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本章1 ウォータリア編
No38.敗走の果てに8
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人は恨みやすいモノから己怒りをぶつけるとは良く言ったものだと痛感する。
俺達は連れて行かれたのは街の広場に作られた簡易的な檻であった。
魔族看守
「お前たちもココへ入れ!」
ポコ
「これはどういうことっス!」
トゥシエ
「町の為に戦ってきた者に対する仕打ちがこれなのかしら?」
ゲンゾウ
「まるで戦犯扱いじゃな」
???
「どうやらその様だ」
その声に振り替えるとそこには魔族長だった。
魔族長
「皆の者すまない、命からがら戦い帰還した者への仕打ちがこれでは……」
「一体何があったんですか?」
魔族長
「それは……」
???
「貴方方の行為が事態を悪化させてしまったのです!」
そこには髪の短い黒いローブを着た女性が居た。
ポコ
「貴様誰っす!」
???
「私は魔本国から来た使者よ」
「魔本国?」
トゥシエ
「魔界における中央政府よ」
「ふむ」
???
「貴方達の行いにより光族を完全に怒らせてしまっただけでなく、他の人族たちまで魔族に対して敵対心を持ってしまった!」
お前たちのせいで!実態は悪化したんだ
族長を信頼していたのに!
周りから野次が飛ぶ
使者
「光族たちの怒りは留まらずこの町まで侵攻すると宣言してきたわ」
そんな!
村はもう終わりだ!
こいつらを見せしめに差し出せば!
ポコ
「みんな酷いっス!みんなで決めたことじゃないっスか!」
先生
「責任転換か」
アクア
「危ない!」
バチン!
石が飛んでくる!
魔族長
「静まれ!!!」
族長の一喝で静まる広場
魔族長
「使者よ、お前が来たということは何か理由があるのだろ」
使者
「察しが良いですね、私たちとしてはこのまま本国まで影響することは何としても避けたいと考えている、そこで仲裁案としてこの町の管理をウォータリアに預け仲裁して頂こうかと思う」
アクア
「ウォータリア!」
魔族長
「この土地を!民を!売るつもりか」
使者
「結果的にそういうことになるけど、それは貴方方が招いたことでしょ…さあこの書面に署名しなさい」
魔族長
「断る!我が闇の地を明け渡すつもりわない!」
使者
「皆この発言をどうおもう!この者は魔界すら危機に陥れようとしているぞ」
お前等のせいで!
魔界が無くなってしまう!!
お前たちが余計な事をしなければ!!
石が無数に飛んでくる。
「これはまずい、ダイヤモンドシールド!!」
ポコ
「みんな……」
先生
「これは何かおかしいぞ」
「ええ、みんな怒りに狂っていますね」
先生
「いや、そうではない!わからぬかこの馬鹿弟子が!何か嫌な魔力を感じる」
「え?」
アクア
「そんなものは感じませんが」
トゥシエ
「私も」
先生
「ふむ、となると更に厄介じゃな」
ゲンゾウ
「しかし、このままではいずれ時間の問題じゃぞ」
アクア
「かといって攻撃するわけには」
ポコ
「構わないっス!こうなったら」
「何か手が……そうだ!アレなら」
「みんな辞めろ!!」
俺は先日使った『威圧』スキルをアクティブにし叫ぶ!
するとそれまで暴徒とかしていた町の人たちが見る見る動きが止まり、
膝を地面に突き出した。
なんだこれは!
体が!
使者
「これはどういうこと!皆この者達を恨み責めるのでは無いのか!」
ゲンゾウ
「今じゃ!小道具*『木こり人形』と*道具効果倍化!」
*木こり人形:破壊可能な対象物を壊すことができる(但し、出来栄えにより壊せるランクは変わる)
*道具効果倍化:対象の道具効果を上げることが出来る
ゲンゾウさんが懐から木こりの玩具を取り出してスキルで牢の鉄柵を破壊する。
使者
「お前たち我に逆らうつもりか!」
先生
「おやおや?使者さんお前さんは魔族じゃよな?」
使者
「私は魔本国の使者だ!」
先生
「それならば闇属性のはずなのにこの馬鹿弟子の威圧の影響を受けないというのは聊かおかしいじゃろ?」
使者
「どういうことだ!」
先生
「この馬鹿弟子の威圧の効果は闇属性には効果があるんじゃ、お前がいくら強かろうとその影響があること位わかるじゃろうが、お前さんはそれすら気づいていない!」
すると先生の姿がターニャに変わる!
ターニャ
「それにさっきの力……何者だ」
ターニャが剣を構える!
使者
「バレてしまったら、仕方ない……だがもう遅い、ウォータリアはじきにココに攻め入る、どうせ結末は終わりだ」
アクア
「!」
ターニャ
「お前を捕まえて全てを吐かせる!ターニャ流火速円具」
使者
「では、御機嫌よう」
先生の一撃が決まったかに見えたがそこには先ほど着ていたローブしかなかった。
ターニャ
「っち!この一撃をかわすなんて……しかももう気配がない」
次の瞬間
ドタドタ
町の人たちが一斉に倒れだす。
アクア
「みなさん!」
ポコ
「これは一体なんっスか」
「とにかく救護を」
そんな状況を遥か頭上から眺めている者が居た。
フレミィ
「こわこわ、さすがターニャ私の空気人形を見破るなんてコワイコワイ」
俺達は連れて行かれたのは街の広場に作られた簡易的な檻であった。
魔族看守
「お前たちもココへ入れ!」
ポコ
「これはどういうことっス!」
トゥシエ
「町の為に戦ってきた者に対する仕打ちがこれなのかしら?」
ゲンゾウ
「まるで戦犯扱いじゃな」
???
