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【承】いいえ、何も問題ありませんよ?
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そもそも私とこの変態は
ただの中学時代のクラスメイトというだけ。
いやマジなの。
接点も正直廊下ですれ違う程度。
教室内で喋ったこととか一度もない。
なんかイケメンがいるなって感じで
向こうが私を認知してるなんて素振り
これっぽっちもなかった。
ただ偶然高校が一緒で
偶然大学も一緒で、
偶然とっている講義も全部一緒。
、、、。
まぁ言いたいことはわかる。
でも私は会話したことなかったから
あ、あの人またいる、、。
確か高校から、、あれ?中学も一緒だっけ?
なんか授業よく被るな~
って、本気で思ってた。
違う、鈍感とかじゃない。
あいつに興味がなかっただけ。
まぁなんだ、全然話したことないのに
何故今こんなに(不本意ながら)遠慮ない関係を
築いているかといえばあの変態が悪いとしか
言いようがない。
えーっと待ってね思い出す。
「パンケーキとかをイン○タに載せる女子が
プロフィールにベジタリアンて書くの
は?ってなるよね~。」
「わかる。」
あ、違う違うこれ違うやつ。
変態との出会いを思い出したくなさすぎて
防衛本能が日常会話にすり替えたよ。
ちなみに私はベジタリアンがパンケーキ食べても
いいと思ってます(防衛本能継続中
そう、確かね、、
「私の願いは貴女の食事となって
愛おしい貴女の体内を駆け巡り、
貴女の一部となって共に生きることですが
残念ながら叶わないのでこちらを食べてください。」
って、手作りのお重を貰ったのよ。
これが、
中学でのみんなの前で自己紹介以来の初会話。
初対面同然の私にすらこの態度、、。
わざわざこいつのために取り繕うのとか無理じゃない?
お重は丁重に(当社比)断った。
そしてその日私はドン引きしすぎて
昼飯を食べ損ねた。
この衝撃的な会話からこの変態は
めちゃくちゃ絡んでくるようになった。
周りに人がいないととにかく暴走する。
「はぁ、美味しそうな汗ですね。
少し貰っていいですか?」
「その指、、。
あぁいいえ、美しいと思って。
今度型を取らせていただいてよろしいですか?
私の家に欲しいので。」
「そろそろお手洗いだと思ったんです。
これ使ってください。
備え付けの紙では貴女を傷つけないかと
ずっと心配していたんです。
市販の紙では不安なのでオーダーしました。
水に溶けづらいのでこの袋に入れて
後ほど私に渡してくださいね。
こちらできちんと処理しますので。」
引く。流石に引くよな。わかる。
私も引いた。マジでキモい。
もちろん全て無視した。
いや、ちょっと無視しきれなかったけど
手は出してない。
、、少ししか(小声)
でもね。
私がこれを主張してもね。
「はい妄想乙。」
「王子を妬むとか神への冒涜。」
「そんな変態いる訳デショ。」
いるんだよぉぉぉ!!!
そんな!!変態が!!!目の前に!!!
お前らが見てる王子はただの外面だ!
ただの猫被り野郎なんだって!!
性格に深刻な問題があんだよ!!
「いいえ、何も問題ありませんよ。」
「黙れ問題児。」
「貴女の紡ぐ声が私を呼ぶ、、、。
腰が砕けてしまいそうです。
今すぐ名前を問題児に変えて
役所に提出してきますね。
これから毎日呼んでください。」
「なんでもありかよぉ、、、。」
「貴女のためならなんだってしますよ。」
「じゃあ目の前から消えてくれ、、。」
「それでは背後から失礼しますね。」
「こっわ!マジで目の前から消えた!
え、いつのまに背後に!?!?
ってかそういうことじゃない!」
「ではどういうことですか?」
「私の認識できる範囲にいないで!!」
「わかりました。
幽体離脱してくるので少し待っててくださいね。」
走って逃げた。追いつかれたけど。
あ、こいつ陸上大会記録保持者だったわ。
地獄かな??
「この!くそハイスペック野郎!!」
「それでは褒め言葉ですよ。」
「褒めてねぇぇぇ!!!」
「知っています。」
こいつを王子様と思って
全力アピールしてる肉食女子でも
恐れ多いと遠くから憧れてる女子でも
その辺の犬でも猫でもいい、、
誰でもいいからこいつを引き取って。
そして永遠に私の目の前に現れないようにして。
「貴女が私を引き取ってくれてもいいんですよ。
挙式はハワイにしましょうか。新婚旅行は世界一周しましょう?子どもはたくさん欲しいな。貴女に似た女の子を囲んで貴女と同じ名前にして貴女の血が半分流れた子たちの記録を日記にして出版しましょうか、そうすれば私が見ることができなかった貴女の幼少時代が
流石に殴った。
私は悪くない。
ただの中学時代のクラスメイトというだけ。
いやマジなの。
接点も正直廊下ですれ違う程度。
教室内で喋ったこととか一度もない。
なんかイケメンがいるなって感じで
向こうが私を認知してるなんて素振り
これっぽっちもなかった。
ただ偶然高校が一緒で
偶然大学も一緒で、
偶然とっている講義も全部一緒。
、、、。
まぁ言いたいことはわかる。
でも私は会話したことなかったから
あ、あの人またいる、、。
確か高校から、、あれ?中学も一緒だっけ?
