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第1章
第14話 復讐と夢のため。
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「うぅ……あっつ……」
未だに熱がこもり、顔中の皮膚という皮膚から熱を発している頭をゆっくりと起こす。
「あ……気分は良くなった?あなた、のぼせてお湯の中で気絶しちゃったんだから」
湯船に肩まで浸かったシエラさんは、火照った身体の首元を手で仰ぎながら言う。
どうやら俺は、緊迫感から解放されたことによって、それまでずっと耐えてきた熱さという障害に事切れて、程なく気絶してしまったらしい。おそらく、その気絶した俺の体を、今まで寝転び涼んでいた石畳の上に引っ張ってくれたのがシエラさんなのだろう。それは本当に感謝しかないのだが、股間の部分に白いタオルが被されているのに気付いてしまい、きっと気を遣ってのことだとは思うがどうしても恥ずかしい。
「だ、大丈夫よ!全く、ほんの少しも見てないから!」
俺の心中を察したのか、シエラさんは慌てて目を逸らした。
「いえ……不快な作業させてしまってごめんなさい。……それと、助けて頂きありがとうございます」
「何を言ってるの?自分が決めて行った行動に、不快なんて感情は持ち合わせないわ」
毅然とした態度で言うシエラさん。
「あの、どうしてあの時俺を助けてくれたんですか……?」
不可解という言葉が当てはまりすぎる、さっきまでのシエラさんの言動を率直な疑問として問う。
「さっきも言ったはずよ。隣の席の誼で、特に深い意味なんてないわ。まぁ、むりやり理由を作るのなら、あなたが悪人に見えなかったから……かしら?」
「でも、どっかの王様が言っていた、疑わしきは罰せよの精神で、ただただ獄送りにも出来たんじゃ……?」
「それどこの誰の王政よ……小説の読みすぎ」
呆れた溜息をついたシエラさんは、さらに続けて訝しげな視線を向けた。
「あなた今もさっきも、私のこと『王族』って括りで会話してるわよね?あまりそういうの好きじゃないの。呼び方も同級生なのだから、呼び捨てで良いわ」
「いや……王女に対して呼び捨てはさすがに……」
俺が苦笑いしながらそれとなく拒否すると、シエラさんはそっぽを向きながら、
「そう。なら私はこれ以上の会話をしないわ」
「そんなに呼び捨てに拘りますか……?」
俺が伺うような目線を送っても、シエラさんはそっぽを向いたまま言葉を返してすらくれなくなった。
「……シエラ、さん?」
「……ふんっ」
「……シ、シエ、ラ?」
「シシエラって誰のことかしら?」
「……シエラ」
少し意地悪な笑みを浮かべ、ふふっと笑うシエラさん。いや、シエラ。
てか俺王女様本当に呼び捨てにしちゃったけど、後で罰せられたりしないよな……?
正と否の狭間で悶々としていると、シエラは思いついたように右手の人差し指をピンっと上げて、
「あ、それと敬語もやめてくれるかしら?あくまで私達は対等よ?」
「それはさすがにキツいですって!呼び捨てだけでも精神的にすり減るものがあるのに!」
「良いわね?やめてね、け・い・ご!」
「わ、分かった。敬語もやめますから!じゃなくて……やめるから!」
「ふふ、なんだかおかしな文脈ね」
シエラは満足気に、そして美しくも可愛に微笑む。本人は自覚がないだろうが、俺としてはさっきから理性が爆散して、もう一度倒れてしまいそうな勢いなのを堪えている状況だ。この熱のなか易々と天使のような笑顔を向けられると、卒倒してしまうので控えてほしい。いや、正直なところもっとその笑顔を見せてほしいのだが、寿命を対価として差し出すことになるわけで。
熱さによってまとまらない思考を、自分で生み出しては否定するを繰り返すという異様なことをしていたら、シエラは神妙な面持ちになり口を開いた。
「今度は、私から質問をしても良いかしら?」
「それは良いんだけど……あの二人戻ってこないかな?」
俺は脱衣所の方に目をやり、少し前に出て行った二人を示唆する。
「それなら多分大丈夫よ。すぐに引き返してこない辺り、あの子達だけで対処できる内容だったんだろうし、馬車を荒らされたのなら王国の兵士に連絡したりと仕事がたくさんあるもの」
「そうなんだ」
俺は、そういうものなのかと納得し、会話を先の内容へと戻す。
