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第一章 ソフィアと優奈
奴隷の1日
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ソフィア「あなたねえ……もっとしっかりしなさいよ!!足舐め奴隷なのに満足に足にキスもできないなんて!本当使えないわね!」
優奈「す、すみません~」
私は今、ご主人様である貴族令嬢のソフィア様にお叱りを受けている真っ最中である。奴隷として買ってもらえたのはいいけど、ソフィア様は思ったより口が悪い。お店で奴隷のことを可哀想と言っていた彼女はどこに行ってしまったのか……。まあ、私のせいなんだけどさぁ……。
私が今足キスに抵抗しているのには理由が二つある。一つはソフィア様自身が私と同年代か、年下にしか見えないからだ。なんというか、私に残っている僅かなプライドのようなものが許さないのだ。……ちなみに私はレズではないのだが、女性に奉仕すること自体は2週間の調教で慣れてしまっている。そしてもう一つの理由は……ソフィア様の調教方法である。施設や店にいたときはちょっとでも抵抗すれば容赦なく電流を流されたり、思い切りお腹を蹴られたりしていたからけど、ソフィア様は電流を流したりとか暴力を振るったりしないでずっと口で罵倒するだけので、ちょっと怖いけど耐えられないほどではない。舐めなくてもいいのではなんて考えてしまうとついつい躊躇してしまうのだ。
ソフィア「こっちはお金を出してあなたを買ってるんだけど??せっかくお小遣い使い果たして買ったのに、なんなの??」
優菜「うぅ……申し訳ありません……」
私はおそるおそるソフィア様の生足を持ち、足の甲に軽くキスをした。
ソフィア「んっ…まあ及第点ってところかしら。毎日奉仕するんだから早く慣れるように努力しなさい。私を楽しませてくれたら生足を舐める権利をあげるわ。」
優奈「わかりました……(死ぬほど嫌だけど)頑張ります」
ソフィア「うん、それでよし。お母様に内緒であなたを買った訳だからさ、少しの間は私の衣装部屋に隠れていなさい。とりあえず、私がいないときはそこでじっとしていて。」
優奈「はい」
彼女が指さしたのは犬や猫を入れるようなケースを大きくした物であった。人間が人間を飼うなんておかしいと思うが、残念ながらソフィア様は私を人間とみてはくれないらしい。こうして私はその籠の中に閉じ込められた。
檻の中はボトルが一本置いてあるだけ。ソフィア様は午後3時まで学校があるらしいが現在はまだ午前9時。およそ6時間私はこの狭い空間で過ごすことになるようだ。
ソフィア「ええ、そうよ。奴隷の飼育環境は調べといたから、それに合わせるように改造したわ。ご飯は学校から帰ったら食べさせてあげるから、ここでおとなしくしてなさい」
彼女は私が入った檻の鍵を閉めてどこかへ行ってしまった。
優奈「嘘でしょ……こんな狭いところで……」
私は閉じ込められて、しばらくは考え事をしていたが。余りにも退屈すぎたので眠りに落ちた。
目が覚めた私が時計を確認すると昼の12時を指していた。まだあと3時間もあるのか…とりあえず、喉が渇いたのでボトルの水を飲むことにした。ボトルにはきれいな水が入っていた。施設にいたときは明らかに不味い水道水しか飲ませてもらえなかったから、これはありがたい。私は夢中で飲み干してしまった。
