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14 日記
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帰宅すると、すでに夜会の招待状が届いているらしく、屋敷は大騒ぎになっていた。
ジェレミーはすぐに、父に呼ばれて書斎へ。
部屋に入るなり、昂奮した父に抱きしめられた。
「これは我が家はじまって以来の名誉だぞ! 陛下主催の夜会の主役がお前だなんて!」
「僕はただ一緒にいただけですから。本当の主役は殿下で……」
「そんなことはどうでもいい! 形式上だろうがなんだろうが、お前の晴れ舞台には他ならない! あっはっはっは! めでたいぞ、めでたい!」
「父上、つかぬことをお伺いしますが」
「ん? どうした?」
「僕が殿下と知り合ったのはいつだったか、覚えていますか?」
父は呆れた風な顔をする。
「しっかりしろ。お前が十歳のときだ。他家のパーティーに出かけた時、第二王子殿下もそこにいらっしゃったんだ」
「そうなんですね」
「まさか殿下に聞かれて、忘れただなんて、答えた訳じゃないよな!?」
喜んでいたと思ったら、すぐに不安な顔になる。忙しい人だな。
「大丈夫です。ただ確認をしたかっただけですので」
「それならいいが……いいか、何が逆鱗に触れるか分からない。言葉にはせいぜい気を付けろ。今の関係を壊されでもしたら……」
ちょっと前までルーファスを毛嫌いしていた人の言葉とは思えない。
そもそもルーファスが心の狭い人間であったら、誕生日の招待状を出さなかっただけでとっくに男爵家なんて木っ端微塵に吹き飛んでいる。
ジェレミーは書斎から部屋に戻る最中、思い出す。
そう、たしかジェレミーは日記をつけていたはず。
原作単行本の巻末のおあそびコーナーで、デフォルメされたルーファスとジェレミーの会話で「偉大なこの私に仕えられるんだ。お前のつまらない日記が毎日、素晴らしい事柄で埋め尽くされるだろう」とめちゃくちゃ上から目線で言われていた。
あれは厳密に言うと本編ではないから日記が本当に存在するのかは分からないが、設定として存在しているのならば、この世界にも反映されているかもしれない。
部屋に戻ったルーファスは本棚や引き出しを見て回った。
(見つけた!)
書棚の一部に隠しスペースがあり、そこに緑色の背表紙の本が何冊も収められていた。
(悪い、ジェレミー。でもこれも今後のためだから!)
日記は、文字の練習がてら家庭教師から提案されたから書いてみることにしたようだ。
(それでこれだけ続けられるなんて、ジェレミーってすごい)
日記の内容そのものは大したものではない。
その日の天気と何かあればそれについて。何もなければ『特になし』。
何かあっても一、二行程度の短い文章でまとめられている。
でもある箇所だけ、見開き二ページを使って書かれていた。それが父の言っていた、ルーファスとはじめて出会った日のこと。
【知らない人と話すのが嫌で僕は父上の目を盗んで人気のないほうへ歩いて行った。そこできれいな子に出会った。ルーファス君と言う人で、すごくえらそう。嫌な人だなって思ったけど、僕がいなくなろうとしたら服をつかんで離してくれなかった。さびしがり屋な子だって分かった。話してみると、ぼくと一緒で本が大好きだった。父上に言われてさがしにきた兄上がぼくにひどいことをしようとすると、ルーファス君は木の棒で兄上をぶんなぐった! 何度も何度も。兄上のほうが体も大きいし力だって強いはずなのに、ルーファス君は身軽さで兄上の攻撃を避けて、また殴った。兄上は泣き出した。ルーファス君は兄上に、またぼくにひどいことをしようとしたら、もっとひどいめにあわせてやる、僕は王族なんだ、と叫んだ。兄上は見たことがないくらい情けない顔をして逃げていった。ルーファス君はぼくを見ると、『お前は今日から僕のと……とりまききだから!』と言われた。取り巻きがなんのことか分からなかったから、家に帰ってメイドに聞いたら、家来みたいなものだって言われた。僕はあの子の家来になるのか。でも王族は僕より偉い人だからおかしくはないのかな】
(だから、バルセットはルーファスをあんなに怖がっていたのか)
ジェレミーがルーファスと一緒にいる理由も分かった。
