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本章1 ウォータリア編

No62.忘却の姫24

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しかし、力を合わせると言ってもお互い反発し合ってるし、
属性も光と闇で真逆、水と油みたいなもんだからな……

トゥシエ
「こうなったらアレをやるわよ!」

「あれというと?」

トゥシエ
「暗黒闘着よ!」

たしか、前にYUKITO戦につかった奴だよな、
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暗黒闘着
・フルアルティメットアンデット:全身及び装備に強力なアンデット付与が発生
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たしかに、全身がアンデット化しそうになる技で気持ち悪い感じではあるが強かったな、
今は背に腹は代えられん!それでいこうかと言おうとした瞬間耳元にけたたましい鳥で現れたのかと思うくらいの声がした。

ヴェール
「冗談じゃないわ!あんな不快な思い絶対したくない!全身をなめくじに変わっていくよう感じ耐えれない!」

トゥシエ
「何よ!私の技に文句あるの?!体飛ばすことしか出来ないくせに!」

ヴェール
「なんですって!それは私が働きたくないでやらなかっただけなんだから!」

トゥシエ
「なら!やってみなさいよ」

ヴェール
「ぐぬぬぬ!良いわよ!本気出してやるんだから!見てなさいフルパワー!」

するとヴェールさんとガラスの手槍を光だして俺の体に纏わりつく、
やがてそれは俺の鎧を媒介にして新たな鎧を形成しだした。

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玻璃戦鎧
・自身の鎧をガラス性の精霊結晶へと変化させて特殊効果を持つ防具へと変え、
敵のあらゆる攻撃を一度だけ反射させた上に光属性の攻撃を上乗せすることが出来る。
但し、使用後鎧は砕ける。
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「え!?一回だけ砕けるの」

トゥシエ
「やっぱり、ダメな子ね」

ヴェール
「そんなことないもん!すごい技だもん」

トゥシエ
「いくわよ!ダイン」

トゥシエさんのスキルが発動すると今度は俺の体に黒いオーラが纏わり着きはじめるが、
ヴェールさんのスキルと反発しあって何か俺の体がぐちゃぐちゃに!

ターニャ
「話ならんな、この馬鹿どもが!」

やばい!どうしよう!



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