アンデットモンスターを蘇生したら姫騎士に！？

本章１ ウォータリア編

No65.忘却の姫27

吉井
「あれは地獄だ！」

翌日学校へ行くとヨッジーが朝からテンション高めに、俺に訴えて来たが俺は俺とて疲れで半分夢の国に意識を持ってかれながら答えるので返事も、

「うん、ああ～すごかった」

 なんとも気の抜けた感じの返答になってしまい、ヨッジーが怒っていたが何を言われたかもよく覚えていない。
午前中の授業中もそんな ぼ～っと した感じで意識がしっかりしだしたのは昼休みくらいからだった。

吉井
「しかし、いろいろレベルアップは出来たけど黒騎士達にはまだ到底及ばない気がするが」

「ふむ～」

吉井
「例のプレイベも盛り上がっているけど、突破口が見えないからこのままだと立ち消えの可能性もあるぞ」

吉井が言うには当初ステインさん達のプレイベという事もあり大盛り上がりだったそうだが、結局倒そうと挑んでも何も出来ず死んでしまい攻略の糸口も掴めずムリゲーと諦める人たちが出始めてるということだった。

「そうだよな～なにせ一撃でほぼ即死レベルの攻撃だからな～」

吉井
「だな～耐えれてたとこで攻撃は当たらないし」

「ふむ～」

吉井
「防御力も半端ないし、攻撃も物理もほぼ無効だし傷をつけてもなんか復活するみたいだぜ」

「前からそうだっけ？」

吉井
「まあ、俺達もそんなダメージ与えてなかったけど少なくともスレインさん達が戦ってた奴らはそんなに回復早くなかった気がするぞ」

「となると前回の戦いのあとで更に強化されたのか？」

吉井
「あの変な奴が強化したかもしれんな」

「うむ～手詰まりな気もしてきたが」

吉井
「対話を試みた奴もいたみたいだが、まったく意味無し」

「まいったね～」

結局 結論が出ないまま一日が終わった。


～ゲーム内～

　とりあえず昨日確認できなかったアクアさんとアネゴのステータスを確認すると、

姫騎士アクア レベル７１
状態　ダインに従族

　HP７００
　MP８８０

『スキル』
剣術２５
　・トリプルラッシュ
　・スマッシュライズ
　・ガーデンサークル→＜昇華＞フェアリーサークル：全方位に斬撃と樹属性の追加攻撃
　・ブーストヒット

光魔法２７　
・シャイガ
・プリズムエール　
・エンジェルウィング
・レイ→＜昇華＞ シャイニングレイン ：光の雨が敵の頭上から降りダメージを与える

舞踏２５
　・みかわしの演舞 
　・反撃のタクト
　・魅了の舞→＜昇華＞魅了の舞 改：効果範囲1.5倍

『継承スキル』
　ティンクルステップ
　 　継承主：シュピーゲル

　クィーンフィールド（解放１段階）
　　 継承主：キングウォータリア
　効果：発動条件 自国で自国の兵士に対してのみ発動可能で、このフィールド内に居る間は対象の兵士に対して絶対服従の状態になり、また言葉を発さずとも意思疎通が可能。
　また威厳値が高ければ高いほど効果時間や能力アップの追加効果が発生する。

[ソードダンサー１５]
・スタッカード ２　
・ダンシングガード→＜昇華＞ダンスオブシールド：発動時に花びらの様なシールドが発生し攻撃をオートガードする。
・アマルガメーション
・ソードダンス
　 　 
専用装備：
　・姫騎士の剣　アクアローズ+ （レベル不足ペナルティにより，命中率-40％）
　・姫騎士の鎧　アクアベール+ （レベル不足ペナルティにより，性能-40％）


　 『職人スキル』
　 　暗黒料理人 極
　 　　称号「遅れてきた天才暗黒料理人」


アネゴ レベル５０　種族 コマンダーブレッドドラード 
*進化レベルに達しましたが条件を満たしていません
状態：ダインに従族
HP５００
MP４５０

『スキル』
[水魔法２１]
　 ・アクアクリエイト
　 ・アクアエクスプロ―ジュン→＜昇華＞アクアバースト：水の爆発を起こして相手にダメージを与える、追加攻撃としてスタン効果
　 ・アクアウォール
　 ・アクアキュア
　 ・アクアジェベリン

[コマンダー２０]
　隊列強化レベル7：各種コマンド効果上昇
・ガードコマンド
・アタックコマンド
・スピードコマンド　
・シークレットコマンド　
・フォースコマンド
NEW・エレメンタルコマンド→各種属性を上げることができる
状態　アンデット：闇魔法への耐性、体力常時回復（小）、光魔法に弱い、 地上行動可

アクアさんのレベルとスキルが増えているが、アネゴは成長限界なのかレベルが上がらなかった。
まあ、それよりも気になるのが……

アクア
「私の覚悟って……私はもうただの騎士のはずなのにクィーン……私はダメなアクアなのに」

アネゴ
「お刺身は嫌！剣が！剣が襲ってくる！３枚おろしは嫌！」

ええ……盛大にトラウマになっているお二人さんが頭を抱えてベッドの上でゴロゴロしている、なんだろすごく痛々しい一体なにが起きていたのだろうか？