水を無計画に飲み干してから1時間後、私はトイレに行こうと思い立った。しかし、見渡す限り、トイレのようなものがない。まさかと思って下を見ると、そこには空瓶が置かれていた。……嘘だよね?いくらなんでも。奴隷とはいえ、私、女の子だよ??こんなもので 用を足すなんてありえない……。使い方もわからないので私はしばらく悩んだ末に結局我慢することにした。…………そしてさらに1時間が経過した。ふとガチャリと音がして誰かが部屋に入ってきた。ソフィア様が帰ってきたと思ったが、その人物はソフィア様ではなく、メイドの女の子であった。顔がめちゃくちゃかわいい。超絶美少女といって差し支えないだろう。メイドはソフィア様の部屋を掃除し始めた。何をやっているのだろうと考えていると唐突に尿意が襲ってくる。必死に耐えようとするが、体が言うことを聞いてくれない。膀胱がパンパンになり、ついに決壊してしまう。私は慌てて瓶を手に取ろうとしたが、時すでに遅し。私は、檻の中でおしっこを漏らしてしまった。
優奈「ジョロロロッッ……シュワァアアッ……!あああっ……ダメェ……止まらないよぉ……」
あまりの羞恥心に涙が出てくる。
優奈「グス……うぇええん……ぐすっ……ひっく……うえーん……」
泣き出してしまった私の声でメイドがキョロキョロとあたりを探っている。
メイド「誰かいるんですか?」
私は急いで自分の口を抑える。
優奈「(やばっ!バレちゃう……)チョロチョロ……」
しかし口は抑えられても尿はとまらない。
メイド「……水の音?」
メイドはこちらの方をじっと見つめる。私の姿はみえてないように思うが時間の問題だろう。盛大にお漏らしをして、檻の中をびちょびちょにした状態で私のことがバレてしまったら、私はもう立ち直れないかもしれない。万事休すに思えたが、ここに来てソフィア様が帰ってきた。
ソフィア「あら?あなたなんでここにいるわけ?あなたはお母様と一緒にいるんじゃなかったの?」
メイド「お母様の命令でソフィア様のお部屋の掃除をしていたところでございます。」
ソフィア「はあ?私はそんなの頼んだ覚えはないわよ!!お母様に何言われたか知らないけど、早くここから出て行きなさいよ!」
ソフィア様はメイドに怒鳴り散らしている。メイドはソフィア様に圧倒され、ぺこりと頭を下げた後、そそくさとその場から立ち去ってしまった。
ソフィア様はメイドがいなくなったのを見届けると私に近づいてくる。そして、ケースの鍵を開ける。
ソフィア「ほら、出してあげるわ。ってすごい臭いなんだけど!!それにあたり一面びちょびちょじゃない!!まさか漏らしたの!?」
私は恥ずかしさのあまり俯いて何も答えられない。
ソフィア「瓶を用意してたのになんで使わないのよ!!!それにメイドに見られたらどうするつもりだったの?」
優奈「ごめんなさい……その、瓶でトイレをしたことなくて……やり方がわからなくて……」
ソフィア様は手を頭に当ててため息をつく。
ソフィア「まったく……私も説明が足りなかったわね。とりあえず、お風呂で洗ってあげるからついて来なさい」
優奈「あの……本当にすみません……」
ソフィア「別にいいわよ。それよりあんたも服脱ぎなさい。今日は粗相をしたから湯船につかるのは禁止。シャワーだけで我慢しなさい」
優奈「はい……」
私は全裸になると、ソフィア様は私の服を受け取ってどこかに行ってしまった。私はシャワーでケースと自分の体についた汚れを落としていく。
優奈「はぁ……ほんと最悪だよ……こんなことになるなんて……」
ソフィア「タオルと着替え持ってきたわよ。」
ソフィア様がバスローブのような布を持ってやってきた。
ソフィア「はいこれ。悪いけどあんたの着てた服は汚いし全部捨てさせてもらうから。私の服貸したげるから、それ着たらベッドで待ってて。すぐにご飯作ってくるから。」
優奈「わかりました……」
私はソフィア様から借りた服を着る。私が着た部屋着はこの世界に来て初めてのまともな服装だった。
しばらくして、ソフィア様が料理を運んできた。
ソフィア「今日のメニューは私の得意料理のミートパイとシチューよ。冷めないうちに食べてちょうだい。」
優奈「ありがとうございます。いただきます!」
