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第7章 メルヘンの国の騎士団とマッスル

213:グランドクエスト7-13

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悲しみのマッソー達よ、今開放するから…
さあ!

「えっと分かりました!マッソー武術極発動!いくぞーーー!」

マッソーマンに促されスキルを発動させて敵陣に突っ込む!

マリー
「あはは!あなた面白い人ね~私もご一緒してあげる♪」

後方からマリーが笑いながら続く、一方でワイルドとブレイカーが打ち合いを開始する。

ブレイカー
「団長!」

ワイルド
「ワイルド、お前は疑問に思わないのか!お前の守ろとしている連中は我等を否定し、我らが討伐していたら彼らは我等と同じ姿をしている」

ブレイカー
「彼らは街を、人を襲っていたでしょ」

ワイルド
「確かに前はそうだった、しかし今彼らは王の導きによって知識と言葉を操るもうモンスターではない」

ブレイカー
「知識を持っているモノがいきなり町を襲うの?」

ワイルド
「・・・」

ブレイカー
「団長…あなたは逃げたのよ、人は弱く恨みやすいモノから恨み全ての根源を擦り付けようとするのよ」

ワイルド
「ちがう!この国は本当はあの方のモノだ!」

ブレイカー
「このわからず屋!」

マリー
「あらあら、激しいことでもこちらも負けてないわよ…ファンシーファイヤー!」

マリーの剣から炎が迸る。
どこからか「また儂の技に変な名前つけおって!」という先生の言葉が聞こえたような…
さすが先生の技というだけあって物凄い威力で敵を斬って行く。

「アレじゃあ騎士団の皆が死んでしまう」

マッソーマン
悲しきマッソー達を死なせてはならない!あの技で…少年ココは私に変わってくれ。

次の瞬間、俺の肉体の主導権がマッソーマンに変わる。

マリー
「ははは!赤い花をいっぱい咲かせ…!」

マリーの剣を白刃取りで止める。

「無暗にマッソーを傷つけないで」

マリーが怒るかと思ったが

マリー
「すっごーい、私の一撃を素手で止めるなんて…私あなたに興味津々よ!」

「今こそ…この技を使う時…究極奥義マッスル砲」

体が宙に浮かびどんどん上へと上がって行く。

「我 筋肉を愛する者 筋肉に導かれ者」

徐々に体の筋肉が光だし、やがてその光は体を離れて渦を巻く

「穢れし纏いからその身を解き放ち、真なる開放を!」

光の渦は俺の背後に無数に出来き回転を始める。

マリー
「綺麗…凄いわ」

「筋!肉!解!砲!」

眩い光が俺を包み1つの光となり、そしてその光は降り注ぐ太陽の光の様に騎士団達を包み込む。

ワイルド
「!」

やがて光は収束していく。

「解放完了」

光が無くなった後には裸の男達が山積みになっていた。

究極奥義マッスル砲
効果:全体防具破壊、瀕死、催眠

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