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壮途に就く
107.逆サプライズ
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花祭り前日は、ほんのりと薄い雲が空にひらひらと舞うような、柔らかな日差しが街にひろがるうららかな天気だった。
ハイデルは、明日の挙式について教会で最後の打ち合わせをするために、会場へ早く向かう必要があり、「花祭りは夜明けにはじまるから」というもっともらしい理由をつけてノイブラへと前乗りをする誘導に成功した。
前日はノイブラでのお仕事があると聞いたマリは、「以前はカタリナを連れていけなかったし、今度は一緒に…」と半分冗談で、でも一緒に見られたらいいななんて淡い期待をしながら、ハイデルへ小さな提案をした。すると、ハイデルはまるで元からその気だったんじゃないかと思ってしまうほど、すんなりと許可をしてくれた。なんなら、2~3日いるからカタリナの主人や娘、婿までも招待してしまおうと言ってきたほどだ。
「カタリナ、ごめんなさい。私の冗談であなたまでノイブラに行くことになってしまって…」
「いいんですよ、そのくらい。昔に比べたら今はだいぶ素直に我儘を言うようになりましたし、いつもツンケンしていたというのに、最近のお変わりようと言ったら…。
マリ様と出会っていなかったら、あの人はいつまでも恐ろしい宰相様だったでしょうからね。今日は思う存分、お買い物に行きましょう!」
ハイデルから、2人でのお買い物用にとお財布を預かったカタリナは、無敵だった。マリの長い髪を整えるピンに髪留め、髪紐までも素敵なものを見つけてはかごに入れていく。こんな感覚はもうしばらく忘れていたけれど、まだ幼い頃に母親と二人で、ああでもない、こうでもない、と言い合いながら買い物をしたなと思い出したところで、ふと名案が浮かんだ。
「ねぇ、カタリナ。私、貴方に一つお願いがあるの。」
「えっ、はい。なんでしょう。」
「先月、あんなに細かくドレスの採寸をしたということは、おそらくハイド様は私のウェディングドレスを…作ってくださってるって、こと、ですよね…?」
「…ええ…まぁ、そうでしょうね…。」
まぁマリ様だって女だもの、そういうことは女の勘でわかる物よね、と思いつつ、そうだとは言い切れない申し訳なさで目が泳ぐ。
前日に自分のヘマで知られてしまうわけにはいかない…どう誤魔化したものかと思いながらマリを観察しようとしたが、カタリナはすぐにその思いがどれだけ浅はかだったかと思い知ることとなる。
「それでね、私がハイド様の元へ本当に嫁ぐことになったとき、カタリナの名前を、私のミドルネームとして譲り受けたいの。だめ、でしょうか?」
「私の名前、ですか…っ?
そんな、もったいないお願いですが、私でいいんですか…?」
こんな大きな市場の中で、髪を留めるリボンを選びながらする話ではない。
「えぇ。カタリナ、私は、貴方がいいの。
私は元々この国ではないところの人間で、そこにはミドルネームの文化はなくて。もしそこに入れるなら家族の名前や祖先の方のお名前を継ぐことが多いって聞ききました。
私の事、誰よりも大事にお世話してくれて、いっぱいおしゃべりしたり、こうやってお買い物したり、時々叱ってくれたり…いつも私の本当の家族みたいに暖かくて、何度も救われました。
だから、もしお嫌じゃなかったら、お願いします。」
ちょっとやそっとの事じゃ笑顔を絶やさないマリの事が、カタリナも大好きだった。息子のように世話を焼いているハイデルを誰よりも支え、癒し、笑顔に変えるマリ。マリ自身も娘のようで可愛くて、自分の息子と娘が結婚するような不思議な感覚だからこそ、自分はハイド様に対して少し厭味ったらしく小言を言ってしまったのかもしれないなと反省する。
「嫌だなんて思う筈ないじゃありませんか…とても、とても、嬉しいです。
その時にはどうぞ、お使いください。」
目を見合わせて微笑むとお互いの目尻にはきらりと雫が光っていて、思わず店内でキャッキャと声を上げて笑ってしまった。
「でもマリ様、マリ様は私の娘と呼ぶにはちょっと大きいですから……間違えて呼ぶなら、お母さんではなくお姉ちゃんがいいですね。」
「…っはい、お姉ちゃん…っ!」
大きな網籠を持ったメイド服のカタリナと、飾り気のないワンピースを着たマリのふたりがカップルのように腕を組んでいるのは、事情を知らない物からするとだいぶ不思議な光景だったが、2人があまりに本当の姉妹のように話に花を咲かせていたので、店内では特に何か気にされることもなく、すんなりと店を後にした。
「ところでマリ様。花祭りの日、ハイデル様を驚かせたいとは思いませんか?」
カタリナはマリにお姉ちゃんと呼ばれたのがあまりに嬉しく、ハイデルを逆に驚かせる何かをこちらからも仕掛けようという悪戯心を燃やした。丁度ハイデル様は立て込んでいるし、何でも好きに買っていいと言われた魔法の財布があるから、よっぽどの物を買わなければお咎めを受けることもなさそうだ。
「……っ思います!実は、この指輪のお礼を兼ねて、私からもハイド様にも指輪を贈りたかったんですけど、なかなか内緒でお買い物に出るタイミングを作れなくて…困ってたんです。」
「じゃあ、今日が絶好のチャンスですね…!えーと、地図地図。
宝飾品店は…っと。あっ…!あそこに金銀細工の店が。」
パッと目についた金銀細工の看板の店へ二人で小走りになって進み、木製の扉をギギギと押して開く。店内にはガラスケースがたくさん並び、一つ一つ丁寧に作られたのだろうと容易に想像のできる細かな細工のジュエリーが並んでいた。
一般的な赤、青、緑だけじゃなく、黄、紫、ピンク…色とりどりの大きな宝石の付いた指輪が並ぶ中で、金色のぽってりと太い指輪が目に入る。角が一つもなく、指を入れるところの内側も外側も丸く、全ての面が艶々に磨かれている。
「そちらは純金の指輪です。宝石が入っているのは少し重いからという理由で、比較的お若い男性の方がお付けになることが多いんですよ。」
「あの……指輪の内側に、石を留めたりすることは出来ますか?例えば、私の瞳の色みたいな…」
「ちょっと失礼しますね。
あぁ…お嬢さんの瞳の色なら、似ている石がありますよ。今左手にお付けになられている石と同じ、アメジストと呼ばれる天然石です。
そちらの石ほどのクオリティではないですが、少しお待ちいただければこの場でお留めしましょう。」
やった!とカタリナと手を叩いて喜ぶ。金額を確認すると当初の予算よりもだいぶ安く、彼の財布から出さずとも、メイド時代にコツコツと溜めていたお給料で買うことが出来た。
「お渡しになるお相手の指のサイズは、どのくらいかおわかりですか?」
初老に差し掛かろうという年齢の、腰の曲がった男性は、マリの目の前のガラスケースの上に小さなトランクを置く。ふたを開けると、40から順に数字の書かれた沢山の指輪が並んでいた。
「よくわからないんですけど…多分私の親指位、です。」
「それなら、こちらかな…?」
そっと55と書かれた指輪を渡される。金色で1センチほどありそうな幅の指輪はずっしりと重い。それでも、これが彼の手に付くのが簡単に想像できる形で、試しに親指にはめてみると指に吸い付くようにするりと入った。
「わぁ…っこれ、すごい滑らか…!私、これにします。」
「わかりました、ではすぐに石をお留めしましょう。何か文字を刻むこともできますが、お入れしましょうか?」
「…はい!マインハーゼ、と。」
かしこまりましたと返事をした店主は、半刻もあれば仕上がりますから、お茶やお買い物でもされてきてはいかがですか?と教えてくれた。
せっかくなので仕上がりを纏うかと思っていたけれど、「職人だって手元を見つめられると緊張しますよ!」とカタリナに言われ、お会計を先に済ませて店を後にした。
食事をしながら待てば半刻も潰せるかな、と言いながらカフェに入った2人は、結局おしゃべりをしながらデザートまでしっかり平げ、店まで戻ったのは1刻以上後だった。内側には、マインハーゼの文字と紫色にキラキラ輝く直径3mmほどのアメジストが埋め込まれている。