私は一口食べる。とても美味しい。施設で食べていたものより遥かにおいしい。基本的にソフィア様は私への待遇が良かった。ケースに入れられたり、トイレが尿瓶だったのは思うところはあるけど、それ以外は気配りができて優しい人だと思う。ただ、一つだけ気になることがあった。それは……
優奈「あの……ソフィア様?その……私のこと奴隷にしてどうするつもりですか?」
ソフィア「奴隷?ああ、いってなかったかしら?私、もうすぐ高等部に上がるから、あなたを専属奴隷にしようと思ってるの。足への奉仕もちゃんとやらせるけど、もっと大事な役目があるの。」
優奈「大事な役目?どんな役割なんでしょうか?」
ソフィア「ええ、高等部の全生徒は専属奴隷を一人連れて登校させなければ行けないの。奴隷には奴隷としての価値があって、それを学園にアピールすることで私の成績が上がったりするのよ。それで、私には奴隷がいない。だから、あんたにお願いしたいの。」
優奈「私にできることなら頑張ります!でも、その前に聞いておきたいことがあるんです。」
ソフィア「何かしら?調子に乗って変なこと聞くつもりじゃないでしょうね?」
優奈「いえ、そんなんじゃないです!ちょっと気になることがあったので……」
ソフィア「何が聞きたいの?」
優奈「はい、ソフィア様はどうして私のことを奴隷にしようと思ったのかなって……ほら、お店でも私、あんまりいい子にできなくて……」
ソフィア「……さあね。ただの勘よ。じゃあ私からも質問。名前を聞かせてくれる?」
ソフィア様は一瞬目を伏せて、その後話を紛らわすよう質問を返す。
優奈「ええと、さんぜんさんびゃく…んっ!?」
施設でつけられた番号を言い終わる前にソフィア様がテーブルを叩く。
ソフィア「誰が数字を言えって言ったのよこのバカ!!名前を教えろって言ってるの!!」
優奈「すすすすすみません!!!!えっと……安藤優奈って言います……」
ソフィア「優奈……うん。覚えたわ。とりあえず、これからはあんたのこと優奈って呼ぶことにするからよろしく頼むわね。じゃあ優奈?今日は私の足裏にキスしなさい。食後だけど、優奈のせいでお帰りのキスが遅れてるのよ。」
そう言ってソフィア様はローファーを脱ぎ、紺のソックスを履いた足を私に近づけてくる。朝は無臭だったソフィア様の足であるが、今回は一日学校にいたせいか少し汗臭い。流石に私も少し顔を歪めてしまう。ソフィア様はその変化に気づき、顔を赤くして怒る。
ソフィア「な、何よ、なんか文句あるの??足奴隷はちょっと臭い足の方が好きなんでしょ??」
優奈「いえ、そういう訳では……」
そう言いながら、私は顔を上げてソフィア様を見るが思わず息を飲む。なぜなら、彼女の瞳には涙が溜まっていたからだ。
優奈「えっと……その……」
ソフィア「なによ!足が臭くて悪かったわね!!あんたが私に余計な手間かけさせるからいけないんでしょう!!」
ソフィア様って足舐め奴隷が欲しい割に足が臭いって思われるのが嫌なんだ。なんというか、ちょっとかわいいと思ってしまう。
優奈「あの……ソフィア様?別に匂いは気にしてませんから!それより、ソフィア様が作ってくれた料理の直後に足裏を舐めるのは料理の余韻が台無しになるので遠慮したいなーなんて……」
流石にかわいそうなので少しフォローを入れてあげる。
ソフィア「そ、そうなのね。まあ確かにそうわね。気が動転していたみたい。」
優奈「いえ、こちらこそすみませんでした。」
ソフィア「一応、デザートのゼリーも少し分けてあげるから食べてちょうだい。」
優奈「ありがとうございます!」
ソフィア様は冷蔵庫から果物がごろごろと入ったゼリーを取り出してきた。そしてその後浴室に向かった。私がゼリーを食べてる間に足を洗ってくるのだろう。ソフィア様の考えてることはわかりやすい。でもその方がやりやすいからありがたいかな…それにしてもこのゼリー、とてもおいしい。
優奈「う~ん美味しい。」
ソフィア「ふぅ……。」
