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本章1 ウォータリア編

No.43忘却の姫5

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トゥシエ
「伏せなさい!」

ゴボオーーー

「あぶな!炎の槍?」

ポコ
「なんかうじゃうじゃいるっス」

ゲンゾウ
「なんじゃあいつら」

「これは」

見た目は先ほどと同じような今までとちょっと今までと毛色の違うモンスターが様々居るが、一番気になるのはがステータスも盛大にバグってる。

ほじあおうらいおう レベル?*
HPjkじおひ
MPふゆr;え

「これじゃ強いんだか弱いんだかよく分からないな」

先生
「またか……」

アクア
「とりあえず、撃破して鉱石を」

「そうだね、鉱石は……あそこかな?」

先生
「……!あれは」

「先生あれで大丈夫ですか?」

先生
「ああ、間違いないアレならかなり回復できる」

エリアの奥に赤い真珠の様な鉱石が鎮座しているのが見えた。

「よし、あそこまで一直線に行って回収後、すぐ戻ろう!」

ゲンゾウ
「うむ、クリス!全体付与を」

クリス
「はい」

「しゃべた!それに全体付与」

ゲンゾウ
「あいつもレベルアップしとるんじゃ」

「なるほど」

ゲンゾウ
「トラップ系は小道具で乗り切るぞ、手持ちはどれくらいあるんじゃ?」

「えっと、今手持ちが無くて」

ゲンゾウ
「修行さぼっとるな、帰ったら再教育じゃ」

「勘弁して下さい」

ゲンゾウ
「ふ~じゃ今日は儂が大盤振る舞いじゃ!オールアイテム!道具倍化!」

ゲンゾウさんの懐から小道具がバンバン飛び出しフロアを所狭しと動き回る!

「よし!いくぞ!」

アクア
「はい!プリズムエール!」

クリスさんとアクアさんの支援魔法が展開され一直線に敵へと突っ込む!

「どけーー!セイントサンダー!」

正直強さは分からなかったがこちら攻撃は通じてるようだし、防御面に置いてもムーさんを憑依させてるせいか問題ない。

「この分なら問題なさそうだ!」

ムー
「あいつ見たことあるわ、この前みたいに圧縮でイケるはずよ」

「わかりました!グラビティプレス!」

先生
「アクア!あいつは光魔法じゃ!」

アクア
「はい!レイ!」

ゲンゾウ
「ふむ、あのタイプは光じゃな……忍術閃光烈火!」

俺達は順調に一気に鉱石へと走り抜けたが……

ずん!

突如、巨大な棍棒が目の前に現れる、
その姿はまるで黒い巨人?あれ上半身がチカチカして黒くなったり赤くなったり、白くなったり。

先生
「まさか…こいつはコロコロ変わりよって一体どれだ、儂が知る限り単体でもそれなりに歯ごたえがある上に対処の方法が違うぞ」

ステータスを見ても盛大にバグっていて何なのかわからない。

ズドン!

振り下ろした金槌から物凄い風圧が起こる。

「なんだこの馬鹿げた威力は」

先生
「うむ、力のステータスが吐出しておる」

トゥシエ
「ふ~ん、お誂え向きな敵が出て来たようね」
そういってニヤリと笑っている。
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