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【起】いや、問題しかない。
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「何でですか!!」
「いや、だから、それは無理だわ!」
「どこに問題があるっていうんです!?」
「いや、問題しかない。」
「お願いです、、!」
誰にでも優しくて掴みどころのない、
どこか一線引いた冷たい王子様。
なんて、誰が言った??
「今すぐ私を産んでください!!」
誰かこれを動画に撮ってグループLI○Eに
流してくれ、、。
そして社会的に消えてくれ、、。
×××
まぁこの変態との間柄は話せば長く、、
いや、腐れ縁です。
「もうちょっとあるんじゃないですか?」
「中学校のクラスメイト。」
「そして今はラブラブ同棲中ですよね?」
「てめぇのマンションに
ストーカーが来て帰れねぇっつうから
仕方なく泊めてやってんだろ!
いい加減新しい部屋探せよ!」
「えー、
もうこのまま私と住みましょうよ?
家賃は払いますしご飯も作りますよ?
三食王子付き、お買い得ですよ??」
「誰が王子だこの野郎、、」
実際家賃は浮いてるし飯はうまいのが
また腹が立つ。
調子に乗るから絶対言わないけど。
「早く出てけよほんとに、、。」
「だって、寂しいんですもん、、。」
母親が外国人だとかで綺麗な金髪の男が
悲しそうに目を伏せる姿は同情を誘うが、
決して騙されてはいけない。
だってこいつは
「私の作った料理が貴女の血肉となり
私の沸かした湯で世の不浄を流し、
私の吐いた息を貴女が吸うことで
私の一部だったものが貴女と一つになる。
こんな楽園のような空間を知ってしまったら
今更貴女のいない部屋で貴女を想い
一人虚しく己を慰める日々に戻るなんて、、。
そんな寂しいことがありますか!?」
めちゃくちゃに変態なのだ。
すごくキモい。
百万年の恋も冷めるレベル。
、、ちなみに私の名誉の為に言っておくけれど
私がこの変態に恋したことなど
一度たりともないので勘違いしないで。
「またまたぁ、ツンデレさんなんだから♡」
何度目だろう、こいつに殺意湧くの。
ってかナチュラルに
私の思考に混じってこないでくれる?
一応口に出してないやつだから、これ。
「顔に書いてありますって言う
とても便利な言葉があるので大丈夫です。」
「これ全部顔に書いてあったら顔面真っ黒だろ。
耳なし芳一もびっくりだわ。」
「そこはほら、『愛の力♡』っていうことで。」
「はぁ、、
ハーフで金髪の見かけだけ王子とかいう
変態野郎を○していいって法律
作って欲しい。」
「わかりました!
貴女のために私が法律を変えましょう!」
「変えたその日がテメェの命日じゃボケェ!!」
「まぁそうカリカリしないでください。
ストレスを溜めると体に良くないですよ?」
「私の日々の半分以上のストレスを
一瞬で解消する方法があるんだけど。」
「なるほどカルシウムですね。
今日の夕飯は煮干しと牛乳を
ふんだんに使った愛情料理にしましょう。」
「じゃあその間に物件まとめておくから
夕食後には引っ越し先決めてね。」
「僕たちの愛の巣ですね!」
「、、、hey Sir○
周辺の事故物件をピックアップして。
なるべく強めの怨念の所。
単身専用で。」
端末に表示される物件を見て
一番死亡率の高そうな所を探す。
「、、わかりました。
そこまで言うなら仕方ありません。
貴女に怨念を持って殺されるなんて興奮す、、
じゃなかった貴女のために死ねるなら本望です。
ですが心残りがあるので、
人生最後の私の願いを聞き届けていただけますか?」
「、、、なに?」
いやに引きがいい変態には要注意。
「今すぐ私を産んでください。」
「は?無理。きもっ。」
みんな後半のインパクトに持っていかれて
冒頭の会話忘れてた?
仕方ないからもう一度繰り返すね。
「何でですか!!」
「いや、だから、それは無理だわ!」
「どこに問題があるっていうんです!?」
「いや、問題しかない。」
「お願いです、、!
今すぐ私を産んでください!
もう貴女のお腹に戻る準備はできていますから!」
「戻るの前にお前の始まりは私の腹じゃねぇわ!」
「それは私の人生最大の誤算です!
今からでもやり直させてください!!」
「うるせぇ!
てめぇの人生の誤算は
確実にその腐れ落ちた性格だわ!!
矯正してこい!」
「性格は想定内です!
ちなみに母親に泣かれたことがあります!!」
「私だって子どもがお前みたいな息子に育ったら
咽び泣いて父親に土下座するわ!」
「貴女の息子は私で父親も私です!」
「もうやだこの変態、話通じない!!」
こいつに恋する女子全員に見せてやりたい、この姿。
「本当は貴女のことを産むのも
私のはずだったのに、、。」
もうついていけないでしょ?これ。
誰?こいつのこと王子様って言った奴。
全員ここ並んで?
眼科代は私が持、、いやすげぇ値段になるな。
破産するわ。
とにかくこいつは
眉目秀麗才色兼備の天才王子様と呼ばれ、
外ヅラも良くてまさに完璧なイケメンなのに
私への変態度が度を越している。
神はこいつが好きなのか嫌いなのかわからんな。
与えすぎちゃったからとりあえず変態にしといた的な?
