307 / 600
本章1 ウォータリア編
No49.忘却の姫11
しおりを挟む
~鉱山の奥地 隠された部屋~
鉱山の閉ざされた扉の奥で3人の人影が何か作業をしている、
そこに急に強い風が吹いた。
????
「風?お前か……」
???????
「主、手筈通り城から軍勢がこちらに向かって進行して来ますよ……ちょっと安定してませんけど」
????
「そうか……それで良い、これで面白くなる」
???????
「また、面白いことを考えているのかしら?」
????
「まあ、そんなとこだ……何分このゲームは昔と違ってストーリーが単調でね、もっと見せ方というのを教えてあげようと思ってね」
???????
「悪い顔をしてるわよ」
????
「僕は悪者じゃないよ、君の方がずっと悪者だろ?フレミィ」
風のフレミィ
「あら、失敬な気まぐれなだけよ……それにしても懐かしいモノがあるじゃない」
????
「ああ、楽しみに待って行ってくれ」
~開拓地のフィールド~
「やっと戻ってこれた」
アクア
「まだ、目が慣れてなくてチカチカします」
トゥシエ
「私は向こうのがすごし易いんだけど」
ヨッジー
「お?来たな」
ウィズ
「やっと合流できました!」
「あ、ウィズさん連絡とれなくてすみませんでした」
ウィズ
「いえ、大変だったみたいですね」
「ええ、実は……」
俺は事情を説明すると、
ウィズ
「ふむ~まためんどくさいことになってますね」
「ええ、このままだと先日のこともあるからお城から来る兵と一緒に魔族達が侵攻を受ける可能性もあるし、もしかしたらグランドクエストなんかにされて……」
ヨッジー
「いや、その件なんだがちょっと情勢が変わって来ていてだな」
「というと?」
ヨッジー
「確かに、お城から兵が侵攻してきているんだがその兵がちょっと問題でな」
「?」
ウィズ
「実はですね、その兵たちが近づくプレイヤーを有無を言わさず蹴散らしているらしく……しかも物凄い強いらしいです」
「え?今までの流れだとうちらを悪者にしてまた運営が仕掛けて来ると思ってたけど」
ヨッジー
「どうやらそういうわけではないようだが」
「ふむ~」
ウィズ
「そういうこともあって、プレイヤー達から兵に対して賛同するどころか敵対、不気味がる人が大半ですね」
ヨッジー
「まあ、強者を好むバトルジャンキーが挑んでるとも聞くが」
「となると、まったく読めないな」
ヨッジー
「まあ、魔族に対して興味は薄れているが町のNPCは敵視してるからなプレイヤー達もあまり良く思ってないのも事実だ」
「う~ん、良くわからないな」
ウィズ
「とりあえず、様子を見に行ってみます?」
ヨッジー
「そうだな、なんでもその軍勢が見えたり、見なかったりしてるらしくて具体的に位置はわからないが、目撃情報を照らし合わせながら探し見るか」
「OK」
鉱山の閉ざされた扉の奥で3人の人影が何か作業をしている、
そこに急に強い風が吹いた。
????
「風?お前か……」
???????
「主、手筈通り城から軍勢がこちらに向かって進行して来ますよ……ちょっと安定してませんけど」
????
「そうか……それで良い、これで面白くなる」
???????
「また、面白いことを考えているのかしら?」
????
「まあ、そんなとこだ……何分このゲームは昔と違ってストーリーが単調でね、もっと見せ方というのを教えてあげようと思ってね」
???????
「悪い顔をしてるわよ」
????
「僕は悪者じゃないよ、君の方がずっと悪者だろ?フレミィ」
風のフレミィ
「あら、失敬な気まぐれなだけよ……それにしても懐かしいモノがあるじゃない」
????
