私はこのゲームを楽しんでいく。 小説家になろう、カクヨムにも掲載

処理中です...