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第7章 メルヘンの国の騎士団とマッスル

182:バグストリーム4

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アクアさん、アネゴ達にはゲーム内の設定とかが絡むとややこしいので、
町の下見という形で誤魔化し俺達は分かれ、それから並ぶこと小一時間…

ヨッジー
「やっと番だぜ」

「まったくだ」

ゲンゾウ
「しかし、ゲームの世界で並ぶことになるとわ」

ウィズ
「まあ、そうですね」

カウンターに行くとクマのNPCが笑顔で、

NPC
「お待たせしました、ギルドの登録ですね」

「はい」

NPC
「それではギルドの説明をしますね、ギルドとはプレイヤーの集合体で最低3人から結成できます。結成するにはリーダーとなる方が申請を出しその方のランクにより規模が変わります。サークル>ファミリー>ギルドと言った感じなります。」

あれ?俺ランク上げたのって一回だけのような…

NPC
「なお、結成時サークルであってもギルドへの貢献度により昇格も可能です」

「えっとそのサークルとファミリー、ギルドの違いっていうのは」

NPC
「サークルは基本機能のグループ会話のみの使用権限しかございませんが、ファミリーになるとご自身のグループの家を持つことが許可されます、ギルドになると週末行われる討城戦というイベントに参加でき、勝利すると次回までお城を拠点とすることができなるなどの特典がございます」

「なるほど…結成に必要なランクは」

自分のステータスを確認してみると俺はFだった。

NPC
「サークル結成はD以上、ファミリーがB以上、ギルドSになります」

「えっとFだと…」

NPC
「出来ませんね、お帰り下さい」

「はい」

ヨッジー
「ダイン、俺が確認しなかったのが悪いがFって…どんだけギルド活用してないんだよ」

「すまん」

ウィズ
「まさか、そんなに低いとは」

ゲンゾウ
「儂でさえCじゃぞ」

ぬほ!ゲンゾウさんにまで抜かれている。

ヨッジー
「お前モンスターのドロップとかどうしてるんだ?」

「う~ん、そういえばほとんど袋に入れっぱなしだな…何せ今までいろんなことがあり過ぎて放置してたな」

ヨッジー
「おっお前な~あそこの張り紙のクエストで、そのドロップ品で消化出来そうなモノは無いか?やればすぐ上がるかもしれんから」

そう言って指さされた張り紙がありそこには様々なクエストが書かれていた。
その中にある納品クエストで今までのドロップ品で対応出来るものがいくつかあった。

「これと…これと、コレ、コレ」

俺は可能なモノを全て受けてカウンターでクエストの報告をすると…

NPC
「おめでとうございます、Dランク昇華試験が受けれますよ」

ウィズ
「おめでとうございます」

ヨッジー
「だろうな、で?昇華クエは何だ。地域によって配達先は違うが大体は御使いクエストだが」

「えっと、第89騎士団へ回復薬を届けることみたいだけど」

ヨッジー
「よし!さっそく済ませようぜ」

「すまんね~」

この時、この出会いが後々に影響をすることを知らなかった…
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