「……それじゃあ、シエラが聞きたかったこと教えて」
「私が問い質した時、あなた学園に来たのは夢のためって。それに、復讐とも」
確かに、あの時何故か自らの潔白が証明されると思ってそんなことを言った気がする。全くもって嘘ではないが、他人にひけらかして言うことでもない。
「あー……そのこと……」
「えっと……言いたくないことなら言わなくていいの!ただちょっと、気になっただけだから……」
シエラは慌てて両手を横に振り、取り繕った笑顔を見せる。
「別に言いたくないってわけじゃないんだけども。こんなの聞いても、何も面白くないよ?」
「それでも……私は、その話を聞きたいの」
真っ直ぐな瞳でそう告げるシエラ。
俺はあの——六年前の血飛沫が飛び交う夜を思い出しながら口を開く。
「俺の家族さ、六年前に俺以外全員魔人に殺されたんだ。俺なんかよりよっぽど優秀で、将来が期待されてた妖精剣士の兄さんは、俺を人質に取られて、庇ったせいで死んだ。兄さんが最期まで、苦しみに耐えながら時間を稼いでくれたお陰でファルネスさんの到着がギリギリ間に合ったんだけど、結果的にその魔人は離脱して、兄さんは見るも無惨な殺され方をして、俺だけが生き残った。父さん母さん、そして兄さんの命を代償にして俺だけが生き残ってしまった」
過去の、一旦は記憶の奥底にしまったものを引っ張り出していく内に、魔の者達に対する強い憎しみと、脆弱で微塵も動くことのできなかった俺に対する憎しみが相互する。
「俺があの時に、恐怖で立ち止まりさえしなければ……兄さんは、あの魔人に負けることなんてあり得なかった。俺に少しの勇気があれば、一歩踏み出す気概さえあれば……」
思い出せば出すほど無力感と虚無感に襲われ、噛み締めていた奥歯はギリギリと軋むような音を俺の脳内へと響かせる。
「きっと、俺が俺を許せないくらいに、兄さんも俺のことを恨みながら死んでいったと思う。それは仕方のないことだし、受け入れるしかない。だけど……あの魔人だけはどうしても許せないッ!気持ち悪いニタッとした薄ら笑いを浮かべながら兄さんを痛ぶり、残酷な殺し方をしたあいつだけは……ッ!」
急に声を荒げてしまったい、シエラの華奢な肩がビクつかせてしまったが、俺にそれを気遣う余裕は残されていない。
「だから俺は決めたんだ。兄さんが目指した悠久の平和のために……俺が心の底から憧れた兄の姿に報いるために、最強になろうって。……まぁ、こんなところかな。聞きたかった答えは聞けた?」
俺は意識したわけではないが、涙で濡れた微笑を皮肉っぽくシエラに向けた。
「その……思い出したくないこと思い出させてしまって、ごめんなさい……」
「いや大丈夫、気にしないで。全部自分の責任だから」
「でも、あなたのお兄さん、あなたのこと恨んでなんていないと思う。だって、あなたのこと大好きだからこそ、人質に取られた時反撃しなかったんだろうし、命をかけてあなたを守ったんだから。それだけはきっと……いいえ、絶対に」
シエラは他人である俺の過去を聞き、目には少々の水分を含みながら力強く言った。
そんなシエラの言葉を聞き、自らを責め立てる気持ちはいづれも消えなかったが、ほんの少しだけ救われたような、そんな錯覚に陥る。
しみじみとしてしまった場の雰囲気は、むず痒くも心地良い。
「てか、これ絶対温泉でする会話じゃないよ?」
俺は気恥ずかしさから、あえて話題を逸らす。
そして、腰に被せてあるだけの白いタオルを手に取り、きつく巻いた。
「本当に熱くなってきたし、万が一あの二人が戻ってきちゃうと困るから、俺はもう上がるね」
「えぇ。その……呼び捨てで、しかも敬語抜きで話せた同年代はあなたが生まれて初めてだったから、その……楽しかったわ。ありがとう」
シエラは恥ずかしそうにそれだけ言うと、顔を湯船の半分くらいまで沈めた。
俺としては、何故シエラが王女という関わり方を嫌うのか、王女でありながら様々な批判を受けてまで学園に来たかなど、聞きたいことは山積みだったが、まぁそれもいつかまた話した時で良いだろう。今は、恥ずかしそうに顔を湯船へと沈める金髪妖精が可愛いという事実だけで充分だ。
こうして俺は、脱衣所へと続く引き戸を開け、秘湯女神の湯を後にした。
ちなみに、宿屋から出る際に、店番をしているお爺さんが細々と握り拳に親指を立てて、やってやったぜと言わんばかりに歳の割に白い歯をうっすらと覗かせていた。きっと、男湯と女湯の暖簾《のれん》を入れ替え、俺を窮地に陥れた張本人だろう。
