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第7章 メルヘンの国の騎士団とマッスル

205:グランドクエスト7-5

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ステイン
「そんなことがあったのか」

俺達はステインさんに今までの経緯を離しながらお城の中にある第1騎士団団室へと向かっていた。

ヨッジー
「あんにゃろ!絶対白状させてやる」

先生
「三枚に卸す!」

アクア
「決めつけは良く無いですよ」

「うんうん」

あの後防衛待機組と裏切り者の捜索とのグループ分けをして、
俺と、ステインさん、アクアさん、ヨッジー、先生が捜索となり、残りメンバー+騎士団が防衛となった。

ヨッジー
「しかし、ココがホントに団室があるとこなのか?89騎士団とはえらく違うし人子一人いないぞ」

確かにヨッジー言う通りそこは丸で神殿の様な作りで89騎士団のゴミ捨て場とは大きく違う、それに気味が悪い位周りに人もいない。

ステイン
「う~ん、他の団室もここまでじゃないにしろ似た様な所だしな…むしろ君達の方がイレギュラーでは?」

「それは、確かに…」

ステイン
「あと今第1騎士団は全員王の間の付近に居る所をみると他の騎士団もそちらに居る可能性が高いかな」

先生
「王の風上におけんの~」

「それに崇められているのは先生ですが」

先生
「じゃかましい!」

パコ!

「痛い、やめて先生」

先生の攻撃から逃げながら先に進んで行くと…

ステイン
「これです」

そこにはバカデカい扉が現れた。

ヨッジー
「なんじゃコレ」

ステイン
「まあ、一応国のトップの騎士団ですから」

先生
「ふん!くだらん」

扉を開けるとそこにはまるで夢の国のようなファンシーな内装が広がっていた。

「これはすごいな」

ヨッジー
「騎士団の団室っていうよりコレはテーマパークみたいなだな」

ステイン
「確かに89騎士団を見た後だとそう思われても仕方ないかな」

ヨッジー
「で?問題の着ぐるみ野郎はどこだ」

ステイン
「えっと、彼は自分の団室にいるようだが」

「個室まで完備ですか~すごいな」

団室の奥の通路を歩いて行くと各団員の部屋があった。

ヨッジー
「この待遇の差は酷いな」

ステイン
「まあ、そうですけど彼の場合…」

そういってステインさんが指さしたのは掃除用具室と書かれたプレート。

「ここは…」

ステイン
「彼はあまり良い待遇ではないということだよ」

ヨッジー
「ふむ~」

アクア
「彼にも事情がありそうですね」

トントン

「休みの所すまない、ちょっと良いかな」

しかし返事はなかった。

ステイン
「おかしいな…確実ここにいるんだが…あれ?開いてるぞ」

そっと扉を開けるとそこには!
氷漬けになっている着ぐるみ男が!

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