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第6章 街の灯は燃ゆる~悠久の時に諍いし者~

民芸店の昔話21

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~ゲンゾウ~

ゲンゾウ
「ええ!幻影め!」

ゲンゾウが半ばやけくそに攻撃を仕掛けるが…

異国の絵画
 「ふふふ」

 全てが空振りになる…

異国の絵画
 「あなたは悪くない…、さあ休むのよ…」

ゲンゾウ
「なんだ急に眠く…これはスキルか」

ゲンゾウが敵の発動スキルを確認すると…

スキル 困惑の問い:眠り、暗闇のバッドステータスを与えるスキル

 ゲンゾウ
「くっそ、あれはクリスじゃない…分かっているだが」

ゲンゾウがバッドステータスをなんとかアイテム等で防いでいると…・

異国の絵画
 「ふふふ…えい!」

 絵画の金色の額縁が外れてそのままゲンゾウにすごい勢いで飛んでくる。

ゲンゾウ
「ぐは!」

 直撃して倒れ込むゲンゾウ

異国の絵画
 「ふふふ」

ゲンゾウ
「このままでは…」

ゲンゾウが回復アイテムを使おうとした時…

異国の絵画
 「ふふふ、悲しいわね」

 突如ゲンゾウの周りに青い雨が…

ゲンゾウ
「なんじゃコレは!」

ゲンゾウがその雨を浴びると回復アイテムを使っても回復しなくなった。
ステータスを見ると…回復封じの文字が!

ゲンゾウ
「この雨のせいか!」

 異国の絵画
 「ふふふ、えい!」

ゲンゾウ
「くっそ!俺はまた負けるのか…」

 敵の攻撃に耐えることしか出来ないゲンゾウ…

HPが1/3を切った…

ゲンゾウ
「ぐぬぬ」

その時…それは幻だったのか、それとも神社の伝説が具現化したのか、
 神社の中から光が現れ…そこには異国の絵画と同じ女性が見えた…
そしてゲンゾウを厳しい目で睨み消えた…

ゲンゾウ
「はっ…そうだったなお前はそういう厳しい奴だったな、可哀そうなんていって慰める奴じゃなかったな…」

 異国の絵画
 「ふふふ、えい!」

ガクブーメランの攻撃が再度ゲンゾウを襲うが…

ゲンゾウ
「笑い方も違う…そんな御淑やかじゃない」

ゲンゾウは攻撃を薙ぎ払う!

 異国の絵画
 「ふふふ、悲しいわね」

ステータス異常スキルが来るが…

ゲンゾウ
「アイツはそんな後ろ向きじゃない」

 素早い動きで範囲から離れ回避!

ゲンゾウ
「お前はあいつじゃない!」

そういうとゲンゾウは懐から細工でつかう幾つかのナイフを取り出す。

ゲンゾウ
「こいつは俺の魂が入った道具だ…あれからずっと俺は作り続けた作品の思いが籠ったこの道具で…クリスとっておきを見せてやる…」

そう言うとアイテムから大きな丸太を取り出し空に投げすごい勢いで何かを作る…
そして出来たのが鬼面…

ゲンゾウ
「継承スキル!つくも!」

スキルを発動して鬼面を被るとその鬼の面に合わせるように体が大きくまさに鬼のような風貌に!

ゲンゾウ
「一撃で終わらす…継承スキル!青星流ナパームアーム!」

ゲンゾウは飛び上がり拳を振り上げ敵目がけ突っ込む!
すると拳の周りが紅く煌めきそして敵を捕らえると…

ゲンゾウ
「成敗!」

 一気に敵を貫く!

それと同時に風貌はいつものゲンゾウに戻った。
 HPはスキルを使用したことにより瀕死状態、MPも半分以上が無くなっている。

ゲンゾウ
「クリス見てくれたか!」

ゲンゾウが叫ぶと…

異国の絵画が光へと変わって行く…
そして気のせいか少し笑った気がした。

ゲンゾウ
「ふっ、そうか…よかった」

 ~~~~~~~~~
ドロップアイテム
異国の絵画
 ~~~~~~~~~





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