それにしたって代償デカすぎだと思う。
「さぁ、『私の子を孕め』なんて
そんな酷いことは言いません。
私のために少しお腹を貸してください。」
「マジでキモい。」
これが日常なので本当に笑えない。
「いや、だから、それは無理だわ!」
「どこに問題があるっていうんです!?」
「いや、問題しかない。」
「お願いです、、!」
誰にでも優しくて掴みどころのない、
どこか一線引いた冷たい王子様。
なんて、誰が言った??
「今すぐ私を産んでください!!」
誰かこれを動画に撮ってグループLI○Eに
流してくれ、、。
そして社会的に消えてくれ、、。
×××
まぁこの変態との間柄は話せば長く、、
いや、腐れ縁です。
「もうちょっとあるんじゃないですか?」
「中学校のクラスメイト。」
「そして今はラブラブ同棲中ですよね?」
「てめぇのマンションに
ストーカーが来て帰れねぇっつうから
仕方なく泊めてやってんだろ!
いい加減新しい部屋探せよ!」
「えー、
もうこのまま私と住みましょうよ?
家賃は払いますしご飯も作りますよ?
三食王子付き、お買い得ですよ??」
「誰が王子だこの野郎、、」
実際家賃は浮いてるし飯はうまいのが
また腹が立つ。
調子に乗るから絶対言わないけど。
「早く出てけよほんとに、、。」
「だって、寂しいんですもん、、。」
母親が外国人だとかで綺麗な金髪の男が
悲しそうに目を伏せる姿は同情を誘うが、
決して騙されてはいけない。
だってこいつは
「私の作った料理が貴女の血肉となり
私の沸かした湯で世の不浄を流し、
私の吐いた息を貴女が吸うことで
私の一部だったものが貴女と一つになる。
こんな楽園のような空間を知ってしまったら
今更貴女のいない部屋で貴女を想い
一人虚しく己を慰める日々に戻るなんて、、。
そんな寂しいことがありますか!?」
めちゃくちゃに変態なのだ。
すごくキモい。
百万年の恋も冷めるレベル。
、、ちなみに私の名誉の為に言っておくけれど
私がこの変態に恋したことなど
一度たりともないので勘違いしないで。
「またまたぁ、ツンデレさんなんだから♡」
何度目だろう、こいつに殺意湧くの。
ってかナチュラルに
私の思考に混じってこないでくれる?
一応口に出してないやつだから、これ。
「顔に書いてありますって言う
とても便利な言葉があるので大丈夫です。」
「これ全部顔に書いてあったら顔面真っ黒だろ。
耳なし芳一もびっくりだわ。」
「そこはほら、『愛の力♡』っていうことで。」
「はぁ、、
ハーフで金髪の見かけだけ王子とかいう
変態野郎を○していいって法律
作って欲しい。」
「わかりました!
貴女のために私が法律を変えましょう!」
「変えたその日がテメェの命日じゃボケェ!!」
「まぁそうカリカリしないでください。
ストレスを溜めると体に良くないですよ?」
「私の日々の半分以上のストレスを
一瞬で解消する方法があるんだけど。」
「なるほどカルシウムですね。
今日の夕飯は煮干しと牛乳を
ふんだんに使った愛情料理にしましょう。」
「じゃあその間に物件まとめておくから
夕食後には引っ越し先決めてね。」
「僕たちの愛の巣ですね!」
「、、、hey Sir○
周辺の事故物件をピックアップして。
なるべく強めの怨念の所。
単身専用で。」
端末に表示される物件を見て
一番死亡率の高そうな所を探す。
「、、わかりました。
そこまで言うなら仕方ありません。
貴女に怨念を持って殺されるなんて興奮す、、
じゃなかった貴女のために死ねるなら本望です。
ですが心残りがあるので、
人生最後の私の願いを聞き届けていただけますか?」
「、、、なに?」
いやに引きがいい変態には要注意。
「今すぐ私を産んでください。」
「は?無理。きもっ。」
みんな後半のインパクトに持っていかれて
冒頭の会話忘れてた?
仕方ないからもう一度繰り返すね。
「何でですか!!」
「いや、だから、それは無理だわ!」
「どこに問題があるっていうんです!?」
「いや、問題しかない。」
「お願いです、、!
今すぐ私を産んでください!
もう貴女のお腹に戻る準備はできていますから!」
「戻るの前にお前の始まりは私の腹じゃねぇわ!」
「それは私の人生最大の誤算です!
今からでもやり直させてください!!」
「うるせぇ!
てめぇの人生の誤算は
確実にその腐れ落ちた性格だわ!!
矯正してこい!」
「性格は想定内です!
ちなみに母親に泣かれたことがあります!!」
「私だって子どもがお前みたいな息子に育ったら
咽び泣いて父親に土下座するわ!」
「貴女の息子は私で父親も私です!」
「もうやだこの変態、話通じない!!」
こいつに恋する女子全員に見せてやりたい、この姿。
「本当は貴女のことを産むのも
私のはずだったのに、、。」
もうついていけないでしょ?これ。
誰?こいつのこと王子様って言った奴。
全員ここ並んで?
眼科代は私が持、、いやすげぇ値段になるな。
破産するわ。
とにかくこいつは
眉目秀麗才色兼備の天才王子様と呼ばれ、
外ヅラも良くてまさに完璧なイケメンなのに
私への変態度が度を越している。
神はこいつが好きなのか嫌いなのかわからんな。
与えすぎちゃったからとりあえず変態にしといた的な?
それにしたって代償デカすぎだと思う。
「さぁ、『私の子を孕め』なんて
そんな酷いことは言いません。
私のために少しお腹を貸してください。」
「マジでキモい。」
これが日常なので本当に笑えない。
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