ルーファスは、孤独な自分のそばにいてくれたジェレミーに対して特別な想いを抱いたのだ。
その後も日記にはルーファスのことはたびたび出て来た。
内容は詳細に書き込まれ、ジェレミーも一緒にいることを楽しんでいるのが文章から伝わった。
二人の関係性も取り巻きとは言いながらも、ジェレミーはルーファスのことを『ルー君』(どうやら亡き母親が、ルーファスをそう呼んでいたらしい)、ルーファスはジェレミーを呼び捨てにする気安い関係だったみたいだった。
王族だぞと威張りながらもルーファスは、父親の目を盗んで体の小さなジェレミーがバルセットにいじめられたりすると必ず守ってあげていた。
素直になれないけれど、ジェレミーを大切に想っているのが伝わるルーファスの姿に、口元が緩んだ。
二人の関係が徐々に変化していったのは、ジェレミーが成長し、ルーファスのことを『殿下』と呼び、王族として接するようになってからだ。
それまでは王族と認識していても、二人の関係は友人そのものだったのに。
最初、殿下と呼ぶようになってもルーファスは抵抗して、『やめろ、前の呼び方に戻せ』と言っていたようだったが、ジェレミーはそれは出来ないと変えようとしなかった。
二人の関係はそれから本当に主従へと変わっていき、気安さはなくなった。
(いきなり壁を作られたみたいで、ルーファスは寂しかったんだな)
だからといって、ジェレミーに無茶苦茶な命令を下していいことにはならないけど。
ジェレミーはルーファスが悪役王子化していっても、離れようとはしなかった。
日記には親からルーファスと関わるなと言われたことに対して抗ったことがたびたび出て来た。あの大人しいジェレミーが親に逆らうなんて、ルーファスのことくらいだ。
ジェレミーはジェレミーで王族と貴族という関係性は壊さないようにしながらも、ルーファスと一緒にいると、自分の意思で選んでいたのだ。
(ジェレミーとルーファスの関係、マジで尊いな……)
とはいえ貴族だからこそ逆らえぬ秩序の前に、二人の関係は歪になっていった。
視察先で、ルーファスが堅苦しい話し方を嫌がったのは、昔のような関係を懐かしんでのことだったのだろう。
ジェレミーは日記を棚に戻す。
日記からは、ジェレミーにとってルーファスがどれほど大切な人であるかが痛いほど伝わって来た。
それは今のジェレミーにとっても同じだ。
ジェレミーはすぐに、父に呼ばれて書斎へ。
部屋に入るなり、昂奮した父に抱きしめられた。
「これは我が家はじまって以来の名誉だぞ! 陛下主催の夜会の主役がお前だなんて!」
「僕はただ一緒にいただけですから。本当の主役は殿下で……」
「そんなことはどうでもいい! 形式上だろうがなんだろうが、お前の晴れ舞台には他ならない! あっはっはっは! めでたいぞ、めでたい!」
「父上、つかぬことをお伺いしますが」
「ん? どうした?」
「僕が殿下と知り合ったのはいつだったか、覚えていますか?」
父は呆れた風な顔をする。
「しっかりしろ。お前が十歳のときだ。他家のパーティーに出かけた時、第二王子殿下もそこにいらっしゃったんだ」
「そうなんですね」
「まさか殿下に聞かれて、忘れただなんて、答えた訳じゃないよな!?」
喜んでいたと思ったら、すぐに不安な顔になる。忙しい人だな。
「大丈夫です。ただ確認をしたかっただけですので」
「それならいいが……いいか、何が逆鱗に触れるか分からない。言葉にはせいぜい気を付けろ。今の関係を壊されでもしたら……」
ちょっと前までルーファスを毛嫌いしていた人の言葉とは思えない。
そもそもルーファスが心の狭い人間であったら、誕生日の招待状を出さなかっただけでとっくに男爵家なんて木っ端微塵に吹き飛んでいる。
ジェレミーは書斎から部屋に戻る最中、思い出す。
そう、たしかジェレミーは日記をつけていたはず。
原作単行本の巻末のおあそびコーナーで、デフォルメされたルーファスとジェレミーの会話で「偉大なこの私に仕えられるんだ。お前のつまらない日記が毎日、素晴らしい事柄で埋め尽くされるだろう」とめちゃくちゃ上から目線で言われていた。
あれは厳密に言うと本編ではないから日記が本当に存在するのかは分からないが、設定として存在しているのならば、この世界にも反映されているかもしれない。
部屋に戻ったルーファスは本棚や引き出しを見て回った。
(見つけた!)
