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第6章 街の灯は燃ゆる~悠久の時に諍いし者~

民芸店の昔話22

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~ダイン~

 吹き飛ばされたキルが再び立ち上がる。

キル
「こんなところで負ける訳にはいかないんだよ!また負けるなんて許されない!」

 青星
 「あの攻撃を受けて立ち上がるとは!」

キルがこちらに歩きながら…

キル
「マイミュージック発動!深淵の業火!」

そういうと勇ましい音が鳴り響きキルの周りに炎の様なエフェクトが!

 「ここは俺が行きます!マイミュージック発動!黒蝶の風!」

 俺もマイミュージックを発動させる!
 黒い蝶がキルを襲いバッドステータスを付け、追加攻撃で闇属性の攻撃が飛んでいく!

 「どうだ!」

たしかにダメージとバッドステータスが付いたはずだが…

キル
「いいぜ、それで良い」

なぜか笑っているキル…
そして次の瞬間!

ズドン!

 今まで見たことない速さで加速したキルが俺を殴る!

 「ぐは!」

 一体何が…

キル
「ふふふ、何故って顔してるな…俺のマイミュージックは窮地い陥れば陥るほどステータスがあがるんだよ!オラ!」

 確かに背中のオーラが先ほどよりもかなり大きくなっている!
 不敵な笑いをしながらキルが豪快な蹴りを放ちながら…

キル
「どうしたさっきの勢いは!どうしたんだ?」

キルはスキルを駆使して俺にコンボ攻撃を仕掛けてる、
 俺は盾で守る事しかできない、しかも防御してるはずなのにHPの減りが速い、
くっそ!やっかいだ…と俺が焦っていると青星さんが呆れたような声で…

青星
 「あの御仁がバカで良かった…」

 「え?」

 青星
 「たしかに今のあの強さでは今の君では倒せるか微妙なレベルまでステータスが上がってるが…」

 「何か策が?」

そういうと頷き…

青星
 「最後の一撃の準備を…あと先ほど手に入れたおやきはどこに?」

 「アイテムボックスにありますが…?」

 青星
 「それでは行きますか…しばし私が主導権を…」

キル
「今の俺は無敵だ…スネークナイフ!」

キルのナイフが飛んでくる。

 青星
 「幻影流星」

スキルを発動するとなんと!周りに綺麗な流れ星が地面に突き刺さり辺りが砂煙に立ち込める、
そして次の瞬間流れ星が落ちたとこから数体の自分が周りに現れた!
 分身の術か!

キル
「うぜーな!全員叩き斬ってやる!」

キルはすごい速度で分身を叩きる!

 青星
 「今だ!奥義エリアサークルアイテム!」

 青星さんがスキルを発動すると先ほどアイテムボックスから出したおやきが半透明になり
 とんでもない大きさに膨れ上がり俺達を包む…

青星
 「更に!アイテム大促進」

すると、俺のHPがすごい勢いで回復している!

 青星
 「エリアサークルアイテムは範囲内の全てにアイテム効果を与え、アイテム大促進はそのアイテム効果を極限まで高め、さらに継続的に発動する」

キルを見るとキルのHPもすごい勢いで回復している…
ということは…
あいつのマイミュージックの効果は窮地でなければほぼ意味が無い!

 青星
 「我が拘束するから一撃しとめてくれ!スキル!スパイダートラップ!」

すると銀色の糸がキルを拘束する!
これなら!いくぜ相棒!
ガラスの手槍のアイコンを見ると!

 (==)b

 「おしゃべりが過ぎたな!手の内は簡単に行っちゃダメだぜ!くらえ!レールスピアガン」

 極限まで蓄積されたガラスの手槍を放つ!

キル
「くそーーー!」

キルは拘束から逃れられずそのまま倒された!

 何だろこのキルさんの噛ませ犬感…
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