ソフィア様はシャワーを浴び終え、部屋着に着替えて戻ってきた。私もゼリーを食べ終えて、食器を片付けている。ソフィア様も制服からルームウェアに着替えてリラックスしているようだ。
ソフィア「ねえ優奈?そろそろ私の足にキスさせてあげてもいいわよ?」
優奈「ええと、それはつまり足裏への奉仕をしても良いということですか?」
ソフィア「ええ。そうよ。」
優奈「わかりました。では失礼します。」
私はソファーに座っているソフィア様の足元に正座をする。ソフィア様の足裏はなにかお花みたいないい香りがする。なにか香水でも使ったんだろうか?足裏の指先からかかとの部分までソフィア様の足は白くてすべすべしている。しかし、足指は綺麗に切りそろえられていて、爪の形も綺麗だ。
優奈「ソフィア様……足ってやっぱり大事にしてるんですね。香りもすごく良いですし……」
ソフィア「ええ……そうね。私って結構綺麗好きだし、こだわる方だからそれなりに手入れはしてるつもりよ。」
優奈「へぇ……そうだったんですね。じゃあ足舐めを始めますね。」
ソフィア「ええ。お願い。」
私はソフィア様の右足を手に取り、足裏に顔を近づける。するとソフィア様の足はピクッと震えた。私はソフィア様の足裏をまじまじと見つめ、鼻を近づける。ソフィア様の足裏からはやっぱり香水の甘い匂いがする。多分、私が足へのキスを嫌がるから私の喜びそうな香りを足につけたんだろうなあ……流石に、これには応えてあげた方がよさそう。ソフィア様は私の視線が恥ずかしいのか足をクネクネさせている。その動きで私の顔にソフィア様の足裏が押し当てられる。足裏はふっくらしていて、触り心地が良い。私はソフィア様の足裏をペロっと舐めてみる。
ソフィア「ひゃっ……」
ソフィア様は可愛い声を出す。ソフィア様はそのまま私に足を差し出す。私はソフィア様の足の裏を舌で撫で回すように舐め始める。私は特段レズビアンではないが、今のソフィア様の足は凄く魅力的に見える。たまにお花の香りに隠れたソフィア様の汗の臭いを感じると秘密を暴いたような気分になってゾクゾクする。私はソフィア様の足の親指を口に含み、軽く吸ったり甘噛みしたりする。
ソフィア「んっ……」
ソフィア様の顔を見ると真っ赤になっている。しかしソフィア様が私の頭を足先でコツンと叩く。
ソフィア「ちょっと何やってんの。今日はもう終わりよ!まったく急にやる気になっちゃって……。」
優奈「すみません。ソフィア様の足があまりに魅力だったのでつい……」
ソフィア「はぁ……まあいいわ。でも明日も足舐めしたいならちゃんと私の言うこと聞いてよね!わかった!?」
優奈「はい!わかりました!」
ソフィア「よろしい。じゃあ私は勉強するから。優奈は食器を全部キレイに洗っておいてちょうだい。」
優奈「はい!」
私はソフィア様に言われた通りに洗い物を始める。その間にソフィア様は本を広げて勉強を始めたようだ。ソフィア様は高等部に入るっていっていたけど、何歳なんだろう?見た感じ私とあまり変わらない気がするが……
優奈「ソフィア様は何歳ですか?」
ソフィア「あら?18だけどそれがどうかしたの?」
優奈「いえ……なんでもないです!」
なるほど、一歳年下か……と言うことは高等部っていうのは大学みたいなところかな?とりあえず、身分はアレだけど、異世界にきても私は大学に入れるみたい。
そんなことを考えながら私は食器を洗う。
優奈「ふぅ……終わった~。」
ソフィア「ご苦労さま。今日はもう寝なさい。明日からもみっちりこき使ってあげるから覚悟しておきなさい?」
優奈「えへへ、ありがとうございます。おやすみなさいませ。」
私はそばにあった簡素な布団を広げて横になる。ソフィア様はまだ起きているようで机のそばの電気のみをつけて勉強をしているようだ。私はそんな彼女の姿をみながら横に眠る。