……うん、もう二度と来ない。
未だに熱がこもり、顔中の皮膚という皮膚から熱を発している頭をゆっくりと起こす。
「あ……気分は良くなった?あなた、のぼせてお湯の中で気絶しちゃったんだから」
湯船に肩まで浸かったシエラさんは、火照った身体の首元を手で仰ぎながら言う。
どうやら俺は、緊迫感から解放されたことによって、それまでずっと耐えてきた熱さという障害に事切れて、程なく気絶してしまったらしい。おそらく、その気絶した俺の体を、今まで寝転び涼んでいた石畳の上に引っ張ってくれたのがシエラさんなのだろう。それは本当に感謝しかないのだが、股間の部分に白いタオルが被されているのに気付いてしまい、きっと気を遣ってのことだとは思うがどうしても恥ずかしい。
「だ、大丈夫よ!全く、ほんの少しも見てないから!」
俺の心中を察したのか、シエラさんは慌てて目を逸らした。
「いえ……不快な作業させてしまってごめんなさい。……それと、助けて頂きありがとうございます」
「何を言ってるの?自分が決めて行った行動に、不快なんて感情は持ち合わせないわ」
毅然とした態度で言うシエラさん。
「あの、どうしてあの時俺を助けてくれたんですか……?」
不可解という言葉が当てはまりすぎる、さっきまでのシエラさんの言動を率直な疑問として問う。
「さっきも言ったはずよ。隣の席の誼で、特に深い意味なんてないわ。まぁ、むりやり理由を作るのなら、あなたが悪人に見えなかったから……かしら?」
「でも、どっかの王様が言っていた、疑わしきは罰せよの精神で、ただただ獄送りにも出来たんじゃ……?」
「それどこの誰の王政よ……小説の読みすぎ」
呆れた溜息をついたシエラさんは、さらに続けて訝しげな視線を向けた。
「あなた今もさっきも、私のこと『王族』って括りで会話してるわよね?あまりそういうの好きじゃないの。呼び方も同級生なのだから、呼び捨てで良いわ」
「いや……王女に対して呼び捨てはさすがに……」
俺が苦笑いしながらそれとなく拒否すると、シエラさんはそっぽを向きながら、
「そう。なら私はこれ以上の会話をしないわ」
「そんなに呼び捨てに拘りますか……?」
俺が伺うような目線を送っても、シエラさんはそっぽを向いたまま言葉を返してすらくれなくなった。
「……シエラ、さん?」
「……ふんっ」
「……シ、シエ、ラ?」
「シシエラって誰のことかしら?」
「……シエラ」
少し意地悪な笑みを浮かべ、ふふっと笑うシエラさん。いや、シエラ。
てか俺王女様本当に呼び捨てにしちゃったけど、後で罰せられたりしないよな……?
正と否の狭間で悶々としていると、シエラは思いついたように右手の人差し指をピンっと上げて、
「あ、それと敬語もやめてくれるかしら?あくまで私達は対等よ?」
「それはさすがにキツいですって!呼び捨てだけでも精神的にすり減るものがあるのに!」
「良いわね?やめてね、け・い・ご!」
「わ、分かった。敬語もやめますから!じゃなくて……やめるから!」
「ふふ、なんだかおかしな文脈ね」
シエラは満足気に、そして美しくも可愛に微笑む。本人は自覚がないだろうが、俺としてはさっきから理性が爆散して、もう一度倒れてしまいそうな勢いなのを堪えている状況だ。この熱のなか易々と天使のような笑顔を向けられると、卒倒してしまうので控えてほしい。いや、正直なところもっとその笑顔を見せてほしいのだが、寿命を対価として差し出すことになるわけで。
熱さによってまとまらない思考を、自分で生み出しては否定するを繰り返すという異様なことをしていたら、シエラは神妙な面持ちになり口を開いた。
「今度は、私から質問をしても良いかしら?」
「それは良いんだけど……あの二人戻ってこないかな?」
俺は脱衣所の方に目をやり、少し前に出て行った二人を示唆する。
「それなら多分大丈夫よ。すぐに引き返してこない辺り、あの子達だけで対処できる内容だったんだろうし、馬車を荒らされたのなら王国の兵士に連絡したりと仕事がたくさんあるもの」
「そうなんだ」
俺は、そういうものなのかと納得し、会話を先の内容へと戻す。
「……それじゃあ、シエラが聞きたかったこと教えて」
「私が問い質した時、あなた学園に来たのは夢のためって。それに、復讐とも」
確かに、あの時何故か自らの潔白が証明されると思ってそんなことを言った気がする。全くもって嘘ではないが、他人にひけらかして言うことでもない。
