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第6章 街の灯は燃ゆる~悠久の時に諍いし者~

民芸店の昔話12

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~ダンジョン開始前~

ヨッジー
「おう!ダイン」

 「おう!ヨッシー今回も悪いな」

ヨッジー
「まあ、いつものことながら面倒に巻き込まれるよなお前」

 「まあな…」

ヨッジー
「ウィズさんはこないのか?」

 「なんか忙しいみたいだ」

 俺はダンジョンに参加するにあたってヨッジーとウィズさんに声をかけたが、
ウィズさんは忙しいようでこれないとのこだった。

ヨッジー
「今回は御宝発掘系らしいな」

 「そうなのか?」

ヨッジー
「内容くらい読めよ!」

 「すまん」

ヨッジー
「なんでもダンジョン内に宝というか盗まれたアイテムが隠されてる部屋がありそれを探り当てるらしい」

 「ふむふむ」

ヨッジー
「しかもだ!盗まれたアイテムは数段ランクがあがった特製アイテムに変わってるらしい」

 「ほう~」

ヨッジー
「部屋を守る敵はそのアイテムに憑依して戦ってくるらしいからドロップアイテムがある程度予想できるみたいだが…」

 「ふむ」

となるとうちらの狙いは…女性NPCっぽい可能性が高いな…
そんな話をしているとゲンゾウさんがやってきた。

ゲンゾウ
「その子はお前さんの友達か」

 「あ、ゲンゾウさんこいつは俺のフレのヨッジーです」

ゲンゾウ
「そうか、宜しく頼む」

ヨッジー
「ああ、最善は尽くすぜ!」

ヨッジー
「しかし…あの爺さんがここまで変わるとは…」

 「すげーつよいぞ」

ヨッジー
「ほう…なんかすごい感じは伝わるわ」

 「うん」

ヨッジー
「開催期間は3日だ…それを過ぎるとこのイベントが終了してこのエリアには入れなくなる」

ゲンゾウ
「初日で決めたいところじゃ」

アクア
「主!そろそろ始まりそうです」

 変装したアクアさんが空を指差している、
そちらを見ると神社の空にカウントが出ていてもう間もなく0になりそうだ。

ヨッジー
「PT申請だしたから」

 「了解だ」

 俺はPT申請を承認しPTを組む。

ゲンゾウ
「待っておれ…」

そしてついに始まった!

 俺達は開幕ダッシュで鳥居を潜り敷地へ!

びよ~~~ん!

 「え?」

ヨッジー
「うそ?」

アクア
「何ですか~!」

 俺達は一瞬で鳥居の外へ!
 中に入ろうとしても見えない壁にカウントが出ていて20分間入れない仕様だ!
 他のプレイヤー達も八割以上が跳ね返されたようだ。

ゲンゾウ
「罠か!」

その時…

シャン!

シャン!

 鈴の音が…
そして…

パフィル
「このダンジョンはそんなに甘くなくてよ」

そこには巫女さんのような服をきたパフィルが!
 次の瞬間!

びゅん!

 俺達の居た地面が行き成り跳ね上がった!

 「うおおお!飛ばされる!」

 俺は地表にいるパフィルを見ながらスタートへ戻された。
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