14 / 37
出会いの宴(3)
しおりを挟む
ヨハンは、大使たちと会話を交わす主君を見やる。
(そろそろ陛下には私室の方へ退いて頂いて大丈夫だろう)
大使たちの相手役は侍女と、自分達で十分だ。
ジクムントへ戻って貰った後はマリアとの対面である。
着飾ったマリアはいつも以上に輝いて見えた。
女性の色香には疎《うと》いヨハンですら見取れてしまったのだ。
ジクムントはもっと感動するだろう。
だからと言ってマリアのことを受け容れるとは限らない話だが。
とにかくやってみるしかない。
「ヨハン様……!」
マリア付きの侍女、ルリが慌てた様子でやってくる。
「……マリア様が」
侍女は声をひそめる。
「マリア様がどうした」
「どこにも見当たらないのです」
「何をしていたんだ!」
「申し訳ございません。何かつまめるものを取りに行っていた間に……」
「花を摘《つ》みに行ったのではないのか」
「確かめに行きましたが……。もしかしてなのですが、マリア様にニオイス子爵様がご興味を抱かれたご様子で」
思わず舌打ちが出てしまう。
ニオイスは素行が悪い貴族として有名だった。
何人かの貴族令嬢が毒牙にかかったという噂が流れているが、明確な証拠が出ないし、被害側の貴族も娘の醜聞を公表したくないということもあって実情は分かっていない。
吹けば飛ぶような貴族ではあるが、今は面倒以外の何者でもない。
「ヨハン様、どうかされたのですか」
ゲオルグが尋ねてくる。
本当のことを言うまいかどうか迷いつつも、これを秘密にして万が一のことがあってはいけないとぼやかして伝える。
「どうやらニオイス子爵がまたどこぞの貴族令嬢と消えたようだ。客人方に気付かれぬよう一刻も早く見つけ出せ」
「分かりました」
ゲオルグはすぐに行動に移る。
ルリが泣きそうな顔でヨハンを見る。
「ヨハン様、申し訳ございません……!」
「謝罪は後だ。お前も探せ」
「か、かしこまりましたっ」
とりあえずジクムントには部屋へ戻ってもらわなければ。
ヨハンは玉座へと向かうと、傅《かしづ》く。
「陛下、次の予定がございます。そろそろ……」
それは退出の合図だ。
ジクムントは顎《あご》を引き、「ではまた会おう」と大使たちに向かって言う。
先触れが「陛下は退出にございます!」と声を上げた。
(何か問題が起きたのか)
ジクムントはすぐに察した。
それはかすかな違いでしかないが、衛兵の数が最初よりも増え、何か探す素振りをしている。
「何かあったのか」
背後に付いている護衛役の近衛兵に聞くと、「どうやらニオイス子爵が女性貴族と消えたとのことです」と言った。
(……ニオイス……あいつか)
面倒な貴族であるとは耳にしたことがあった。
いかがわしい手口で女性を手込めにするとか。
「お前たちも捜索に加われ」
「いえ、我々は……」
「命令だ。大使たちに騒動が漏れたとなれば一生の恥辱だ。急げ」
「はっ」
背筋をただした兵士はすぐに走り出した。
ジクムントはしばらく歩くと、やがてぴたりと動きを止める。
「何の用だ」
振り返ると、女がびくっと肩を震わせた。
城の女中ではないことはお仕着せの種類で分かる。
(刺客か?)
外套《マント》で隠れている右手で剣の束に手を掴む。
「お許し下さい!」
女は突然跪《ひざまず》き、声を上げた。
「何?」
「マリア様がニオイス様に拐かされてしまったかもしれません! わっ、私の責任でござ
います! どうか、マリア様をお助け下さいませ!」
「……マリア?」
ジクムントは弾かれたように女の傍らで膝を折ると、顔を上げさせた。
「マリア・デ・エリントロスかっ!」
思わず大きな声が出ると、女は驚きに身を震わせる。
「さっ、左様でございます」
「城内に……いるのかっ」
「はい。陛下にお会いする為に……」
「よく報《しら》せてくれた」
ジクムントは外套をかなぐり捨てると駆けだした。
※
「……少し飲み過ぎですよ」
身体が動かない。
(誰……?)