優奈(確かに元の暮らしに比べれば不自由だけど、施設に比べたら全然快適だなあ。ソフィア様は口は悪いけど、意外と優しいし。今日はいい夢見れそう…)
こうしてソフィア様の奴隷としての生活が始まった。
優奈「す、すみません~」
私は今、ご主人様である貴族令嬢のソフィア様にお叱りを受けている真っ最中である。奴隷として買ってもらえたのはいいけど、ソフィア様は思ったより口が悪い。お店で奴隷のことを可哀想と言っていた彼女はどこに行ってしまったのか……。まあ、私のせいなんだけどさぁ……。
私が今足キスに抵抗しているのには理由が二つある。一つはソフィア様自身が私と同年代か、年下にしか見えないからだ。なんというか、私に残っている僅かなプライドのようなものが許さないのだ。……ちなみに私はレズではないのだが、女性に奉仕すること自体は2週間の調教で慣れてしまっている。そしてもう一つの理由は……ソフィア様の調教方法である。施設や店にいたときはちょっとでも抵抗すれば容赦なく電流を流されたり、思い切りお腹を蹴られたりしていたからけど、ソフィア様は電流を流したりとか暴力を振るったりしないでずっと口で罵倒するだけので、ちょっと怖いけど耐えられないほどではない。舐めなくてもいいのではなんて考えてしまうとついつい躊躇してしまうのだ。
ソフィア「こっちはお金を出してあなたを買ってるんだけど??せっかくお小遣い使い果たして買ったのに、なんなの??」
優菜「うぅ……申し訳ありません……」
私はおそるおそるソフィア様の生足を持ち、足の甲に軽くキスをした。
ソフィア「んっ…まあ及第点ってところかしら。毎日奉仕するんだから早く慣れるように努力しなさい。私を楽しませてくれたら生足を舐める権利をあげるわ。」
優奈「わかりました……(死ぬほど嫌だけど)頑張ります」
ソフィア「うん、それでよし。お母様に内緒であなたを買った訳だからさ、少しの間は私の衣装部屋に隠れていなさい。とりあえず、私がいないときはそこでじっとしていて。」
優奈「はい」
彼女が指さしたのは犬や猫を入れるようなケースを大きくした物であった。人間が人間を飼うなんておかしいと思うが、残念ながらソフィア様は私を人間とみてはくれないらしい。こうして私はその籠の中に閉じ込められた。
檻の中はボトルが一本置いてあるだけ。ソフィア様は午後3時まで学校があるらしいが現在はまだ午前9時。およそ6時間私はこの狭い空間で過ごすことになるようだ。
ソフィア「ええ、そうよ。奴隷の飼育環境は調べといたから、それに合わせるように改造したわ。ご飯は学校から帰ったら食べさせてあげるから、ここでおとなしくしてなさい」
彼女は私が入った檻の鍵を閉めてどこかへ行ってしまった。
優奈「嘘でしょ……こんな狭いところで……」
私は閉じ込められて、しばらくは考え事をしていたが。余りにも退屈すぎたので眠りに落ちた。
目が覚めた私が時計を確認すると昼の12時を指していた。まだあと3時間もあるのか…とりあえず、喉が渇いたのでボトルの水を飲むことにした。ボトルにはきれいな水が入っていた。施設にいたときは明らかに不味い水道水しか飲ませてもらえなかったから、これはありがたい。私は夢中で飲み干してしまった。
水を無計画に飲み干してから1時間後、私はトイレに行こうと思い立った。しかし、見渡す限り、トイレのようなものがない。まさかと思って下を見ると、そこには空瓶が置かれていた。……嘘だよね?いくらなんでも。奴隷とはいえ、私、女の子だよ??こんなもので 用を足すなんてありえない……。使い方もわからないので私はしばらく悩んだ末に結局我慢することにした。…………そしてさらに1時間が経過した。ふとガチャリと音がして誰かが部屋に入ってきた。ソフィア様が帰ってきたと思ったが、その人物はソフィア様ではなく、メイドの女の子であった。顔がめちゃくちゃかわいい。超絶美少女といって差し支えないだろう。メイドはソフィア様の部屋を掃除し始めた。何をやっているのだろうと考えていると唐突に尿意が襲ってくる。必死に耐えようとするが、体が言うことを聞いてくれない。膀胱がパンパンになり、ついに決壊してしまう。私は慌てて瓶を手に取ろうとしたが、時すでに遅し。私は、檻の中でおしっこを漏らしてしまった。
