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第6章 街の灯は燃ゆる~悠久の時に諍いし者~

民芸店の昔話3

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「ここが惣社エリアか~」

  吉井
 「すげー人!いつもはこんなじゃないだろうに」

  吉井の言う通り町に着くとそこには沢山の人が居た。

 「すごいな~ほんとにゲームとそっくりな町があるね」

  吉井
 「そっくりな町じゃなくて元はこっちだから、なんでも町全体をキャプチャーしたとかなんとか」

 「キャプチャー?」

  吉井
 「町全体をスキャンしたようなもんだ」

 「へ~」

  吉井
 「お!商店街も賑わってるな!行ってみようぜ」

  俺達は商店街に行くとそこにはやはり大勢の人がいろんなお店にいる。

  吉井
 「昼奢ってもらう代わりに何か買い物するなら俺の割引使わしてやるよ」

 「割引ってゲームでもらったやつ?」

  吉井
 「それ」

 「ふむ~欲しいモノか~」

  吉井
 「いいか、良く考えてお金使えよ何せここで買ったモノがゲームの中で反映するチケットになったりするからな」

 「あ、そういうのもあるんだな」

  とりあえず俺は団子屋のチケットを持っていたのでそこから行くことにした。
  店に入るとお店の中には様々な団子が並んでいたが、気になったのは値札の下に特典アイテムと効果が書いてあることだ。

  吉井
 「ほ~おもしろいアイテムいっぱいあるな!」

  吉井がいろんな効果を確認している。

  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
  名物草団子
  HP回復(中) 解毒

  いも団子
  HP回復(小)攻撃力増加(小)

  御団子セット
 HP回復(大)

  コラボ商品エクストリウムまんじゅう10個入り(一人1つまで)
  HP完全回復 状態異常回復
  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

  いろんな商品があるが効果良いモノほど高い!

  吉井
 「エクストリウムって!最近出てきた完全回復薬だろ…その饅頭か欲しいが」

 「たしかに欲しいけど…」

  2000円高い!

  結局俺は無難に草団子を買って更にゲーム内でもらったチケットを見せると、
  ゲーム内で使える草団子のアイテムコードを2枚もらった。
  吉井はいも団子を買っていたようだ。
  俺達はさっそく団子を食べようかと思ったが人が多すぎて休めるとこを探していると…

 吉井
 「お、あそこの神社が良くないか?」

  そこには大きな木が2本生えた神社があった。

 「そこにしようか」

  中に入るとおみくじを引ける自動販売機があり、そこには数名人が居たが商店街ほど混んでいなかった。

  吉井
 「おみくじか~あとでやってみるかな」

 「なんでも出たおみくじの内容で次にインしたときに最初の30分効果が付くみたいだな」

  吉井
 「いいね!」

  俺達は神社の由来が書かれた看板の下のベンチに座って少し休憩した。

  吉井
 「しかし、これだけ人いると動くのも大変だな~」

 「確かに……」

  吉井
 「ん?どうした」

 「いや、なんとなくこの看板を見てたんだが」

  吉井
 「コレか?えっとこの神社昔に村人が困った際、道に迷った時などに様々な形で現れ人々を救った…どこでもありそうな感じだけど」

 「まあ、確かにそうか」

  吉井
 「それよりおみくじ行こうぜ!」

 「はや!もう食べたのかよ」

  俺も急いで食べておみくじの列に並ぶ。
  おみくじのやり方は自動販売機に自分のIDを入力してお金を入れてスイッチを押すとコラボらしいタイトルロゴが入ったおみくじが出てくる…コレ効果あるのかな?

  結果
  吉井 小吉
  俺  大吉

  吉井
 「くそ~まけた~」

 「おみくじ勝ち負けは無いって、何々災い転じて福となす」

  吉井
 「お前大変なことだらけだから小さな福じゃわからないそうだな」

 「うるさい!」

  そんな感じで俺達は神社を後にして次のお店へ向かった。



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