聞き慣れない声だ。
ぼんやりしていた視界が、ゆっくりと焦点を結んでいく――その先には自分を見下ろす男の顔が。
(………)
マリアはニオイスによって横抱きにされていた。
(どうして……私?)
動こうとするが、指先一本微動だにできない。
「全く。君は一体どんな素性だ? 城中が僕らを探して血眼になっているよ。お陰で外に出られなくなっちまった」
ニオイスは口汚く吐き捨てると、マリアを見下ろして微笑んだ。
「どれほど足掻いても無駄だよ。その薬は特注品だから」
「あ、あなた……」
瞬《まばた》きできるが、首すら動かせない。
ただ恐怖する心は自由であり、涙が滲む。
「悲しむことはないんだ。すぐに気持ち良くなれる。そういう薬も揃えてあるんだ」
会場で会った時よりもずっと粘っこい糸引くような猫なで声で囁き、にやりと嗤《わら》った。
(ここは、どこ……?)
ぼんやりした頭を必死に叩き起こし、少しでも手がかりを探す。
(外……)
しかしニオイスは今し方外に出られないと口にしたばかりだ。
(中庭?)
城外に出られないとしたら、それしかないが、城内にはたくさんの中庭が存在している。
兵士が探していてもここを探り当てられるまではどれくらいの時を要するか分からない
のだ。
「月が綺麗だ……。フフ。こんな気持ちいい中でするのはとても昂奮するよ。兵士がここに来たら、あられもない君を見ることになるだろう。まあその時はそれも一興だ」
ニオイスは薄気味の悪い笑顔を浮かべると、マリアの肌は粟立った。
「さあ、これを飲めば何も煩《わずら》うようなこともなく、楽しい気分になること請負いだから」
ニオイスが小瓶を取り出した。
中身は毒々しい赤い液体で満たされていた。
それを口元に近づけると、そっと傾ける。
口を締めて拒絶することなど今の状況では叶わない。
トロリとした液体が喉元を滑り落ちていく。
(やっ、やめて……っ)
「……っ!」
身体の中に液体が染みこんでいくのが分かる。
「どうだい? 美味しいだろう」
次の瞬間、身体が燃えるように熱くなり、息が上がっていく。
ドクドクと脈拍が加速した。
意識を置いてけぼりにする変化のうねりに、マリアは目を白黒させずにはいられなかった。
「君の肌は透明感があるから、赤みが綺麗に出るね。最高だよ。これまでで一番の美しさだ」
ニオイスが輪郭《りんかく》をなぞられると、びくっと身体が過敏な反応を見せてしまう。
指でなぞられると、その部分が熱く疼いた。
「ぁあ……んっ……」
鼻にかかった声が漏れてしまう。
「大丈夫。すぐに幸せにして上げるよ」
ニオイスが舌なめずりをした。
(だっ、誰か……ジーク様……助けて……っ)
その時、空気を震わせる声がつんざく。
「マリア――――――ッ!!」
(そろそろ陛下には私室の方へ退いて頂いて大丈夫だろう)
大使たちの相手役は侍女と、自分達で十分だ。
ジクムントへ戻って貰った後はマリアとの対面である。
着飾ったマリアはいつも以上に輝いて見えた。
女性の色香には疎《うと》いヨハンですら見取れてしまったのだ。
ジクムントはもっと感動するだろう。
だからと言ってマリアのことを受け容れるとは限らない話だが。
とにかくやってみるしかない。
「ヨハン様……!」
マリア付きの侍女、ルリが慌てた様子でやってくる。
「……マリア様が」
侍女は声をひそめる。
「マリア様がどうした」
「どこにも見当たらないのです」
「何をしていたんだ!」
「申し訳ございません。何かつまめるものを取りに行っていた間に……」
「花を摘《つ》みに行ったのではないのか」
「確かめに行きましたが……。もしかしてなのですが、マリア様にニオイス子爵様がご興味を抱かれたご様子で」
思わず舌打ちが出てしまう。
ニオイスは素行が悪い貴族として有名だった。
