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特別番外編4
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目の前迄来た彼に顎をグイッと掴まれた後、突然無理矢理キスをされる。いつもみたいな優しいキスじゃなく貪る様な自分本位なキスだ。でも...
(──気持ち良い)
唇が離れて、完全に力が抜けた僕は椅子に凭れ掛かる。もう一度溜息を吐いた晴也は何も言わずに僕をお姫様抱っこし、寝室に向かって運んで行く。
「待って晴也、ご飯は...」
慌てて聞くと、冷たい表情のまま「後でいい」と返されてしまう。これ以上何を言っても意味が無いと悟り、僕は口を噤む。
怒っている、晴也。
彼がこんな風に怒っている所は普段見ないせいで余計に怖い。
目の前のこいつが知らない人間みたいに感じる。
「祐樹は分かっていないみたいだから、分からせる必要があるなって」
そう言って僕をベッドに下ろした彼は、僕の両手首を頭上にタオルで器用に固定し始める。突然縛られ、状況が分からない自分は「晴也」と必死に名前を呼ぶが、僕の声は彼に届かない。
固定を終えてにっこりと満面の笑みを浮かべた後、僕の足をグイッと左右に開脚させる。途端に僕の顔はサーッと一気に青褪めていく。
笑顔が怖いと思ったのは初めてかもしれない。目の奥が全く笑っていない。
「──今回は祐樹が悪いからね」
もう....どのくらい経ったのだろうか。
目の前で大きく突起した乳首から目を逸らす。こんな状況なのに感じてしまう自分が情けない。
晴也は、自由の効かなくなった僕の身体に触れる事なく、ただジッと肘をついた状態で僕の身体を隅々迄目視で観察している。恥ずかしい所が全て丸見えで、縛られた状態のまま何も出来ずにいる僕は、既に色んな意味で限界だった。
(──気持ち良い)
唇が離れて、完全に力が抜けた僕は椅子に凭れ掛かる。もう一度溜息を吐いた晴也は何も言わずに僕をお姫様抱っこし、寝室に向かって運んで行く。
「待って晴也、ご飯は...」
慌てて聞くと、冷たい表情のまま「後でいい」と返されてしまう。これ以上何を言っても意味が無いと悟り、僕は口を噤む。
怒っている、晴也。
彼がこんな風に怒っている所は普段見ないせいで余計に怖い。
目の前のこいつが知らない人間みたいに感じる。
「祐樹は分かっていないみたいだから、分からせる必要があるなって」
そう言って僕をベッドに下ろした彼は、僕の両手首を頭上にタオルで器用に固定し始める。突然縛られ、状況が分からない自分は「晴也」と必死に名前を呼ぶが、僕の声は彼に届かない。
固定を終えてにっこりと満面の笑みを浮かべた後、僕の足をグイッと左右に開脚させる。途端に僕の顔はサーッと一気に青褪めていく。
笑顔が怖いと思ったのは初めてかもしれない。目の奥が全く笑っていない。
「──今回は祐樹が悪いからね」
もう....どのくらい経ったのだろうか。
目の前で大きく突起した乳首から目を逸らす。こんな状況なのに感じてしまう自分が情けない。
晴也は、自由の効かなくなった僕の身体に触れる事なく、ただジッと肘をついた状態で僕の身体を隅々迄目視で観察している。恥ずかしい所が全て丸見えで、縛られた状態のまま何も出来ずにいる僕は、既に色んな意味で限界だった。
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