さよならの向こう側

よんど

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僕と彼の関係

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『──っ』

自分に発情している現状を目の当たりにした時、気持ちとは裏腹に身体は悦んでいた。退けようと必死に支えていた手も呆気なく固定され、制服のズボンを脱がされる。

抵抗する力が無くなっていき、僕はされるがままにうつ伏せの状態でボーッと奥教室内の窓の外を眺めていた。チッ、チッ、と時計の秒針が進んでいく音と彼の荒い呼吸音だけが室内に響き続ける。

ぴちゃ、と水音が聞こえた時、振り返ると彼は自身の性器をゆっくりと中に押し込んでいた。ゴムを付けずに突っ込まれているのを見た僕は慌てて『おい、ゴムくらい付けろよ』とこいつの頭をわしゃっと崩す。顔を上げた彼は獣の様な視線を向けた後、勢いよく奥の方に打ちつけた。

『~っ....!っは──』

途端に身体が勢いよく反り、みっともないかすれた声が喉奥から飛び出てくる。ゴムを付けていないならこのままじゃ妊娠のリスクも出てしまう。ていうかそもそもの話、僕は童貞でもある上に処女なんだけど...

(....まぁ、別にいいか。使予定なかったし)

ここまでくると無の境地に達していた。

だらんと床に這い蹲る様に伏せたまま抵抗しない僕の様子を見たのにも関わらず、彼は遠慮なく腰を振っていく。押し寄せてくる快感に目を閉じ、これさえ終われば解放されると言い聞かせ、我慢を続ける。そして何回されたか分からなくなるくらい意識が遠のき始めた時、ようやく行為は終わった。

運が良かったのは彼が達する直前に少しだけ我に返り、性器を外に出して放った事。不幸中の幸いか。

そう思って身体を動かそうとしたその時。
ふと、うなじ辺りに生温かい感触が走った。なぞる様にツー...と舌を這わせ、あまりのくすぐったさに変な声が出てしまう。
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