優奈「ジョロロロッッ……シュワァアアッ……!あああっ……ダメェ……止まらないよぉ……」
あまりの羞恥心に涙が出てくる。
優奈「グス……うぇええん……ぐすっ……ひっく……うえーん……」
泣き出してしまった私の声でメイドがキョロキョロとあたりを探っている。
メイド「誰かいるんですか?」
私は急いで自分の口を抑える。
優奈「(やばっ!バレちゃう……)チョロチョロ……」
しかし口は抑えられても尿はとまらない。
メイド「……水の音?」
メイドはこちらの方をじっと見つめる。私の姿はみえてないように思うが時間の問題だろう。盛大にお漏らしをして、檻の中をびちょびちょにした状態で私のことがバレてしまったら、私はもう立ち直れないかもしれない。万事休すに思えたが、ここに来てソフィア様が帰ってきた。
ソフィア「あら?あなたなんでここにいるわけ?あなたはお母様と一緒にいるんじゃなかったの?」
メイド「お母様の命令でソフィア様のお部屋の掃除をしていたところでございます。」
ソフィア「はあ?私はそんなの頼んだ覚えはないわよ!!お母様に何言われたか知らないけど、早くここから出て行きなさいよ!」
ソフィア様はメイドに怒鳴り散らしている。メイドはソフィア様に圧倒され、ぺこりと頭を下げた後、そそくさとその場から立ち去ってしまった。
ソフィア様はメイドがいなくなったのを見届けると私に近づいてくる。そして、ケースの鍵を開ける。
ソフィア「ほら、出してあげるわ。ってすごい臭いなんだけど!!それにあたり一面びちょびちょじゃない!!まさか漏らしたの!?」
私は恥ずかしさのあまり俯いて何も答えられない。
ソフィア「瓶を用意してたのになんで使わないのよ!!!それにメイドに見られたらどうするつもりだったの?」
優奈「ごめんなさい……その、瓶でトイレをしたことなくて……やり方がわからなくて……」
ソフィア様は手を頭に当ててため息をつく。
ソフィア「まったく……私も説明が足りなかったわね。とりあえず、お風呂で洗ってあげるからついて来なさい」
優奈「あの……本当にすみません……」
ソフィア「別にいいわよ。それよりあんたも服脱ぎなさい。今日は粗相をしたから湯船につかるのは禁止。シャワーだけで我慢しなさい」
優奈「はい……」
私は全裸になると、ソフィア様は私の服を受け取ってどこかに行ってしまった。私はシャワーでケースと自分の体についた汚れを落としていく。
優奈「はぁ……ほんと最悪だよ……こんなことになるなんて……」
ソフィア「タオルと着替え持ってきたわよ。」
ソフィア様がバスローブのような布を持ってやってきた。
ソフィア「はいこれ。悪いけどあんたの着てた服は汚いし全部捨てさせてもらうから。私の服貸したげるから、それ着たらベッドで待ってて。すぐにご飯作ってくるから。」
優奈「わかりました……」
私はソフィア様から借りた服を着る。私が着た部屋着はこの世界に来て初めてのまともな服装だった。
しばらくして、ソフィア様が料理を運んできた。
ソフィア「今日のメニューは私の得意料理のミートパイとシチューよ。冷めないうちに食べてちょうだい。」
優奈「ありがとうございます。いただきます!」
私は一口食べる。とても美味しい。施設で食べていたものより遥かにおいしい。基本的にソフィア様は私への待遇が良かった。ケースに入れられたり、トイレが尿瓶だったのは思うところはあるけど、それ以外は気配りができて優しい人だと思う。ただ、一つだけ気になることがあった。それは……
優奈「あの……ソフィア様?その……私のこと奴隷にしてどうするつもりですか?」
