何か問題ありますか?

少女××

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【転】どう見ても事故レベルの大問題。

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「はい、あーん。」

「チッ」

舌打ちしたのにうっとりした目で見られた。

「こいつドMなのかな?」

「心の声が口から漏れてますよ。」

「どうせ思考回路にも返事すんだから
何言っても一緒だろ。」

「貴女のそう言う素直なところ
すごく興奮し、、じゃなかった大好きです。」

「、、、、。」

「あ、黙殺ですか?
いいですよ、最高です。
私のために言いたい罵倒を全て心に押し込めて
私のために耐え抜く貴女は素晴らしい。
私の秘めたる想いの全てを知った貴女が
どんな表情かおを見せてくれるのか
試してみたくなります。」

「ほんとに、キモい。」

なんでめげないの??
ほんとにこいつの言葉を肯定したこととか
受け入れたこととか一度もないんだけど?
それどころかドン引きして罵倒しまくってるんだけど?
メンタル鋼なのか本当にドMなのか、、。
罵倒が好きなのかな?
ちょっと褒めてみ、、いや無理だ、鳥肌立った。

私は自分に正直なのだ。

そうだ、友達にドMとドMは交わらないって
聞いたことある!

こいつに、、罵ってと頼んでみよう、、。

うっ、吐き気がする、、。

ええいままよ!女は度胸じゃい!!

「ね、ねぇだーりん、、
お願い、ワタシヲノノシッテ」

「え、いいんですか!?
それでは遠慮なく!!
貴女は×××で▽▽▽な
【なろうの限界を超えた発言】「○ね!!!!」

殴ったし蹴ったし投げた。
私の覚悟を返せ。

「おお、、
いいパンチにいいキックでいい背負い投げでした。
これを言うたびにやっていただけるなら
明日から朝の挨拶にします。」

「殺す、今ここで殺す。」

「『ね、ねぇだーりん、、
お願い、ワタシヲノノシッテ』
うん、よく撮れてます。」

「遺言はそれでいいか?」

ぐっと拳を握ったところで変態が体を起こした。

「どういう考えがあったのかは
なんとなくわかりますが貴女は勘違いしています。
私は貴女の発言、態度、存在、
全てを愛しているのです。
貴女に罵られ殴られたいと同時に
攻めて泣かせて這いつくばらせたいし
執念をもって殺されたいと同時に
貴女の終焉を手に入れるのは私でありたい。
貴女に見せているのはその片鱗に過ぎないのですよ。
貴女が望むなら咽び泣くほど深く、
貴女に私を知ってもらってもいいのですよ?」

ゾクっとするほどの冷気が部屋を満たす。
開けてはならない変態の本性を見た。



けど、私には積もり積もった変態耐性がある。



「おらぁ!!」「ありがとうございます!!」

もう一回投げた。ついでに踏んだ。

「てめぇのことなんて知りたくもねえわ!!
興味のかけらもないテメェの想い一つで
私が咽び泣くとでも思ったか!
はっ、全部聞いた上で鼻で笑ってやるわ!!
顔がいいからって思い通りになると思うなよ!!
性格治して出直してこい!」

「、、、そうですか。
顔がいいと思ってくれているんですね。
次からはもっと顔面を活用していきます。」

「顔以外が最悪だっつってんだよ!」

マジで顔面以外の取り柄ねえなこいつ。

どう見ても事故レベルの大問題。

神様、
イケメンへの変態の配分量間違えてますよ。
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