何の説明もなく異世界に飛ばされました

マカラヒト大陸2

マカラヒト大陸に着いた刹那達。
早速トリアイナを探し始めた。
街の中や森の中、洞窟の中まで探しても見つからなかった。
「見つからないね…」
「まあそう簡単に見つからないでしょ」
そんなやり取りをする刹那と東。
しばらくするとあたりはすっかり暗くなるってきた。
「とりあえず今日はここまでにして明日また探そうか」
「賛成～」
篠目が疲れたと言わんばかりに伸びをする。
「じゃあホテルに行こうか」
「うん…」
アイリットが頷く。

ホテルに着くと案内された部屋に向かう。
スイートルームのようで、ベッドはふかふかだ。
刹那は先ずシャワーを浴びると湯船に浸かる。
「今日は色々あったなぁ…」
なんて考えていると逆上せてきた。
しばらくして風呂からあがると、ドライヤーのようなもので髪を乾かしてベッドにダイブする。
ふかふかなベッドにすぐ眠ってしまいそうだ。
「寝る前に日記書かないと…」
そう言ってベッドから降りると、机に向かって日記を書き始める。
『今日はトリアイナを探した。けれど見つからなかった』と簡単な内容だ。
「良し、寝よう…」
明日も早い時間から探す予定なので、早めに寝ようとベッドに横になる。
しばらくすると刹那はすやすやと寝息を立てて眠っていた。

一方同室の東と篠目は明日の作戦を立てていた。
「明日は極雪国でも行こうか」
「そうだね～。寒いからちゃんと準備していかないとね」
マカラヒト大陸の夜の気温は低く、二重窓になっている。
「とりあえずコートでも借りていこうか」
「賛成～」
そう言うと篠目はシャワーに向かった。
「篠目がシャワー入っているうちにコート借りてこよう…」
そう言ってホテルのフロントに向かい、コートを借りて来た東。
しばらくするとシャワーからでてきた篠目が東に声をかける。
「東～、シャワー終わったよ～」
「了解。」
そう言うと東はシャワーを浴びに行った。
「あっ、東コート借りに行ってくれたんだ」
5人分のコートが掛けてあった。
それを見た篠目は髪を乾かすとベッドにダイブする。
ふかふかとしたベッドが眠気を誘う。
「篠目、あがったよ」
東がシャワーから出る頃には篠目は寝入っていた。
「寝ちゃったか…」
そう言うと東は髪を乾かしてベッドに入ると、そのまま眠りについた。

果たしていつトリアイナが見つかるのだろうか。