「どうやらその様だ」
その声に振り替えるとそこには魔族長だった。
魔族長
「皆の者すまない、命からがら戦い帰還した者への仕打ちがこれでは……」
「一体何があったんですか?」
魔族長
「それは……」
???
「貴方方の行為が事態を悪化させてしまったのです!」
そこには髪の短い黒いローブを着た女性が居た。
ポコ
「貴様誰っす!」
???
「私は魔本国から来た使者よ」
「魔本国?」
トゥシエ
「魔界における中央政府よ」
「ふむ」
???
「貴方達の行いにより光族を完全に怒らせてしまっただけでなく、他の人族たちまで魔族に対して敵対心を持ってしまった!」
お前たちのせいで!実態は悪化したんだ
族長を信頼していたのに!
周りから野次が飛ぶ
使者
「光族たちの怒りは留まらずこの町まで侵攻すると宣言してきたわ」
そんな!
村はもう終わりだ!
こいつらを見せしめに差し出せば!
ポコ
「みんな酷いっス!みんなで決めたことじゃないっスか!」
先生
「責任転換か」
アクア
「危ない!」
バチン!
石が飛んでくる!
魔族長
「静まれ!!!」
族長の一喝で静まる広場
魔族長
「使者よ、お前が来たということは何か理由があるのだろ」
使者
「察しが良いですね、私たちとしてはこのまま本国まで影響することは何としても避けたいと考えている、そこで仲裁案としてこの町の管理をウォータリアに預け仲裁して頂こうかと思う」
アクア
「ウォータリア!」
魔族長
「この土地を!民を!売るつもりか」
使者
「結果的にそういうことになるけど、それは貴方方が招いたことでしょ…さあこの書面に署名しなさい」
魔族長
「断る!我が闇の地を明け渡すつもりわない!」
使者
「皆この発言をどうおもう!この者は魔界すら危機に陥れようとしているぞ」
お前等のせいで!
魔界が無くなってしまう!!
お前たちが余計な事をしなければ!!
石が無数に飛んでくる。
「これはまずい、ダイヤモンドシールド!!」
ポコ
「みんな……」
先生
「これは何かおかしいぞ」
「ええ、みんな怒りに狂っていますね」
先生
「いや、そうではない!わからぬかこの馬鹿弟子が!何か嫌な魔力を感じる」
「え?」
アクア
「そんなものは感じませんが」
トゥシエ
「私も」
先生
「ふむ、となると更に厄介じゃな」
ゲンゾウ
「しかし、このままではいずれ時間の問題じゃぞ」
アクア
「かといって攻撃するわけには」
ポコ
「構わないっス!こうなったら」
「何か手が……そうだ!アレなら」
「みんな辞めろ!!」
俺は先日使った『威圧』スキルをアクティブにし叫ぶ!
するとそれまで暴徒とかしていた町の人たちが見る見る動きが止まり、
膝を地面に突き出した。
なんだこれは!
体が!
使者
「これはどういうこと!皆この者達を恨み責めるのでは無いのか!」
ゲンゾウ
「今じゃ!小道具*『木こり人形』と*道具効果倍化!」
*木こり人形:破壊可能な対象物を壊すことができる(但し、出来栄えにより壊せるランクは変わる)
*道具効果倍化:対象の道具効果を上げることが出来る
ゲンゾウさんが懐から木こりの玩具を取り出してスキルで牢の鉄柵を破壊する。
使者
「お前たち我に逆らうつもりか!」
先生
「おやおや?使者さんお前さんは魔族じゃよな?」
使者
「私は魔本国の使者だ!」
先生
「それならば闇属性のはずなのにこの馬鹿弟子の威圧の影響を受けないというのは聊かおかしいじゃろ?」
使者
「どういうことだ!」
先生
「この馬鹿弟子の威圧の効果は闇属性には効果があるんじゃ、お前がいくら強かろうとその影響があること位わかるじゃろうが、お前さんはそれすら気づいていない!」
すると先生の姿がターニャに変わる!
ターニャ
「それにさっきの力……何者だ」
ターニャが剣を構える!
使者
「バレてしまったら、仕方ない……だがもう遅い、ウォータリアはじきにココに攻め入る、どうせ結末は終わりだ」
アクア
「!」
ターニャ
「お前を捕まえて全てを吐かせる!ターニャ流火速円具」
使者
「では、御機嫌よう」
先生の一撃が決まったかに見えたがそこには先ほど着ていたローブしかなかった。
ターニャ
「っち!この一撃をかわすなんて……しかももう気配がない」
次の瞬間
ドタドタ
町の人たちが一斉に倒れだす。
アクア
「みなさん!」
ポコ
「これは一体なんっスか」
「とにかく救護を」
そんな状況を遥か頭上から眺めている者が居た。
フレミィ
「こわこわ、さすがターニャ私の空気人形を見破るなんてコワイコワイ」
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