ソフィア「奴隷?ああ、いってなかったかしら?私、もうすぐ高等部に上がるから、あなたを専属奴隷にしようと思ってるの。足への奉仕もちゃんとやらせるけど、もっと大事な役目があるの。」
優奈「大事な役目?どんな役割なんでしょうか?」
ソフィア「ええ、高等部の全生徒は専属奴隷を一人連れて登校させなければ行けないの。奴隷には奴隷としての価値があって、それを学園にアピールすることで私の成績が上がったりするのよ。それで、私には奴隷がいない。だから、あんたにお願いしたいの。」
優奈「私にできることなら頑張ります!でも、その前に聞いておきたいことがあるんです。」
ソフィア「何かしら?調子に乗って変なこと聞くつもりじゃないでしょうね?」
優奈「いえ、そんなんじゃないです!ちょっと気になることがあったので……」
ソフィア「何が聞きたいの?」
優奈「はい、ソフィア様はどうして私のことを奴隷にしようと思ったのかなって……ほら、お店でも私、あんまりいい子にできなくて……」
ソフィア「……さあね。ただの勘よ。じゃあ私からも質問。名前を聞かせてくれる?」
ソフィア様は一瞬目を伏せて、その後話を紛らわすよう質問を返す。
優奈「ええと、さんぜんさんびゃく…んっ!?」
施設でつけられた番号を言い終わる前にソフィア様がテーブルを叩く。
ソフィア「誰が数字を言えって言ったのよこのバカ!!名前を教えろって言ってるの!!」
優奈「すすすすすみません!!!!えっと……安藤優奈って言います……」
ソフィア「優奈……うん。覚えたわ。とりあえず、これからはあんたのこと優奈って呼ぶことにするからよろしく頼むわね。じゃあ優奈?今日は私の足裏にキスしなさい。食後だけど、優奈のせいでお帰りのキスが遅れてるのよ。」
そう言ってソフィア様はローファーを脱ぎ、紺のソックスを履いた足を私に近づけてくる。朝は無臭だったソフィア様の足であるが、今回は一日学校にいたせいか少し汗臭い。流石に私も少し顔を歪めてしまう。ソフィア様はその変化に気づき、顔を赤くして怒る。
ソフィア「な、何よ、なんか文句あるの??足奴隷はちょっと臭い足の方が好きなんでしょ??」
優奈「いえ、そういう訳では……」
そう言いながら、私は顔を上げてソフィア様を見るが思わず息を飲む。なぜなら、彼女の瞳には涙が溜まっていたからだ。
優奈「えっと……その……」
ソフィア「なによ!足が臭くて悪かったわね!!あんたが私に余計な手間かけさせるからいけないんでしょう!!」
ソフィア様って足舐め奴隷が欲しい割に足が臭いって思われるのが嫌なんだ。なんというか、ちょっとかわいいと思ってしまう。
優奈「あの……ソフィア様?別に匂いは気にしてませんから!それより、ソフィア様が作ってくれた料理の直後に足裏を舐めるのは料理の余韻が台無しになるので遠慮したいなーなんて……」
流石にかわいそうなので少しフォローを入れてあげる。
ソフィア「そ、そうなのね。まあ確かにそうわね。気が動転していたみたい。」
優奈「いえ、こちらこそすみませんでした。」
ソフィア「一応、デザートのゼリーも少し分けてあげるから食べてちょうだい。」
優奈「ありがとうございます!」
ソフィア様は冷蔵庫から果物がごろごろと入ったゼリーを取り出してきた。そしてその後浴室に向かった。私がゼリーを食べてる間に足を洗ってくるのだろう。ソフィア様の考えてることはわかりやすい。でもその方がやりやすいからありがたいかな…それにしてもこのゼリー、とてもおいしい。
優奈「う~ん美味しい。」
ソフィア「ふぅ……。」
ソフィア様はシャワーを浴び終え、部屋着に着替えて戻ってきた。私もゼリーを食べ終えて、食器を片付けている。ソフィア様も制服からルームウェアに着替えてリラックスしているようだ。
ソフィア「ねえ優奈?そろそろ私の足にキスさせてあげてもいいわよ?」