「ああ、楽しみに待って行ってくれ」
~開拓地のフィールド~
「やっと戻ってこれた」
アクア
「まだ、目が慣れてなくてチカチカします」
トゥシエ
「私は向こうのがすごし易いんだけど」
ヨッジー
「お?来たな」
ウィズ
「やっと合流できました!」
「あ、ウィズさん連絡とれなくてすみませんでした」
ウィズ
「いえ、大変だったみたいですね」
「ええ、実は……」
俺は事情を説明すると、
ウィズ
「ふむ~まためんどくさいことになってますね」
「ええ、このままだと先日のこともあるからお城から来る兵と一緒に魔族達が侵攻を受ける可能性もあるし、もしかしたらグランドクエストなんかにされて……」
ヨッジー
「いや、その件なんだがちょっと情勢が変わって来ていてだな」
「というと?」
ヨッジー
「確かに、お城から兵が侵攻してきているんだがその兵がちょっと問題でな」
「?」
ウィズ
「実はですね、その兵たちが近づくプレイヤーを有無を言わさず蹴散らしているらしく……しかも物凄い強いらしいです」
「え?今までの流れだとうちらを悪者にしてまた運営が仕掛けて来ると思ってたけど」
ヨッジー
「どうやらそういうわけではないようだが」
「ふむ~」
ウィズ
「そういうこともあって、プレイヤー達から兵に対して賛同するどころか敵対、不気味がる人が大半ですね」
ヨッジー
「まあ、強者を好むバトルジャンキーが挑んでるとも聞くが」
「となると、まったく読めないな」
ヨッジー
「まあ、魔族に対して興味は薄れているが町のNPCは敵視してるからなプレイヤー達もあまり良く思ってないのも事実だ」
「う~ん、良くわからないな」
ウィズ
「とりあえず、様子を見に行ってみます?」
ヨッジー
「そうだな、なんでもその軍勢が見えたり、見なかったりしてるらしくて具体的に位置はわからないが、目撃情報を照らし合わせながら探し見るか」
「OK」
0
お気に入りに追加
652
あなたにおすすめの小説
【第1章完結】デスペナのないVRMMOで一度も死ななかった生産職のボクは最強になりました。
鳥山正人
ファンタジー
デスペナのないフルダイブ型VRMMOゲームで一度も死ななかったボク、三上ハヤトがノーデスボーナスを授かり最強になる物語。
鍛冶スキルや錬金スキルを使っていく、まったり系生産職のお話です。
まったり更新でやっていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。
「DADAN WEB小説コンテスト」1次選考通過しました。
巻き込まれ召喚されたおっさん、無能だと追放され冒険者として無双する
高鉢 健太
ファンタジー
とある県立高校の最寄り駅で勇者召喚に巻き込まれたおっさん。
手違い鑑定でスキルを間違われて無能と追放されたが冒険者ギルドで間違いに気付いて無双を始める。
最悪のゴミスキルと断言されたジョブとスキルばかり山盛りから始めるVRMMO
無謀突撃娘
ファンタジー
始めまして、僕は西園寺薫。
名前は凄く女の子なんだけど男です。とある私立の学校に通っています。容姿や行動がすごく女の子でよく間違えられるんだけどさほど気にしてないかな。
小説を読むことと手芸が得意です。あとは料理を少々出来るぐらい。
特徴?う~ん、生まれた日にちがものすごい運気の良い星ってぐらいかな。
姉二人が最新のVRMMOとか言うのを話題に出してきたんだ。
ゲームなんてしたこともなく説明書もチンプンカンプンで何も分からなかったけど「何でも出来る、何でもなれる」という宣伝文句とゲーム実況を見て始めることにしたんだ。
スキルなどはβ版の時に最悪スキルゴミスキルと認知されているスキルばかりです、今のゲームでは普通ぐらいの認知はされていると思いますがこの小説の中ではゴミにしかならない無用スキルとして認知されいます。
そのあたりのことを理解して読んでいただけると幸いです。
VRMMO~鍛治師で最強になってみた!?
ナイム
ファンタジー
ある日、友人から進められ最新フルダイブゲーム『アンリミテッド・ワールド』を始めた進藤 渚
そんな彼が友人たちや、ゲーム内で知り合った人たちと協力しながら自由気ままに過ごしていると…気がつくと最強と呼ばれるうちの一人になっていた!?
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。
俺だけに効くエリクサー。飲んで戦って気が付けば異世界最強に⁉
まるせい
ファンタジー
異世界に召喚された熱海 湊(あたみ みなと)が得たのは(自分だけにしか効果のない)エリクサーを作り出す能力だった。『外れ異世界人』認定された湊は神殿から追放されてしまう。
貰った手切れ金を元手に装備を整え、湊はこの世界で生きることを決意する。
【長編・完結】私、12歳で死んだ。赤ちゃん還り?水魔法で救済じゃなくて、給水しますよー。
BBやっこ
ファンタジー
死因の毒殺は、意外とは言い切れない。だって貴族の後継者扱いだったから。けど、私はこの家の子ではないかもしれない。そこをつけいられて、親族と名乗る人達に好き勝手されていた。
辺境の地で魔物からの脅威に領地を守りながら、過ごした12年間。その生が終わった筈だったけど…雨。その日に辺境伯が連れて来た赤ん坊。「セリュートとでも名付けておけ」暫定後継者になった瞬間にいた、私は赤ちゃん??
私が、もう一度自分の人生を歩み始める物語。給水係と呼ばれる水魔法でお悩み解決?
社畜だけど異世界では推し騎士の伴侶になってます⁈
めがねあざらし
BL
気がつくと、そこはゲーム『クレセント・ナイツ』の世界だった。
しかも俺は、推しキャラ・レイ=エヴァンスの“伴侶”になっていて……⁈
記憶喪失の俺に課されたのは、彼と共に“世界を救う鍵”として戦う使命。
しかし、レイとの誓いに隠された真実や、迫りくる敵の陰謀が俺たちを追い詰める――。
異世界で見つけた愛〜推し騎士との奇跡の絆!
推しとの距離が近すぎる、命懸けの異世界ラブファンタジー、ここに開幕!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる