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21:"Yours Forever"
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隆介が目覚めるであろう時間を狙って、どこかで会えませんかとメッセージを送る。どんな返事が来るかとドキドキしていたら、今すぐにでも会いたいと返ってきた。
「私も、会いたい」
声に出すと、想いが溢れて止まらない。世界中探してももう見つかるはずないような魅力的な人。一緒にいたいと思っているくせに、勝手に別れを決め、勝手に泣いている身勝手でバカな女。ネット通販で買ったプラスチックの机の上で、スマホが鳴っている。きっと隆介の電話だろう。
泣いていることを気付かれたくなくて、今だけはと謝る気持ちで無視を決め込んだ。
――雫、泣いてない?
――今から会いに行く
やっぱりそうだ。隆介は雫が会いたいと言えば会いに来てくれるし、何よりも優先してこちらを大事にしてくれる。だからこそ……自分ではダメなのだ。
――ごめんなさい。これから出かけるので、お風呂入るところで
――次のお休み、いつですか?会いたいです
なんとかして隆介を突き放すために、嘘を突き通す。自分は大丈夫だと言い聞かせてスマホの画面を閉じた。久しぶりの我が家。休日は彼の家に入り浸っていた雫には、1ヶ月ぶりに使うものもあり、案外無くても良いものばかりだと気付かされる。急に断捨離スイッチの入った雫は、昔から保管し続けてきた書類や着なくなった服をまとめることにした。
◇◇◇
結局、まとまった時間を作って会えたのは、それから2週間後の月曜日だった。
都内ではまた騒がれるかもしれないからと、雫から軽井沢を指定した。
会う場所を特定されないように、全室コテージのホテルを予約し、一人でチェックインした。オーストリアとは季節が違うけれど、だいぶ雰囲気の似た木々が生い茂っていて、気持ちは少しワクワクする。部屋の番号を伝えて2時間半後、ドアをノックする音が聞こえた。
「雫?いる?」
多田から、玄関を開ける時が一番のパパラッチの狙い所だと聞いていた雫は、あえてドアの鍵を開けたまま、大きな本革のソファに腰掛けて待ち人を待つ。
「……久しぶり、ですね」
「あぁ。会いたかった」
ドサンとトートを落としたその人は、眉を下げた顔ですぐに駆け寄る。確かにそこに存在を確かめるように、大きな胸で強く抱きしめた。少し残るクマと伸びた髪、少し細くなった顎。ウッディな香水とタバコの混じった空気が胸いっぱいに広がる。会いたくてたまらなかったと顔を寄せれば、掬い上げるような腕の中で大量のキスの雨が降ってきた。
「もっと顔、見せて」
早く扉の鍵を閉めなくてはと思いながら、1秒も離れがたくて。互いに、濡れた瞳に映る自分をぼんやりと眺めているような、淡い時間が続いた。
「雫……ごめん。あの時、すぐ助けてあげられなくて」
ソファに腰掛けた隆介は、自身の膝に腕を乗せて前屈みになってこちらへ謝っている。
「大丈夫です。きっといつかはあるって、思ってました」
これは、本当。想像よりも少し早かっただけ。自分の心の準備が少し間に合わなかっただけ。
「あんなことになって……もう会えないかもって、思ってた」
ぽつりぽつりと話しだす隆介もまた、同じように不安だったんだとわかる。あんなにも大きな背中で、あんなにも沢山のファンを一瞬で沸かせるのに、今はこんなに小さなことに怯えている。
「でも、会えましたから」
暖炉の薪がパチパチと鳴るだけで、他には何の音も聞こえない空間。雫は、隆介の小さく丸くなった背中に抱きついて、首元へ顔を寄せた。せめて今日だけは、ただの近衛 龍介とただの白波瀬 雫でいたい。
何か思いを口にすればそこで終わってしまいそうで、言葉を交わさずにキスをする。立ち上がった隆介は雫を抱き上げて、ベッドルームへ運んだ。石造りのコテージは2階建てて、階段を上がった先に大きなベッドが1つ並んでいるだけのシンプルな形。
貪るようにキスをして、隆介の服を一枚ずつ剥いだ。雫のワンピースはあっという間に解かれて、彼の部屋で最初にした日を思い出させた。緊張のせいか、ほんのりと冷えた互いの両手のくすぐったさに笑い合う。久しぶりに見た彼の体はどこか痩せたように感じる。けれど首元へ抱きつくようにくっつけば、雫の体は隆介の曲線にピッタリと合うのだった。
感想を言うでもなく、声を上げるでもなく、ふたりは時間を忘れるほどに抱き合った。もう何度目かわからない絶頂を味わいながら、雫は隆介の必死な顔を忘れたくないと懸命に意識を保った。ベッドでも、ソファでも、風呂でも、隆介は雫の形を確かめるように愛し続けた。
◇◇◇
目が覚めたのは、明け方のひんやりとした空気が背中に触れた時だった。言葉をかければ消えてしまいそうな儚さのある恋人にかけられる言葉などなく、互いに本心を隠したまま貪り合った。背中にも、足にも、胸元にも、齧られた跡や赤いキスマークが付いている。
そんなの幼い男がすることだとカナに笑われたことを思い出して、つい小さな笑みが溢れた。仰向けで美しい表情のまま眠る彼の胸元に近づいて、小さく吸い上げる。返せるものなどない雫からの、最後の抵抗。寝言よりも少し色っぽい声が上がる。意識があるのかと一瞬驚いたけれど、目を閉じたままの彼からはすぐに規則的な寝息が聞こえた。
ずっと眺めていたい彼の横顔に小さくキスをして、ベッドの下に落ちているワンピースを拾う。彼から貰ったものは全てが宝物だ。それはあの笑顔も、音楽も、思い出も、全て。誰になんと言われようと、何を邪魔されようと、十分過ぎるほどの贈り物ばかり。
彼を起こさないように静かにベッドを出て、下階へ降りた。彼が寝る前に足してくれたのか、薪はまだパチパチと燃え続けている。部屋の室温を気にするところも、こんな日に会えて痕跡を残すところもそう。優しさを含んだ彼の言葉ももちろん嬉しいけれど、彼の"言葉にはしない優しさ"が一番好きなのだと、改めて理解させられる。
自分の力ではどうしようもないところまで、ケリをつけてしまった。もう何度目かもわからない大粒の涙を必死に拭って、鍵と腕時計を机の上に置いた。
バッグからペンを取り出して、コテージ据え置きのメモに言葉を綴る。何度か言葉を書いては納得が行かず、ゴミ箱に捨てては何度も書き直した。何度書いても何を書いても、結局は言い訳にしか思えず、結局残ったのは「ありがとうございました」の言葉だけだった。
メモの上に鍵と腕時計を置いて、一度深呼吸をした。今はただ辛い別れですら、時間が経てば彼の肥やしになるんだろうか。それならこの一呼吸だって無駄じゃない。
ここまでの半年は世界で一番幸せな半年だったと胸を張っていえる。目を閉じて、溢れるものは全部無視して、椅子にかけていたジャケットを羽織る。
そっと起き上がってベッドに浅く腰掛け、ただ静かに階下を見ている人間の視線に気付かないまま、雫はコテージの扉を開いた。
◇◇◇
「終わり、か……そうだよな」
小さく呟いた言葉を聞いてくれる人は、もういない。昨日この部屋へ入った時から、この冷たく寂しい空気を心のどこかで理解していた。それでもまだそれを信じたくなくて、持ってきていた赤い箱を枕の下から取り出した。
硬めの金具を外して、ゆっくりとこぼれ落ちないように蓋をあける。10歳も離れてるからと遠慮する雫の思いを埋めようと用意した指輪。10ピースのダイヤモンドの入った指輪は持ち主不在でも輝いている。高いものなんていらないと言った彼女の言葉を無視したからか。寝ている間に着けていればよかったのか。それとも、到着してすぐ渡せばよかったのか。無意味な後悔の念が頭を擡げる。
はあ、と呟いたため息すら、この孤独な部屋では大きく響いた。彼女はわざわざこんな舞台まで用意したのだ。追いかけたところで、意味がないことくらいは察せる。
彼女が無理をして笑っていることなど、わかりきっていた。強く抱きしめれば壊れそうなほど、薄くなった肩。時々遠くを見る目も、こちらを愛おしそうに見つめる表情も、別れを予期させていた。見て見ぬ振りをし、引き留めなかったのは自分だ。
雫の身体は愛を饒舌に語る。昨夜の雫は、ただそばにいたいと、確かにそう言っているように思えた。
「――流石に、鈍ったか」
ベッドに大の字になって、天井の木材の数をぼーっと数える。12本目まできたところで視界はぼやけ、目尻に暖かいものが溢れる。スウェットを着た腕で拭って初めて、己の視界が涙で染まっているのだとようやく理解した。
再会したあの日の『一言なら「さようなら」だと思います』と言った時の少し拗ねたような表情が、しばらく脳裏に浮かんで離れなかった。
「私も、会いたい」
声に出すと、想いが溢れて止まらない。世界中探してももう見つかるはずないような魅力的な人。一緒にいたいと思っているくせに、勝手に別れを決め、勝手に泣いている身勝手でバカな女。ネット通販で買ったプラスチックの机の上で、スマホが鳴っている。きっと隆介の電話だろう。
泣いていることを気付かれたくなくて、今だけはと謝る気持ちで無視を決め込んだ。
――雫、泣いてない?
――今から会いに行く
やっぱりそうだ。隆介は雫が会いたいと言えば会いに来てくれるし、何よりも優先してこちらを大事にしてくれる。だからこそ……自分ではダメなのだ。
――ごめんなさい。これから出かけるので、お風呂入るところで
――次のお休み、いつですか?会いたいです
なんとかして隆介を突き放すために、嘘を突き通す。自分は大丈夫だと言い聞かせてスマホの画面を閉じた。久しぶりの我が家。休日は彼の家に入り浸っていた雫には、1ヶ月ぶりに使うものもあり、案外無くても良いものばかりだと気付かされる。急に断捨離スイッチの入った雫は、昔から保管し続けてきた書類や着なくなった服をまとめることにした。
◇◇◇
結局、まとまった時間を作って会えたのは、それから2週間後の月曜日だった。
都内ではまた騒がれるかもしれないからと、雫から軽井沢を指定した。
会う場所を特定されないように、全室コテージのホテルを予約し、一人でチェックインした。オーストリアとは季節が違うけれど、だいぶ雰囲気の似た木々が生い茂っていて、気持ちは少しワクワクする。部屋の番号を伝えて2時間半後、ドアをノックする音が聞こえた。
「雫?いる?」
多田から、玄関を開ける時が一番のパパラッチの狙い所だと聞いていた雫は、あえてドアの鍵を開けたまま、大きな本革のソファに腰掛けて待ち人を待つ。
「……久しぶり、ですね」
「あぁ。会いたかった」
ドサンとトートを落としたその人は、眉を下げた顔ですぐに駆け寄る。確かにそこに存在を確かめるように、大きな胸で強く抱きしめた。少し残るクマと伸びた髪、少し細くなった顎。ウッディな香水とタバコの混じった空気が胸いっぱいに広がる。会いたくてたまらなかったと顔を寄せれば、掬い上げるような腕の中で大量のキスの雨が降ってきた。
「もっと顔、見せて」
早く扉の鍵を閉めなくてはと思いながら、1秒も離れがたくて。互いに、濡れた瞳に映る自分をぼんやりと眺めているような、淡い時間が続いた。
「雫……ごめん。あの時、すぐ助けてあげられなくて」
ソファに腰掛けた隆介は、自身の膝に腕を乗せて前屈みになってこちらへ謝っている。
「大丈夫です。きっといつかはあるって、思ってました」
これは、本当。想像よりも少し早かっただけ。自分の心の準備が少し間に合わなかっただけ。
「あんなことになって……もう会えないかもって、思ってた」
ぽつりぽつりと話しだす隆介もまた、同じように不安だったんだとわかる。あんなにも大きな背中で、あんなにも沢山のファンを一瞬で沸かせるのに、今はこんなに小さなことに怯えている。
「でも、会えましたから」
暖炉の薪がパチパチと鳴るだけで、他には何の音も聞こえない空間。雫は、隆介の小さく丸くなった背中に抱きついて、首元へ顔を寄せた。せめて今日だけは、ただの近衛 龍介とただの白波瀬 雫でいたい。
何か思いを口にすればそこで終わってしまいそうで、言葉を交わさずにキスをする。立ち上がった隆介は雫を抱き上げて、ベッドルームへ運んだ。石造りのコテージは2階建てて、階段を上がった先に大きなベッドが1つ並んでいるだけのシンプルな形。
貪るようにキスをして、隆介の服を一枚ずつ剥いだ。雫のワンピースはあっという間に解かれて、彼の部屋で最初にした日を思い出させた。緊張のせいか、ほんのりと冷えた互いの両手のくすぐったさに笑い合う。久しぶりに見た彼の体はどこか痩せたように感じる。けれど首元へ抱きつくようにくっつけば、雫の体は隆介の曲線にピッタリと合うのだった。
感想を言うでもなく、声を上げるでもなく、ふたりは時間を忘れるほどに抱き合った。もう何度目かわからない絶頂を味わいながら、雫は隆介の必死な顔を忘れたくないと懸命に意識を保った。ベッドでも、ソファでも、風呂でも、隆介は雫の形を確かめるように愛し続けた。
◇◇◇
目が覚めたのは、明け方のひんやりとした空気が背中に触れた時だった。言葉をかければ消えてしまいそうな儚さのある恋人にかけられる言葉などなく、互いに本心を隠したまま貪り合った。背中にも、足にも、胸元にも、齧られた跡や赤いキスマークが付いている。
そんなの幼い男がすることだとカナに笑われたことを思い出して、つい小さな笑みが溢れた。仰向けで美しい表情のまま眠る彼の胸元に近づいて、小さく吸い上げる。返せるものなどない雫からの、最後の抵抗。寝言よりも少し色っぽい声が上がる。意識があるのかと一瞬驚いたけれど、目を閉じたままの彼からはすぐに規則的な寝息が聞こえた。
ずっと眺めていたい彼の横顔に小さくキスをして、ベッドの下に落ちているワンピースを拾う。彼から貰ったものは全てが宝物だ。それはあの笑顔も、音楽も、思い出も、全て。誰になんと言われようと、何を邪魔されようと、十分過ぎるほどの贈り物ばかり。
彼を起こさないように静かにベッドを出て、下階へ降りた。彼が寝る前に足してくれたのか、薪はまだパチパチと燃え続けている。部屋の室温を気にするところも、こんな日に会えて痕跡を残すところもそう。優しさを含んだ彼の言葉ももちろん嬉しいけれど、彼の"言葉にはしない優しさ"が一番好きなのだと、改めて理解させられる。
自分の力ではどうしようもないところまで、ケリをつけてしまった。もう何度目かもわからない大粒の涙を必死に拭って、鍵と腕時計を机の上に置いた。
バッグからペンを取り出して、コテージ据え置きのメモに言葉を綴る。何度か言葉を書いては納得が行かず、ゴミ箱に捨てては何度も書き直した。何度書いても何を書いても、結局は言い訳にしか思えず、結局残ったのは「ありがとうございました」の言葉だけだった。
メモの上に鍵と腕時計を置いて、一度深呼吸をした。今はただ辛い別れですら、時間が経てば彼の肥やしになるんだろうか。それならこの一呼吸だって無駄じゃない。
ここまでの半年は世界で一番幸せな半年だったと胸を張っていえる。目を閉じて、溢れるものは全部無視して、椅子にかけていたジャケットを羽織る。
そっと起き上がってベッドに浅く腰掛け、ただ静かに階下を見ている人間の視線に気付かないまま、雫はコテージの扉を開いた。
◇◇◇
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小さく呟いた言葉を聞いてくれる人は、もういない。昨日この部屋へ入った時から、この冷たく寂しい空気を心のどこかで理解していた。それでもまだそれを信じたくなくて、持ってきていた赤い箱を枕の下から取り出した。
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はあ、と呟いたため息すら、この孤独な部屋では大きく響いた。彼女はわざわざこんな舞台まで用意したのだ。追いかけたところで、意味がないことくらいは察せる。
彼女が無理をして笑っていることなど、わかりきっていた。強く抱きしめれば壊れそうなほど、薄くなった肩。時々遠くを見る目も、こちらを愛おしそうに見つめる表情も、別れを予期させていた。見て見ぬ振りをし、引き留めなかったのは自分だ。
雫の身体は愛を饒舌に語る。昨夜の雫は、ただそばにいたいと、確かにそう言っているように思えた。
「――流石に、鈍ったか」
ベッドに大の字になって、天井の木材の数をぼーっと数える。12本目まできたところで視界はぼやけ、目尻に暖かいものが溢れる。スウェットを着た腕で拭って初めて、己の視界が涙で染まっているのだとようやく理解した。
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