優奈「ええと、それはつまり足裏への奉仕をしても良いということですか?」
ソフィア「ええ。そうよ。」
優奈「わかりました。では失礼します。」
私はソファーに座っているソフィア様の足元に正座をする。ソフィア様の足裏はなにかお花みたいないい香りがする。なにか香水でも使ったんだろうか?足裏の指先からかかとの部分までソフィア様の足は白くてすべすべしている。しかし、足指は綺麗に切りそろえられていて、爪の形も綺麗だ。
優奈「ソフィア様……足ってやっぱり大事にしてるんですね。香りもすごく良いですし……」
ソフィア「ええ……そうね。私って結構綺麗好きだし、こだわる方だからそれなりに手入れはしてるつもりよ。」
優奈「へぇ……そうだったんですね。じゃあ足舐めを始めますね。」
ソフィア「ええ。お願い。」
私はソフィア様の右足を手に取り、足裏に顔を近づける。するとソフィア様の足はピクッと震えた。私はソフィア様の足裏をまじまじと見つめ、鼻を近づける。ソフィア様の足裏からはやっぱり香水の甘い匂いがする。多分、私が足へのキスを嫌がるから私の喜びそうな香りを足につけたんだろうなあ……流石に、これには応えてあげた方がよさそう。ソフィア様は私の視線が恥ずかしいのか足をクネクネさせている。その動きで私の顔にソフィア様の足裏が押し当てられる。足裏はふっくらしていて、触り心地が良い。私はソフィア様の足裏をペロっと舐めてみる。
ソフィア「ひゃっ……」
ソフィア様は可愛い声を出す。ソフィア様はそのまま私に足を差し出す。私はソフィア様の足の裏を舌で撫で回すように舐め始める。私は特段レズビアンではないが、今のソフィア様の足は凄く魅力的に見える。たまにお花の香りに隠れたソフィア様の汗の臭いを感じると秘密を暴いたような気分になってゾクゾクする。私はソフィア様の足の親指を口に含み、軽く吸ったり甘噛みしたりする。
ソフィア「んっ……」
ソフィア様の顔を見ると真っ赤になっている。しかしソフィア様が私の頭を足先でコツンと叩く。
ソフィア「ちょっと何やってんの。今日はもう終わりよ!まったく急にやる気になっちゃって……。」
優奈「すみません。ソフィア様の足があまりに魅力だったのでつい……」
ソフィア「はぁ……まあいいわ。でも明日も足舐めしたいならちゃんと私の言うこと聞いてよね!わかった!?」
優奈「はい!わかりました!」
ソフィア「よろしい。じゃあ私は勉強するから。優奈は食器を全部キレイに洗っておいてちょうだい。」
優奈「はい!」
私はソフィア様に言われた通りに洗い物を始める。その間にソフィア様は本を広げて勉強を始めたようだ。ソフィア様は高等部に入るっていっていたけど、何歳なんだろう?見た感じ私とあまり変わらない気がするが……
優奈「ソフィア様は何歳ですか?」
ソフィア「あら?18だけどそれがどうかしたの?」
優奈「いえ……なんでもないです!」
なるほど、一歳年下か……と言うことは高等部っていうのは大学みたいなところかな?とりあえず、身分はアレだけど、異世界にきても私は大学に入れるみたい。
そんなことを考えながら私は食器を洗う。
優奈「ふぅ……終わった~。」
ソフィア「ご苦労さま。今日はもう寝なさい。明日からもみっちりこき使ってあげるから覚悟しておきなさい?」
優奈「えへへ、ありがとうございます。おやすみなさいませ。」
私はそばにあった簡素な布団を広げて横になる。ソフィア様はまだ起きているようで机のそばの電気のみをつけて勉強をしているようだ。私はそんな彼女の姿をみながら横に眠る。
優奈(確かに元の暮らしに比べれば不自由だけど、施設に比べたら全然快適だなあ。ソフィア様は口は悪いけど、意外と優しいし。今日はいい夢見れそう…)
こうしてソフィア様の奴隷としての生活が始まった。
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