なんか授業よく被るな~
って、本気で思ってた。
違う、鈍感とかじゃない。
あいつに興味がなかっただけ。
まぁなんだ、全然話したことないのに
何故今こんなに(不本意ながら)遠慮ない関係を
築いているかといえばあの変態が悪いとしか
言いようがない。
えーっと待ってね思い出す。
「パンケーキとかをイン○タに載せる女子が
プロフィールにベジタリアンて書くの
は?ってなるよね~。」
「わかる。」
あ、違う違うこれ違うやつ。
変態との出会いを思い出したくなさすぎて
防衛本能が日常会話にすり替えたよ。
ちなみに私はベジタリアンがパンケーキ食べても
いいと思ってます(防衛本能継続中
そう、確かね、、
「私の願いは貴女の食事となって
愛おしい貴女の体内を駆け巡り、
貴女の一部となって共に生きることですが
残念ながら叶わないのでこちらを食べてください。」
って、手作りのお重を貰ったのよ。
これが、
中学でのみんなの前で自己紹介以来の初会話。
初対面同然の私にすらこの態度、、。
わざわざこいつのために取り繕うのとか無理じゃない?
お重は丁重に(当社比)断った。
そしてその日私はドン引きしすぎて
昼飯を食べ損ねた。
この衝撃的な会話からこの変態は
めちゃくちゃ絡んでくるようになった。
周りに人がいないととにかく暴走する。
「はぁ、美味しそうな汗ですね。
少し貰っていいですか?」
「その指、、。
あぁいいえ、美しいと思って。
今度型を取らせていただいてよろしいですか?
私の家に欲しいので。」
「そろそろお手洗いだと思ったんです。
これ使ってください。
備え付けの紙では貴女を傷つけないかと
ずっと心配していたんです。
市販の紙では不安なのでオーダーしました。
水に溶けづらいのでこの袋に入れて
後ほど私に渡してくださいね。
こちらできちんと処理しますので。」
引く。流石に引くよな。わかる。
私も引いた。マジでキモい。
もちろん全て無視した。
いや、ちょっと無視しきれなかったけど
手は出してない。
、、少ししか(小声)
でもね。
私がこれを主張してもね。
「はい妄想乙。」
「王子を妬むとか神への冒涜。」
「そんな変態いる訳デショ。」
いるんだよぉぉぉ!!!
そんな!!変態が!!!目の前に!!!
お前らが見てる王子はただの外面だ!
ただの猫被り野郎なんだって!!
性格に深刻な問題があんだよ!!
「いいえ、何も問題ありませんよ。」
「黙れ問題児。」
「貴女の紡ぐ声が私を呼ぶ、、、。
腰が砕けてしまいそうです。
今すぐ名前を問題児に変えて
役所に提出してきますね。
これから毎日呼んでください。」
「なんでもありかよぉ、、、。」
「貴女のためならなんだってしますよ。」
「じゃあ目の前から消えてくれ、、。」
「それでは背後から失礼しますね。」
「こっわ!マジで目の前から消えた!
え、いつのまに背後に!?!?
ってかそういうことじゃない!」
「ではどういうことですか?」
「私の認識できる範囲にいないで!!」
「わかりました。
幽体離脱してくるので少し待っててくださいね。」
走って逃げた。追いつかれたけど。
あ、こいつ陸上大会記録保持者だったわ。
地獄かな??
「この!くそハイスペック野郎!!」
「それでは褒め言葉ですよ。」
「褒めてねぇぇぇ!!!」
「知っています。」
こいつを王子様と思って
全力アピールしてる肉食女子でも
恐れ多いと遠くから憧れてる女子でも
その辺の犬でも猫でもいい、、
誰でもいいからこいつを引き取って。
そして永遠に私の目の前に現れないようにして。
「貴女が私を引き取ってくれてもいいんですよ。
挙式はハワイにしましょうか。新婚旅行は世界一周しましょう?子どもはたくさん欲しいな。貴女に似た女の子を囲んで貴女と同じ名前にして貴女の血が半分流れた子たちの記録を日記にして出版しましょうか、そうすれば私が見ることができなかった貴女の幼少時代が
流石に殴った。
私は悪くない。
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