書棚の一部に隠しスペースがあり、そこに緑色の背表紙の本が何冊も収められていた。
(悪い、ジェレミー。でもこれも今後のためだから!)
日記は、文字の練習がてら家庭教師から提案されたから書いてみることにしたようだ。
(それでこれだけ続けられるなんて、ジェレミーってすごい)
日記の内容そのものは大したものではない。
その日の天気と何かあればそれについて。何もなければ『特になし』。
何かあっても一、二行程度の短い文章でまとめられている。
でもある箇所だけ、見開き二ページを使って書かれていた。それが父の言っていた、ルーファスとはじめて出会った日のこと。
【知らない人と話すのが嫌で僕は父上の目を盗んで人気のないほうへ歩いて行った。そこできれいな子に出会った。ルーファス君と言う人で、すごくえらそう。嫌な人だなって思ったけど、僕がいなくなろうとしたら服をつかんで離してくれなかった。さびしがり屋な子だって分かった。話してみると、ぼくと一緒で本が大好きだった。父上に言われてさがしにきた兄上がぼくにひどいことをしようとすると、ルーファス君は木の棒で兄上をぶんなぐった! 何度も何度も。兄上のほうが体も大きいし力だって強いはずなのに、ルーファス君は身軽さで兄上の攻撃を避けて、また殴った。兄上は泣き出した。ルーファス君は兄上に、またぼくにひどいことをしようとしたら、もっとひどいめにあわせてやる、僕は王族なんだ、と叫んだ。兄上は見たことがないくらい情けない顔をして逃げていった。ルーファス君はぼくを見ると、『お前は今日から僕のと……とりまききだから!』と言われた。取り巻きがなんのことか分からなかったから、家に帰ってメイドに聞いたら、家来みたいなものだって言われた。僕はあの子の家来になるのか。でも王族は僕より偉い人だからおかしくはないのかな】
(だから、バルセットはルーファスをあんなに怖がっていたのか)
ジェレミーがルーファスと一緒にいる理由も分かった。
ルーファスは、孤独な自分のそばにいてくれたジェレミーに対して特別な想いを抱いたのだ。
その後も日記にはルーファスのことはたびたび出て来た。
内容は詳細に書き込まれ、ジェレミーも一緒にいることを楽しんでいるのが文章から伝わった。
二人の関係性も取り巻きとは言いながらも、ジェレミーはルーファスのことを『ルー君』(どうやら亡き母親が、ルーファスをそう呼んでいたらしい)、ルーファスはジェレミーを呼び捨てにする気安い関係だったみたいだった。
王族だぞと威張りながらもルーファスは、父親の目を盗んで体の小さなジェレミーがバルセットにいじめられたりすると必ず守ってあげていた。
素直になれないけれど、ジェレミーを大切に想っているのが伝わるルーファスの姿に、口元が緩んだ。
二人の関係が徐々に変化していったのは、ジェレミーが成長し、ルーファスのことを『殿下』と呼び、王族として接するようになってからだ。
それまでは王族と認識していても、二人の関係は友人そのものだったのに。
最初、殿下と呼ぶようになってもルーファスは抵抗して、『やめろ、前の呼び方に戻せ』と言っていたようだったが、ジェレミーはそれは出来ないと変えようとしなかった。
二人の関係はそれから本当に主従へと変わっていき、気安さはなくなった。
(いきなり壁を作られたみたいで、ルーファスは寂しかったんだな)
だからといって、ジェレミーに無茶苦茶な命令を下していいことにはならないけど。
ジェレミーはルーファスが悪役王子化していっても、離れようとはしなかった。
日記には親からルーファスと関わるなと言われたことに対して抗ったことがたびたび出て来た。あの大人しいジェレミーが親に逆らうなんて、ルーファスのことくらいだ。
ジェレミーはジェレミーで王族と貴族という関係性は壊さないようにしながらも、ルーファスと一緒にいると、自分の意思で選んでいたのだ。
(ジェレミーとルーファスの関係、マジで尊いな……)
とはいえ貴族だからこそ逆らえぬ秩序の前に、二人の関係は歪になっていった。
視察先で、ルーファスが堅苦しい話し方を嫌がったのは、昔のような関係を懐かしんでのことだったのだろう。
ジェレミーは日記を棚に戻す。
日記からは、ジェレミーにとってルーファスがどれほど大切な人であるかが痛いほど伝わって来た。
それは今のジェレミーにとっても同じだ。
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