上 下
186 / 586
第6章 街の灯は燃ゆる~悠久の時に諍いし者~

民芸店の昔話1

しおりを挟む
「うわ!びっくりした」

NPC
「ここは何もないです、帰った方が良いです」

なんだこのNPCは顔がないのもこわいけど、無気力で怖いぞ!
 改めて周りを見るが真っ暗で何も見えない!

 「とりあえず騒ぎが収まるまでココで…アクアさん!」

なぜ店の奥の方にアクアさんが透明になって手招きしてる!

アクア
「はい?」

 「え?!あれ?あそこに…」

アネゴ
「どうしたの?」

 「いや…あそこに」

そういって手招きしていた方を見るとそこには誰も居なかった…

アクア
「なにも居ませんが?」

 先生
 「もしやお前さんのアンデットスキルのせいかもしれんな…あっちに何かあるのかもしれんぞ」

そういって先生は奥に行ってしまった!
そして…

先生
 「のわーー!」

 「先生!」

 俺達は急いで奥に行くと…

先生
 「びっくりした!なんじゃ人形か」

 暗い店内の奥へ行くとうっすら灯りがともっており、
そこには藁でつくったハトの置物や、木で作ったいろんな道具などが置かれていた。

 「民芸品なのかな?」

アクア
「そうみたいですね…それにしてもこのハトの置物とかすごい細かい作りです」

アネゴ
「そうね、ほかのモノもみんな良く出来てるわね」

 確かに周りを見ると

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 藁のハト ランクS
効果:持っていると一度だけ即死級の土属性の攻撃を防いでくれる
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 何気に!高性能!

NPC
「何もないよ」

なんでこのNPCはこんなにやる気がないんだ…

「このアイテムってここの店主が作ったの?」

NPC
「…データがありません、店主にコールしますか?」

 店主を呼んでくれるんだろうか…

「えっと、お願いします」

NPC
「コールします、店主の状況によっては来れない場合もありますご了承下さい」

それから数分後…

ガサン!

 突如奥の障子がすごい勢いで開かれ!

 ???
 「ピーコン!ピーコン!うるさいんじゃ!これだから儂は嫌だったんだ!」

 「え?」

 ???
 「会長が頼み込むから参加だけはしてやったが、いろいろ店のモノを弄繰り回したり、変な機会はの説明は長々するし!やっぱり失敗だった!」

 「???」

 俺が困惑していると…

???
 「なんじゃい!お前か俺を呼んだのは」

そういうと灯りをつけたのか店の照明がついた…

???
 「まったく、ここには何もない!とっとと…お主は!」

そういうとすごい勢いで俺達のとこに走ってきて!

アクア
「!」

アクアさんの手を取り!

 ???
 「クリス!」

・・・・・?

ええええええ!どういうこと?!

しおりを挟む
1 / 3

この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!


処理中です...