アンデットモンスターを蘇生したら姫騎士に！？

本章１ ウォータリア編

No66.忘却の姫28

 まあ、いろいろとダメージは大きいが成長は出来た様なので良しとするしかないか・・・・・
そう思っている所に、

ポコ
「お～いっス！」

「あれ？ポコさんどうしたの」

ポコ
「私が村を代表して案内役をすることになったので皆さんと一緒に行くことになったっスよ！」

「なるほど」

ポコ
「それにしてもボロボロだけど大丈夫っスか？」

「たぶん……」

一同
「……」

先生
「なんじゃ！情けないもっかいやるか！」

　その言葉にビックっと全員がして慌てて黒騎士の元へ向かおうと足早に準備に勤しんでいる頃、黒騎士に意外な組み合わせが戦いを挑もうとしていた。

スレイン
「君がこのプレイベに参加しくれているとは」

キル
「勘違いするじゃねえ、俺の力を示すために来ただけだ！それにうちのギルドの奴も痛い目に合わせてもらったらしいからなお礼も兼ねてな」

スレイン
「なるほど、仲間思いな人なんだな君じゃ」

キル
「あああ！？お前から先にやるぞ」

スレイン
「それは怖いな」

キル
「精々背後に気をつけな」

スレイン
「しかし、さっきからお互いジリ貧だよね…どうだいココは一つ共闘しないか？」

キル
「トップランカーが俺等みたいな悪党と手を組むと？」

スレイン
「別にトップランカーと自称するのもあれだが別に悪だの何だのでここまで来たわけじゃない、俺はただ強い敵と戦いたく行動してただけだ」

そういうスレインの目の奥は飢えた狼の様な覇気が見える様だった。

？？？
「まあまあ、キルここは一つ彼等を利用させてもらってはいかがですか？」

キル
「なんだ、ミツか」

 そう言われた方を見ると先ほどまで居なかったはずの、黒いフードを被った男がキルの背後に現れた。

ミツ
「強敵なのは事実だ、現勢力では正直ジリ貧だ私の作戦には駒が必要なんだよ」

キル
「知るか…俺は俺で動く好きにやれ」

ミツ
「分かりました、あの件だけは頼みますね」

キル
「……」

ミツ
「それではスレインさん私の完璧な作戦にご協力願いましょうか」

スレイン
「駒とか利用するとかちょっと気になるが、ここは利用されてみるか」