何人かの貴族令嬢が毒牙にかかったという噂が流れているが、明確な証拠が出ないし、被害側の貴族も娘の醜聞を公表したくないということもあって実情は分かっていない。
吹けば飛ぶような貴族ではあるが、今は面倒以外の何者でもない。
「ヨハン様、どうかされたのですか」
ゲオルグが尋ねてくる。
本当のことを言うまいかどうか迷いつつも、これを秘密にして万が一のことがあってはいけないとぼやかして伝える。
「どうやらニオイス子爵がまたどこぞの貴族令嬢と消えたようだ。客人方に気付かれぬよう一刻も早く見つけ出せ」
「分かりました」
ゲオルグはすぐに行動に移る。
ルリが泣きそうな顔でヨハンを見る。
「ヨハン様、申し訳ございません……!」
「謝罪は後だ。お前も探せ」
「か、かしこまりましたっ」
とりあえずジクムントには部屋へ戻ってもらわなければ。
ヨハンは玉座へと向かうと、傅《かしづ》く。
「陛下、次の予定がございます。そろそろ……」
それは退出の合図だ。
ジクムントは顎《あご》を引き、「ではまた会おう」と大使たちに向かって言う。
先触れが「陛下は退出にございます!」と声を上げた。
(何か問題が起きたのか)
ジクムントはすぐに察した。
それはかすかな違いでしかないが、衛兵の数が最初よりも増え、何か探す素振りをしている。
「何かあったのか」
背後に付いている護衛役の近衛兵に聞くと、「どうやらニオイス子爵が女性貴族と消えたとのことです」と言った。
(……ニオイス……あいつか)
面倒な貴族であるとは耳にしたことがあった。
いかがわしい手口で女性を手込めにするとか。
「お前たちも捜索に加われ」
「いえ、我々は……」
「命令だ。大使たちに騒動が漏れたとなれば一生の恥辱だ。急げ」
「はっ」
背筋をただした兵士はすぐに走り出した。
ジクムントはしばらく歩くと、やがてぴたりと動きを止める。
「何の用だ」
振り返ると、女がびくっと肩を震わせた。
城の女中ではないことはお仕着せの種類で分かる。
(刺客か?)
外套《マント》で隠れている右手で剣の束に手を掴む。
「お許し下さい!」
女は突然跪《ひざまず》き、声を上げた。
「何?」
「マリア様がニオイス様に拐かされてしまったかもしれません! わっ、私の責任でござ
います! どうか、マリア様をお助け下さいませ!」
「……マリア?」
ジクムントは弾かれたように女の傍らで膝を折ると、顔を上げさせた。
「マリア・デ・エリントロスかっ!」
思わず大きな声が出ると、女は驚きに身を震わせる。
「さっ、左様でございます」
「城内に……いるのかっ」
「はい。陛下にお会いする為に……」
「よく報《しら》せてくれた」
ジクムントは外套をかなぐり捨てると駆けだした。
※
「……少し飲み過ぎですよ」
身体が動かない。
(誰……?)
聞き慣れない声だ。
ぼんやりしていた視界が、ゆっくりと焦点を結んでいく――その先には自分を見下ろす男の顔が。
(………)
マリアはニオイスによって横抱きにされていた。
(どうして……私?)
動こうとするが、指先一本微動だにできない。
「全く。君は一体どんな素性だ? 城中が僕らを探して血眼になっているよ。お陰で外に出られなくなっちまった」
ニオイスは口汚く吐き捨てると、マリアを見下ろして微笑んだ。
「どれほど足掻いても無駄だよ。その薬は特注品だから」
「あ、あなた……」
瞬《まばた》きできるが、首すら動かせない。
ただ恐怖する心は自由であり、涙が滲む。
「悲しむことはないんだ。すぐに気持ち良くなれる。そういう薬も揃えてあるんだ」
会場で会った時よりもずっと粘っこい糸引くような猫なで声で囁き、にやりと嗤《わら》った。
(ここは、どこ……?)
ぼんやりした頭を必死に叩き起こし、少しでも手がかりを探す。
(外……)
しかしニオイスは今し方外に出られないと口にしたばかりだ。
(中庭?)