「あー……そのこと……」
「えっと……言いたくないことなら言わなくていいの!ただちょっと、気になっただけだから……」
シエラは慌てて両手を横に振り、取り繕った笑顔を見せる。
「別に言いたくないってわけじゃないんだけども。こんなの聞いても、何も面白くないよ?」
「それでも……私は、その話を聞きたいの」
真っ直ぐな瞳でそう告げるシエラ。
俺はあの——六年前の血飛沫が飛び交う夜を思い出しながら口を開く。
「俺の家族さ、六年前に俺以外全員魔人に殺されたんだ。俺なんかよりよっぽど優秀で、将来が期待されてた妖精剣士の兄さんは、俺を人質に取られて、庇ったせいで死んだ。兄さんが最期まで、苦しみに耐えながら時間を稼いでくれたお陰でファルネスさんの到着がギリギリ間に合ったんだけど、結果的にその魔人は離脱して、兄さんは見るも無惨な殺され方をして、俺だけが生き残った。父さん母さん、そして兄さんの命を代償にして俺だけが生き残ってしまった」
過去の、一旦は記憶の奥底にしまったものを引っ張り出していく内に、魔の者達に対する強い憎しみと、脆弱で微塵も動くことのできなかった俺に対する憎しみが相互する。
「俺があの時に、恐怖で立ち止まりさえしなければ……兄さんは、あの魔人に負けることなんてあり得なかった。俺に少しの勇気があれば、一歩踏み出す気概さえあれば……」
思い出せば出すほど無力感と虚無感に襲われ、噛み締めていた奥歯はギリギリと軋むような音を俺の脳内へと響かせる。
「きっと、俺が俺を許せないくらいに、兄さんも俺のことを恨みながら死んでいったと思う。それは仕方のないことだし、受け入れるしかない。だけど……あの魔人だけはどうしても許せないッ!気持ち悪いニタッとした薄ら笑いを浮かべながら兄さんを痛ぶり、残酷な殺し方をしたあいつだけは……ッ!」
急に声を荒げてしまったい、シエラの華奢な肩がビクつかせてしまったが、俺にそれを気遣う余裕は残されていない。
「だから俺は決めたんだ。兄さんが目指した悠久の平和のために……俺が心の底から憧れた兄の姿に報いるために、最強になろうって。……まぁ、こんなところかな。聞きたかった答えは聞けた?」
俺は意識したわけではないが、涙で濡れた微笑を皮肉っぽくシエラに向けた。
「その……思い出したくないこと思い出させてしまって、ごめんなさい……」
「いや大丈夫、気にしないで。全部自分の責任だから」
「でも、あなたのお兄さん、あなたのこと恨んでなんていないと思う。だって、あなたのこと大好きだからこそ、人質に取られた時反撃しなかったんだろうし、命をかけてあなたを守ったんだから。それだけはきっと……いいえ、絶対に」
シエラは他人である俺の過去を聞き、目には少々の水分を含みながら力強く言った。
そんなシエラの言葉を聞き、自らを責め立てる気持ちはいづれも消えなかったが、ほんの少しだけ救われたような、そんな錯覚に陥る。
しみじみとしてしまった場の雰囲気は、むず痒くも心地良い。
「てか、これ絶対温泉でする会話じゃないよ?」
俺は気恥ずかしさから、あえて話題を逸らす。
そして、腰に被せてあるだけの白いタオルを手に取り、きつく巻いた。
「本当に熱くなってきたし、万が一あの二人が戻ってきちゃうと困るから、俺はもう上がるね」
「えぇ。その……呼び捨てで、しかも敬語抜きで話せた同年代はあなたが生まれて初めてだったから、その……楽しかったわ。ありがとう」
シエラは恥ずかしそうにそれだけ言うと、顔を湯船の半分くらいまで沈めた。
俺としては、何故シエラが王女という関わり方を嫌うのか、王女でありながら様々な批判を受けてまで学園に来たかなど、聞きたいことは山積みだったが、まぁそれもいつかまた話した時で良いだろう。今は、恥ずかしそうに顔を湯船へと沈める金髪妖精が可愛いという事実だけで充分だ。
こうして俺は、脱衣所へと続く引き戸を開け、秘湯女神の湯を後にした。
ちなみに、宿屋から出る際に、店番をしているお爺さんが細々と握り拳に親指を立てて、やってやったぜと言わんばかりに歳の割に白い歯をうっすらと覗かせていた。きっと、男湯と女湯の暖簾《のれん》を入れ替え、俺を窮地に陥れた張本人だろう。
……うん、もう二度と来ない。
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