大きな箱を提案されたけれど、彼のことだからきっと、プレゼントしたらずっとつけてくれるだろうなと思い、渡すまで無くさないように小さなポーチに入れてもらうことにした。
ハイデルは、明日の挙式について教会で最後の打ち合わせをするために、会場へ早く向かう必要があり、「花祭りは夜明けにはじまるから」というもっともらしい理由をつけてノイブラへと前乗りをする誘導に成功した。
前日はノイブラでのお仕事があると聞いたマリは、「以前はカタリナを連れていけなかったし、今度は一緒に…」と半分冗談で、でも一緒に見られたらいいななんて淡い期待をしながら、ハイデルへ小さな提案をした。すると、ハイデルはまるで元からその気だったんじゃないかと思ってしまうほど、すんなりと許可をしてくれた。なんなら、2~3日いるからカタリナの主人や娘、婿までも招待してしまおうと言ってきたほどだ。
「カタリナ、ごめんなさい。私の冗談であなたまでノイブラに行くことになってしまって…」
「いいんですよ、そのくらい。昔に比べたら今はだいぶ素直に我儘を言うようになりましたし、いつもツンケンしていたというのに、最近のお変わりようと言ったら…。
マリ様と出会っていなかったら、あの人はいつまでも恐ろしい宰相様だったでしょうからね。今日は思う存分、お買い物に行きましょう!」
ハイデルから、2人でのお買い物用にとお財布を預かったカタリナは、無敵だった。マリの長い髪を整えるピンに髪留め、髪紐までも素敵なものを見つけてはかごに入れていく。こんな感覚はもうしばらく忘れていたけれど、まだ幼い頃に母親と二人で、ああでもない、こうでもない、と言い合いながら買い物をしたなと思い出したところで、ふと名案が浮かんだ。
「ねぇ、カタリナ。私、貴方に一つお願いがあるの。」
「えっ、はい。なんでしょう。」
「先月、あんなに細かくドレスの採寸をしたということは、おそらくハイド様は私のウェディングドレスを…作ってくださってるって、こと、ですよね…?」
「…ええ…まぁ、そうでしょうね…。」
まぁマリ様だって女だもの、そういうことは女の勘でわかる物よね、と思いつつ、そうだとは言い切れない申し訳なさで目が泳ぐ。
前日に自分のヘマで知られてしまうわけにはいかない…どう誤魔化したものかと思いながらマリを観察しようとしたが、カタリナはすぐにその思いがどれだけ浅はかだったかと思い知ることとなる。
「それでね、私がハイド様の元へ本当に嫁ぐことになったとき、カタリナの名前を、私のミドルネームとして譲り受けたいの。だめ、でしょうか?」
「私の名前、ですか…っ?
そんな、もったいないお願いですが、私でいいんですか…?」
こんな大きな市場の中で、髪を留めるリボンを選びながらする話ではない。
「えぇ。カタリナ、私は、貴方がいいの。
私は元々この国ではないところの人間で、そこにはミドルネームの文化はなくて。もしそこに入れるなら家族の名前や祖先の方のお名前を継ぐことが多いって聞ききました。
私の事、誰よりも大事にお世話してくれて、いっぱいおしゃべりしたり、こうやってお買い物したり、時々叱ってくれたり…いつも私の本当の家族みたいに暖かくて、何度も救われました。
だから、もしお嫌じゃなかったら、お願いします。」
ちょっとやそっとの事じゃ笑顔を絶やさないマリの事が、カタリナも大好きだった。息子のように世話を焼いているハイデルを誰よりも支え、癒し、笑顔に変えるマリ。マリ自身も娘のようで可愛くて、自分の息子と娘が結婚するような不思議な感覚だからこそ、自分はハイド様に対して少し厭味ったらしく小言を言ってしまったのかもしれないなと反省する。
「嫌だなんて思う筈ないじゃありませんか…とても、とても、嬉しいです。
その時にはどうぞ、お使いください。」
目を見合わせて微笑むとお互いの目尻にはきらりと雫が光っていて、思わず店内でキャッキャと声を上げて笑ってしまった。
「でもマリ様、マリ様は私の娘と呼ぶにはちょっと大きいですから……間違えて呼ぶなら、お母さんではなくお姉ちゃんがいいですね。」
「…っはい、お姉ちゃん…っ!」
大きな網籠を持ったメイド服のカタリナと、飾り気のないワンピースを着たマリのふたりがカップルのように腕を組んでいるのは、事情を知らない物からするとだいぶ不思議な光景だったが、2人があまりに本当の姉妹のように話に花を咲かせていたので、店内では特に何か気にされることもなく、すんなりと店を後にした。
「ところでマリ様。花祭りの日、ハイデル様を驚かせたいとは思いませんか?」
カタリナはマリにお姉ちゃんと呼ばれたのがあまりに嬉しく、ハイデルを逆に驚かせる何かをこちらからも仕掛けようという悪戯心を燃やした。丁度ハイデル様は立て込んでいるし、何でも好きに買っていいと言われた魔法の財布があるから、よっぽどの物を買わなければお咎めを受けることもなさそうだ。
「……っ思います!実は、この指輪のお礼を兼ねて、私からもハイド様にも指輪を贈りたかったんですけど、なかなか内緒でお買い物に出るタイミングを作れなくて…困ってたんです。」
「じゃあ、今日が絶好のチャンスですね…!えーと、地図地図。
宝飾品店は…っと。あっ…!あそこに金銀細工の店が。」
パッと目についた金銀細工の看板の店へ二人で小走りになって進み、木製の扉をギギギと押して開く。店内にはガラスケースがたくさん並び、一つ一つ丁寧に作られたのだろうと容易に想像のできる細かな細工のジュエリーが並んでいた。
一般的な赤、青、緑だけじゃなく、黄、紫、ピンク…色とりどりの大きな宝石の付いた指輪が並ぶ中で、金色のぽってりと太い指輪が目に入る。角が一つもなく、指を入れるところの内側も外側も丸く、全ての面が艶々に磨かれている。
「そちらは純金の指輪です。宝石が入っているのは少し重いからという理由で、比較的お若い男性の方がお付けになることが多いんですよ。」
「あの……指輪の内側に、石を留めたりすることは出来ますか?例えば、私の瞳の色みたいな…」
「ちょっと失礼しますね。
あぁ…お嬢さんの瞳の色なら、似ている石がありますよ。今左手にお付けになられている石と同じ、アメジストと呼ばれる天然石です。
そちらの石ほどのクオリティではないですが、少しお待ちいただければこの場でお留めしましょう。」
やった!とカタリナと手を叩いて喜ぶ。金額を確認すると当初の予算よりもだいぶ安く、彼の財布から出さずとも、メイド時代にコツコツと溜めていたお給料で買うことが出来た。
「お渡しになるお相手の指のサイズは、どのくらいかおわかりですか?」
初老に差し掛かろうという年齢の、腰の曲がった男性は、マリの目の前のガラスケースの上に小さなトランクを置く。ふたを開けると、40から順に数字の書かれた沢山の指輪が並んでいた。
「よくわからないんですけど…多分私の親指位、です。」
「それなら、こちらかな…?」
そっと55と書かれた指輪を渡される。金色で1センチほどありそうな幅の指輪はずっしりと重い。それでも、これが彼の手に付くのが簡単に想像できる形で、試しに親指にはめてみると指に吸い付くようにするりと入った。
「わぁ…っこれ、すごい滑らか…!私、これにします。」
「わかりました、ではすぐに石をお留めしましょう。何か文字を刻むこともできますが、お入れしましょうか?」
「…はい!マインハーゼ、と。」
かしこまりましたと返事をした店主は、半刻もあれば仕上がりますから、お茶やお買い物でもされてきてはいかがですか?と教えてくれた。
せっかくなので仕上がりを纏うかと思っていたけれど、「職人だって手元を見つめられると緊張しますよ!」とカタリナに言われ、お会計を先に済ませて店を後にした。
食事をしながら待てば半刻も潰せるかな、と言いながらカフェに入った2人は、結局おしゃべりをしながらデザートまでしっかり平げ、店まで戻ったのは1刻以上後だった。内側には、マインハーゼの文字と紫色にキラキラ輝く直径3mmほどのアメジストが埋め込まれている。
大きな箱を提案されたけれど、彼のことだからきっと、プレゼントしたらずっとつけてくれるだろうなと思い、渡すまで無くさないように小さなポーチに入れてもらうことにした。
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