城外に出られないとしたら、それしかないが、城内にはたくさんの中庭が存在している。
兵士が探していてもここを探り当てられるまではどれくらいの時を要するか分からない
のだ。
「月が綺麗だ……。フフ。こんな気持ちいい中でするのはとても昂奮するよ。兵士がここに来たら、あられもない君を見ることになるだろう。まあその時はそれも一興だ」
ニオイスは薄気味の悪い笑顔を浮かべると、マリアの肌は粟立った。
「さあ、これを飲めば何も煩《わずら》うようなこともなく、楽しい気分になること請負いだから」
ニオイスが小瓶を取り出した。
中身は毒々しい赤い液体で満たされていた。
それを口元に近づけると、そっと傾ける。
口を締めて拒絶することなど今の状況では叶わない。
トロリとした液体が喉元を滑り落ちていく。
(やっ、やめて……っ)
「……っ!」
身体の中に液体が染みこんでいくのが分かる。
「どうだい? 美味しいだろう」
次の瞬間、身体が燃えるように熱くなり、息が上がっていく。
ドクドクと脈拍が加速した。
意識を置いてけぼりにする変化のうねりに、マリアは目を白黒させずにはいられなかった。
「君の肌は透明感があるから、赤みが綺麗に出るね。最高だよ。これまでで一番の美しさだ」
ニオイスが輪郭《りんかく》をなぞられると、びくっと身体が過敏な反応を見せてしまう。
指でなぞられると、その部分が熱く疼いた。
「ぁあ……んっ……」
鼻にかかった声が漏れてしまう。
「大丈夫。すぐに幸せにして上げるよ」
ニオイスが舌なめずりをした。
(だっ、誰か……ジーク様……助けて……っ)
その時、空気を震わせる声がつんざく。
「マリア――――――ッ!!」
3
お気に入りに追加
710
あなたにおすすめの小説
あなたに忘れられない人がいても――公爵家のご令息と契約結婚する運びとなりました!――
おうぎまちこ(あきたこまち)
恋愛
※1/1アメリアとシャーロックの長女ルイーズの恋物語「【R18】犬猿の仲の幼馴染は嘘の婚約者」が完結しましたので、ルイーズ誕生のエピソードを追加しています。
※R18版はムーンライトノベルス様にございます。本作品は、同名作品からR18箇所をR15表現に抑え、加筆修正したものになります。R15に※、ムーンライト様にはR18後日談2話あり。
元は令嬢だったが、現在はお針子として働くアメリア。彼女はある日突然、公爵家の三男シャーロックに求婚される。ナイトの称号を持つ元軍人の彼は、社交界で浮名を流す有名な人物だ。
破産寸前だった父は、彼の申し出を二つ返事で受け入れてしまい、アメリアはシャーロックと婚約することに。
だが、シャーロック本人からは、愛があって求婚したわけではないと言われてしまう。とは言え、なんだかんだで優しくて溺愛してくる彼に、だんだんと心惹かれていくアメリア。
初夜以外では手をつけられずに悩んでいたある時、自分とよく似た女性マーガレットとシャーロックが仲睦まじく映る写真を見つけてしまい――?
「私は彼女の代わりなの――? それとも――」
昔失くした恋人を忘れられない青年と、元気と健康が取り柄の元令嬢が、契約結婚を通して愛を育んでいく物語。
※全13話(1話を2〜4分割して投稿)
【電子書籍化進行中】声を失った令嬢は、次期公爵の義理のお兄さまに恋をしました
八重
恋愛
※発売日少し前を目安に作品を引き下げます
修道院で生まれ育ったローゼマリーは、14歳の時火事に巻き込まれる。
その火事の唯一の生き残りとなった彼女は、領主であるヴィルフェルト公爵に拾われ、彼の養子になる。
彼には息子が一人おり、名をラルス・ヴィルフェルトといった。
ラルスは容姿端麗で文武両道の次期公爵として申し分なく、社交界でも評価されていた。
一方、怠惰なシスターが文字を教えなかったため、ローゼマリーは読み書きができなかった。
必死になんとか義理の父や兄に身振り手振りで伝えようとも、なかなか伝わらない。
なぜなら、彼女は火事で声を失ってしまっていたからだ──
そして次第に優しく文字を教えてくれたり、面倒を見てくれるラルスに恋をしてしまって……。
これは、義理の家族の役に立ちたくて頑張りながら、言えない「好き」を内に秘める、そんな物語。
※小説家になろうが先行公開です
とある令嬢と婚約者、そしてその幼馴染の修羅場を目撃した男の話【完結】
小平ニコ
恋愛
ここは、貴族の集まる高級ラウンジ。そこにある日、変わった三人組が来店した。
楽しげに語り合う、いかにも貴族といった感じの、若い男と女。……そして、彼らと同席しているのに、一言もしゃべらない、重苦しい雰囲気の、黒髪の女。
給仕の男は、黒髪の女の不気味なたたずまいに怯えながらも、注文を取りに行く。すると、黒髪の女は、給仕が驚くようなものを、注文したのだった……
※ヒロインが、馬鹿な婚約者と幼馴染に振り回される、定番の展開なのですが、ストーリーのすべてが、無関係の第三者の視点で語られる、一風変わった物語となっております。
【完結】身を引いたつもりが逆効果でした
風見ゆうみ
恋愛
6年前に別れの言葉もなく、あたしの前から姿を消した彼と再会したのは、王子の婚約パレードの時だった。
一緒に遊んでいた頃には知らなかったけれど、彼は実は王子だったらしい。しかもあたしの親友と彼の弟も幼い頃に将来の約束をしていたようで・・・・・。
平民と王族ではつりあわない、そう思い、身を引こうとしたのだけど、なぜか逃してくれません!
