さよならの向こう側

よんど

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二度目の体温※

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「....ヒクヒクしてる」

ちゅぷっ、と音が鳴ったと同時に彼の指がお尻の穴に挿入されていく。

前のヒート以来の晴也の指──太くて長い彼の指が、自分じゃ届かない奥迄ねじ込まれていく。彼の指を待ち構えていたみたいに、僕の穴はぐしゃぐしゃに濡れていた。

「っあぁっ....!ゆ、ゆっくり...!んぁっ...!?」

明らかに今迄と違うピリピリとした感覚が走り、分かりやすく反応してしまう。

びっくりしてピタッと動きを止めると、彼も同じ様にキョトンとした後「ここ?」と同じ箇所を指で押してくる。

「──前立腺か。ここ、ふにっと膨らんでるでしょ?ここを撫でるともっと気持ち良くなれる」
「そ、そんなの言われても分かる訳...!やっ...あの、ちょっと待っ──てっ...?!」

そう言って何度も行ったり来たり擦ったりし始める晴也の腕に必死にしがみつき、押し寄せてくる快感と感じた事のない快感からの恐怖に耐え続ける。

もしかして今迄こいつの指で簡単にイかされていたのって──

「も、もう無理...!い...、」
「──うん。イって、祐樹」

耳元で──

低くて甘い声で囁かれ、直後身体が痙攣する。数秒間硬直した後、全身の力が抜け、そのまま晴也の腕の中で項垂れる様に体重を授ける。今...中だけじゃなくて声でイった気がする....。

ぐったりしている間も熱は瞬時に戻ってきて身体の芯は疼き続けている。

視線の先で膨らむ彼の性器を目にした時、後ろがキュッと締まり反応したのが自分でも分かってしまう。ふー...と息を深く吐いた彼が箱から一枚ゴムを取り出し、僕の両足を開き固定する。

甘ったるい空気の中、自分達の呼吸音だけが無駄に大きく聞こえる。パチンッとゴムの乾いた音が鳴って思わず見ると、大きく膨れた彼の性器にゴムがパツパツの状態で張りついている。
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