というか、婚約者にされそうです!
冷酷王子が記憶喪失になったら溺愛してきたので記憶を戻すことにしました。
八坂
恋愛
ある国の王子であり、王国騎士団長であり、婚約者でもあるガロン・モンタギューといつものように業務的な会食をしていた。
普段は絶対口を開かないがある日意を決して話してみると
「話しかけてくるな、お前がどこで何をしてようが俺には関係無いし興味も湧かない。」
と告げられた。
もういい!婚約破棄でも何でも好きにして!と思っていると急に記憶喪失した婚約者が溺愛してきて…?
「俺が君を一生をかけて愛し、守り抜く。」
「いやいや、大丈夫ですので。」
「エリーゼの話はとても面白いな。」
「興味無いって仰ってたじゃないですか。もう私話したくないですよ。」
「エリーゼ、どうして君はそんなに美しいんだ?」
「多分ガロン様の目が悪くなったのではないですか?あそこにいるメイドの方が美しいと思いますよ?」
この物語は記憶喪失になり公爵令嬢を溺愛し始めた冷酷王子と齢18にして異世界転生した女の子のドタバタラブコメディである。
※直接的な性描写はありませんが、匂わす描写が出てくる可能性があります。
※誤字脱字等あります。
※虐めや流血描写があります。
※ご都合主義です。
ハッピーエンド予定。
夫婦戦争勃発5秒前! ~借金返済の代わりに女嫌いなオネエと政略結婚させられました!~
麻竹
恋愛
※タイトル変更しました。
夫「おブスは消えなさい。」
妻「ああそうですか、ならば戦争ですわね!!」
借金返済の肩代わりをする代わりに政略結婚の条件を出してきた侯爵家。いざ嫁いでみると夫になる人から「おブスは消えなさい!」と言われたので、夫婦戦争勃発させてみました。
【完結】優しくて大好きな夫が私に隠していたこと
暁
恋愛
陽も沈み始めた森の中。
獲物を追っていた寡黙な猟師ローランドは、奥地で偶然見つけた泉で“とんでもない者”と遭遇してしまう。
それは、裸で水浴びをする綺麗な女性だった。
何とかしてその女性を“お嫁さんにしたい”と思い立った彼は、ある行動に出るのだが――。
※
・当方気を付けておりますが、誤字脱字を発見されましたらご遠慮なくご指摘願います。
・★が付く話には性的表現がございます。ご了承下さい。
人質王女の恋
小ろく
恋愛
先の戦争で傷を負った王女ミシェルは顔に大きな痣が残ってしまい、ベールで隠し人目から隠れて過ごしていた。
数年後、隣国の裏切りで亡国の危機が訪れる。
それを救ったのは、今まで国交のなかった強大国ヒューブレイン。
両国の国交正常化まで、ミシェルを人質としてヒューブレインで預かることになる。
聡明で清楚なミシェルに、国王アスランは惹かれていく。ミシェルも誠実で美しいアスランに惹かれていくが、顔の痣がアスランへの想いを止める。
傷を持つ王女と一途な国王の恋の話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる